地本申6号コーナー

信越本線420Mパンタグラフ破損に関する申し入れ

最終更新日 2015年9月6日


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  ■ 申6号 信越本線420Mパンタグラフ破損に関する申し入れ

2015年2月3日申し入れ

 平成26年12月25日信越本線新潟駅〜上沼垂信号場間にて420Mのパンタグラフが破損するという事象が発生しました。この事象により信越本線や白新線は当日4時間以上にわたり不通となりました。また白新線などからの直通運転や、き電停止による影響を受けて越後線もストップし、新潟駅及び各路線各駅は大混乱し多くのお客さまにご迷惑をお掛けする事態となりました。 

 多くの社員が勤務している新潟30km圏内で復旧までに長時間を要している結果を鑑みて、そこから何を学び、活かしていくかが地域の皆さまから問われていると認識しています。更には、これまでの効率化優先の経営判断により、異常時に迅速に対応することが難しい現象を作りだしているのではないかと危惧しているところです。 

 今事象を踏まえ問題点を確定し、労使で認識の一致を図る必要があると認識しています。よって、下記の通り申し入れますので、誠意ある回答を要請します。


  1. 今事象の原因と再発防止策を明らかにすること。
  2. 事象発生から復旧まで時間を要した原因と今後の対策を明らかにすること。
  3. 無人駅に対する放送案内等について、具体的な考え方を明らかにすること。
  4. 今事象における新潟駅キャビンのサポート体制を検証し明らかにすること。
  5. 今事象に限らずパンタグラフの故障が多く発生している。今後の対策を明らかにすること。

以上

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  ■ 団体交渉の日程が決定!

  ★ 2015年 8月31日 10時00分より団体交渉を行います

  

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  ■ 団体交渉を終了!

  ★ 2015年 8月31日 10時00分より団体交渉を行いました

  

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  ■ 支社側の回答及び見解

  1. 今事象の原因と再発防止策を明らかにすること。

    回答: 切断したパンタグラフ舟体の状況から推定される原因として、架線とパンタグラフが離線したためアークが発生し、舟体及びスリ板が溶損した。その後の走行によってスリ板に段摩耗が発生したため舟体が折損し、パンタグラフの破損に至ったと考えられる。     
     対策として、当該115系のパンタグラフのスリ板の状態について一斉点検を行うとともに、運転士などによるパンタグラフの異常、アーク発生情報によるパンタグラフの点検強化を行った。

  2. 事象発生から復旧まで時間を要した原因と今後の対策を明らかにすること。

    回答: 関係個所へ一斉放送・メールにて情報発信を行ったが、発生位置などの情報が詳細でなかったことにより、現場到着に時間を要したことが主たる原因である。     
     対策として、タブレット端末におけるGPS機能の活用を行う。

  3. 無人駅に対する放送案内等について、具体的な考え方を明らかにすること。

    回答:無人駅の放送案内については、列車遅延情報システムにて行うことが基本となる。

  4. 今事象における新潟駅キャビンのサポート体制を検証し明らかにすること。

    回答: 本事象発生に伴い、新潟駅キャビンでは非番者による超勤対応のほか、当日の出勤者の緊急呼び出しを行い対応した。また、お客さま案内では、駅総体で対応を行ったほか企画部門社員の助勢を行った。

  5. 今事象に限らずパンタグラフの故障が多く発生している。今後の対策を明らかにすること。

    回答: 仕業検査施行時に屋根上でパンタグラフの点検を実施するとともに、段摩耗の防止対策として、パンタグラフのカーボンスリ板仕様への変更を検討している。

  

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