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■ 申12号 E129系導入に伴うワンマン運転の拡大(信越本線・上越線)に関する第一次申し入れ 2015年6月26日申し入れ |
標題について、新潟支社経営計画2015で『ワンマン運転の拡大(信越本線・上越線)』が示されました。現場説明会においても『ワンマン運転の拡大』が全社員に示されましたが、多くの社員からの質問に対しては『詳細不明』とするだけで、現場に不安と混乱を招く結果となりました。 信越本線、上越線は災害線区であり、線区の特徴から必要となる長大トンネルにおける列車火災時の対応や津波対策等、ハード、ソフト両面において未だ整備及び訓練等がされていません。また連絡手段である無線機の難聴区間や携帯電話の圏外区間も多く、異常時等を想定して対策を講じなければワンマン運転の拡大など実現出来ないとの認識です。特に上越線では首都圏からのSuicaでの乗り入れや不正乗車が多く、旅客対応などの観点から、車掌の存在が車内秩序の維持や精算補助、異常時対応に大きな役割を果たしている現状です。 また、新潟支社管内のほとんどの駅が無人駅であり、旅客対応等で運転士の負担が多くなるワンマン運転の拡大は安全問題に直結することから、課題克服が先決であると考えます。 現在、ワンマン運転の拡大が目的と思われるITVの設置計画や、ワンマンミラーの諸設備工事は日を追うごとに進められる一方で、現場社員には一切の説明がありません。 現場実態を置き去りにした施策の実施は、安全安定輸送やお客さまに対するサービスへ直接影響を与えることであり、この間、繰り返し労使で認識の一致を図ってきたところです。 従いまして、社員の不安を解消すると共に施策の一人歩きをさせないために下記の通り申し入れますので、新潟支社の誠意ある回答を要請します。 記
以上 |