地本申7号コーナー

2015年度「システムチェンジ・コストダウン計画」(ダイヤ改正)

及びE129系増投入に伴うワンマン運転の拡大(上越線・信越本線)に関する第三次申し入れ

最終更新日 2016年 7月25日


→地本団体交渉コーナーへもどる

  ■ 申7号 2015年度「システムチェンジ・コストダウン計画」(ダイヤ改正)及びE129系増投入に伴うワンマン運転の拡大(上越線・信越本線)に関する第三次申し入れ

2016年 1月18日申し入れ

 2015年12月10日にダイヤ改正の提案を受けました。

 2016年3月ダイヤ改正では北海道新幹線・新青森〜新函館北斗間開業という2年連続の新幹線網拡大が柱となっています。これによって国民の流動性が高まる事を通して地方創生に資することが社会から注目され、当社への期待はダイヤ改正を目前として日々高まっています。ダイヤ改正という新たな商品の提供としては大規模な施策であり輸送品質の向上や収入の確保を担う社員にも細心の準備が求められていると認識しています。

 一方で新潟支社においては、E129系の増投入に伴う上越線・信越本線のワンマン運転の実施による輸送体制の見直しがメインとなるダイヤ改正であり、特に複線区間における長距離、長時間ワンマンは初めての試みで、施策実施と同時に安全安定輸送が揺らぐ事態を避ける為に万全な体制で迎えなければなりません。

 2015年ダイヤ改正を検証する中で浮き彫りとなった課題を労使共通の認識で改善してきたように、来る3月ダイヤ改正を現場第一線で担う社員の立場に立ち更なる輸送品質とサービス品質を向上させるべく施策実施を前提とし、現段階において明らかとなっている課題を早急に克服することが重要です。

 従って、下記の通り申し入れますので新潟支社の誠意ある回答を2月15日までに書面にて要請します。


【ダイヤ改正及び諸要求について】

  1. 各現場におけるダイヤ改正プロジェクトの定着状況及び課題を明らかにすること。
  2. 今年度実績の波動数(出面人工)を明らかにすること。また乗務員は出張、研修、免除及び変形を考慮した波動要員を配置すること。
  3. 各職場の指導担当PT1を標準数に組み込むこと。また、長岡運輸区運転士指導担当にワンマン教育対応の為にPT1を配置すること。
  4. 上越線における臨時行路乗務の際、長岡運輸区運転士・車掌に水上〜高崎間を乗務させずに水上駅で乗り継ぎとすること。
  5. SL回送における非常停止解消のため、新潟駅3番線の誤出発地上子を移設すること。また、移設までの間は新潟駅到着時4停目に停車させ、その後駅員の誘導にて所定停目まで移動させること。
  6. 長岡運輸区C行路枝番の「必要の都度」を明らかにすること。また、C8008ー1の1740M〜8740M〜1747Mは臨行路とし、波動要員を1名増とすること。
  7. 通勤通学列車である1324M、1741M、1743M、1745MをE129系ワンマン運転からE129系ツーマン運転にすること。
  8. 前項の列車以外であっても慢性的な混雑が発生した場合や試験、大会、冬期上越国際スキー場前駅の多客対応、祭り、花火大会等のイベントにおいて混雑が予想される場合は、ワンマン運転指定解除を行うこと。
  9. E129系のパンタグラフ上昇に伴う緩衝をなくすこと。
  10. E129系の運転士側、助手側の鎖鍵設備について旅客が扱えないよう改善すること。
  11. E129系ワンマン運転時、自車駅到着前に運賃箱の金券投入口の蓋が開かないよう改修すること。
  12. ET127系の運賃箱をスライド式に変更すること。
  13. 上越線、信越本線の停目を2、4、6停目に統一すること。
  14. 無人駅にお客様案内用のディスプレイを設置すること。
  15. 直江津運転センターの休養管理室の布団を暖かい物と交換すること。また、冬期間はエアコン「入」定位とすること。
  16. 長岡車両センターの休養管理室の布団を暖かい物と交換すること。
  17. 直江津運転センターの女性用休養管理室を増設すること。
  18. 只見線の通信設備を万全とすること。
  19. ワンマン列車をご利用する視覚障がい者のお客様対応について明らかにすること。
  20. ワンマン運転拡大に伴う運輸局への説明内容及び指摘事項について明らかにすること。
  21. 自区以外での運転士見習い発令があるのか明らかにすること。
  22. E129系全編成にマジックハンドを搭載すること。
  23. 701系、キハ110系、E120形、E127系(ET127系)及びE129系において、一時的に運転台を離れる際には手歯止め装着を省略し、非常ブレーキのみの取り扱いとすること。また、書面にて周知を行うこと。
  24. 車内嘔吐物における乗務員の取扱いについて現行の考え方を明らかにし、周知すること。
  25. 区所以外の宿泊地における折り返し発点呼はタブレットのフェイスタイムで行い、対面点呼を廃止すること。
  26. 支社内無人駅及び業務委託駅で、お客さまが列車遅延の際問い合わせるテレスピをサポートセンターで対応できるように拡充し、サービス品質の向上を図ること。
  27. 上越妙高駅の改・出9H −2を交代2の泊まり勤務とし、営業の要員を1名増とすること。

【現行のワンマン運転について】

  1. ワンマン運転導入当初の議論経過を明らかにすること。
  2. ワンマン運転における運転士の注意力、集中力の限界について見解を明らかにすること。
  3. 鉄道運転事故発生時における併発事故防止及び車内対応について見解を明らかにすること。
  4. ワンマン列車運転に関わる全ての社員に津波対応教育訓練及びトンネル火災対応教育訓練を行うこと。
  5. 新潟総合訓練センターの定期訓練において、ワンマン運転の異常時訓練を行うこと。
  6. ワンマン運転時、運転士による走行中の放送案内はさせないこと。
  7. 車内秩序の維持に対する考え方を明らかにすること。
  8. 運転席から見たワンマンミラー及び車内ミラーの確認範囲を明らかにすること。
  9. 全ての駅のワンマンミラーを月1回以上定期的に清掃すること。また、運転士の申告に対し、直ちに対応すること。
  10. お客さまへのサービス維持のために、運転士への接客マナー、営業知識の維持、向上の為の教育、訓練を定期的に行うこと。
  11. ワンマン支援装置及びワンマン支援システムが故障した場合の取扱いについて教育、訓練を行うこと。
  12. ワンマン列車到着前の放送は、時間帯に合った案内放送にROMを改修すること。
  13. E129系全編成に運転中は接客できない旨のステッカーをお客さまの認識し易い位置に貼ること。
  14. ワンマン運転時、忘れ物の取り扱いを明らかにすること。また、駅等に届ける際に発生する運転士の超勤の取り扱いについて明らかにすること。
  15. ワンマン列車終着駅到着時、入区時の降車確認、車内見回り及びドア閉め等の取り扱いを明らかにすること。
  16. ワンマン列車の乗車率の把握方法を明らかにすること。
  17. さつき野駅下り線・荻川駅下り線のワンマン停目を上り階段手前に移設すること。
  18. 信越本線さつき野駅上り線、荻川駅上り線、羽越本線中条駅上り本線、越後線内野駅裏1番線新潟方のワンマン停目を上部に移設し、ワンマンミラーに映り込まないようにすること。
  19. 亀田駅下り線のワンマン停目を20m新津方に移設すること。
  20. 羽越本線京ヶ瀬駅本線、神山駅、月岡駅本線、中浦駅及び白新線早通駅本線のホームの照明を明るくし、後部確認が容易にできるようにすること。
  21. 新潟支社管内の自車駅扱いとなる駅にワンマン乗車口案内をホームに表示すること。

【ワンマン運転区間拡大について】

  1. 次の駅ホーム照明を明るいものとし、設備の改修まで7時以前と17時以降のワンマン運転は行わないこと。

      信越線

        上り 越後岩塚・塚山・長鳥・安田・米山・潟町

        下り 直江津・黒井・犀潟・土底浜・潟町・上下浜・柿崎・米山・笠島・青海川・鯨波・柏崎・茨目・安田・越後広田・長鳥・塚山・越後岩塚・前川・宮内3番線

      上越線

        上り 八色・六日町・上越国際スキー場前・大沢・越後湯沢

        下り 大沢・浦佐・小出・北堀之内・越後滝谷

  2. 石打駅留置3番線に誘導信号機を設置し、全編成を庫内留置とすること。
  3. 越後湯沢駅1番線の旧運転室脇の詰所を、長岡運輸区の管理とし、乗務員乗り継ぎ詰所として整備すること。
  4. E129系ワンマン運転の試運転にて上越線、信越本線の多くの駅でワンマン停目並びにワンマンミラーの不具合が発生している原因を明らかにすること。
  5. 直江津駅発の下り列車に対する5、6番線のワンマンミラーを車両よりに移設し、運転席から確認出来るようにすること。
  6. 鯨波〜柿崎間各駅のワンマンミラーの潮対策を明らかにすること。
  7. 長岡駅4、5番線のワンマン停目及びワンマンミラーを3番線と同様な位置に移設すること。
  8. 宮内駅3番線のワンマン停目及びワンマンミラーを4、5番線と同様な位置に移設すること。
  9. 六日町駅上りホームのワンマン停目及びワンマンミラーを20m五日町方へ移設すること。
  10. 列車遅延情報システムで「次の列車はワンマンカー」である旨の放送が流れるように改修すること。
  11. 信越本線(長岡〜直江津間)及び上越線(長岡〜越後中里間)のワンマン運転となる全ての列車と自車駅扱いとなる全ての駅に平成29年3月31日まで乗車指導のための社員を配置すること。
  12. 上越線(長岡〜越後中里間)及び信越線(長岡〜直江津間)の全ての駅に簡易スイカ改札機及び簡易券売機を設置すること。
  13. ワンマン運転時の事前連絡の無い車イスのお客さま対応について明らかにすると共にその内容についてお客さまに幅広く周知すること。
  14. 冬期、上越国際スキー場前駅に案内係員を常に配置すること。
  15. 冬期の水上延長運転時に、車掌は長岡からの乗務とし、ツーマン運転とすること。
  16. 輸送混乱時も含めワンマン運転時、上越線は越後中里駅若しくは越後湯沢駅にて、信越線は直江津駅にて必ず乗り継ぎとし、折り返し連続乗務させないこと。また、ダイヤ改正毎の約束事として引継ぎを徹底すること。
  17. お客さまに正しく切符を買っていただくために無人駅における特別改札を定期的に実施すること。
  18. 異常時の際、直ちに現場に関係社員を派遣する体制を構築すること。
  19. E129系及びE653系の車両部品を長岡車両センター、直江津運転センターに配備すること。また、異常時対応出来るように車両教育も行うこと。
  20. ワンマン試運転時に発生した諸問題は全て解決すること。
  21. 運賃箱の金庫セット及びつり銭補充管理駅を明らかにすること。
  22. 六日町、小出、越後川口、宮内、犀潟の各業務委託駅に乗換案内用の電光掲示版設置すること。

    以上

→地本団体交渉コーナーへもどる

  ■ 団体交渉の日程が決定!

  ★ 2016年 2月17日 10時00分より団体交渉を行います

→地本団体交渉コーナーへもどる

  ■ 団体交渉を終了!

  ★ 2016年 2月17日 10時00分より団体交渉を行いました

→地本団体交渉コーナーへもどる

  ■ 支社側の回答及び見解

【ダイヤ改正及び諸要求について】

  1. 各現場におけるダイヤ改正プロジェクトの定着状況及び課題を明らかにすること。

    回答:ダイヤ改正については、各運輸区が効率的な行路を関係個所と打ち合わせを行いながら進めている。

  2. 今年度実績の波動数(出面人工)を明らかにすること。また乗務員は出張、研修、免除及び変形を考慮した波動要員を配置すること。

    回答:業務遂行に必要な要員は確保しているところである。

  3. 各職場の指導担当PT1を標準数に組み込むこと。また、長岡運輸区運転士指導担当にワンマン教育対応の為にPT1を配置すること。

    回答:業務遂行に必要な要員は確保しているところである。

  4. 上越線における臨時行路乗務の際、長岡運輸区運転士・車掌に水上〜高崎間を乗務させずに水上駅で乗り継ぎとすること。

    回答:上越線の臨時行路については、会社全体の効率的な乗務員運用を検討していくことで考えている。

  5. SL回送における非常停止解消のため、新潟駅3番線の誤出発地上子を移設すること。また、移設までの間は新潟駅到着時4停目に停車させ、その後駅員の誘導にて所定停目まで移動させること。

    回答:非常停止解消のため、誤出発地上子設備の改良を検討しているところである。

  6. 長岡運輸区C行路枝番の「必要の都度」を明らかにすること。また、C8008ー1の1740M〜8740M〜1747Mは臨行路とし、波動要員を1名増とすること。

    回答: 行路については、8740M運転時にC8008−1ダイヤとして運転することとなる。

  7. 通勤通学列車である1324M、1741M、1743M、1745MをE129系ワンマン運転からE129系ツーマン運転にすること。

    回答:ワンマン運転で対応できることから、案どおりとする。

  8. 前項の列車以外であっても慢性的な混雑が発生した場合や試験、大会、冬期上越国際スキー場前駅の多客対応、祭り、花火大会等のイベントにおいて混雑が予想される場合は、ワンマン運転指定解除を行うこと。

    回答:混雑が予想される大規模イベントなどがあれば、都度検討することとなる。

  9. E129系のパンタグラフ上昇に伴う緩衝をなくすこと。

    回答: E129系のパンタグラフ上昇について緩慢であることから、現在メーカーと検討を行っているところである。

  10. E129系の運転士側、助手側の鎖鍵設備について旅客が扱えないよう改善すること。

    回答: E129系における鎖錠設備については、現在メーカーと検討を行っているところである。

  11. E129系ワンマン運転時、自車駅到着前に運賃箱の金券投入口の蓋が開かないよう改修すること。

    回答: E129系の運賃箱については、現行の取り扱いで対応することで考えている。

  12. ET127系の運賃箱をスライド式に変更すること。

    回答:えちごトキめき鉄道(株)で決定することとなる。

  13. 上越線、信越本線の停目を2、4、6停目に統一すること。

    回答:停目については、お客さまの動線や地上設備などを考慮した中で検討を行っていく。

  14. 無人駅にお客様案内用のディスプレイを設置すること。

    回答:現時点で無人駅にお客さま案内用のディスプレイを設置する計画はない。

  15. 直江津運転センターの休養管理室の布団を暖かい物と交換すること。また、冬期間はエアコン「入」定位とすること。

    回答:えちごトキめき鉄道(株)の仕様で対応することとなるが、必要な要請は行っていく。

  16. 長岡車両センターの休養管理室の布団を暖かい物と交換すること。

    回答: 寝具類の交換については、箇所の要求に基づき検討を行うこととなる。

  17. 直江津運転センターの女性用休養管理室を増設すること。

    回答: えちごトキめき鉄道(株)で決定することとなる。

  18. 只見線の通信設備を万全とすること。

    回答:只見線においては衛星電話、沿線電話及び列車無線等での対応となる。

  19. ワンマン列車をご利用する視覚障がい者のお客様対応について明らかにすること。

    回答: お客さまの状況に応じて対応することとなる。

  20. ワンマン運転拡大に伴う運輸局への説明内容及び指摘事項について明らかにすること。

    回答:ワンマン運転の拡大に伴い、運輸局に対しては必要な説明を行ってきたところである。

  21. 自区以外での運転士見習い発令があるのか明らかにすること。

    回答:社員の運用については、任用の基準に基づき取り扱うこととなる。

  22. E129系全編成にマジックハンドを搭載すること。

    回答:現時点で、E129系にマジックハンドを置くことは考えていない。

  23. 701系、キハ110系、E120形、E127系(ET127系)及びE129系において、一時的に運転台を離れる際には手歯止め装着を省略し、非常ブレーキのみの取り扱いとすること。また、書面にて周知を行うこと。

    回答:乗務員室を離れるときは、基本的に転動防止手配等の取り扱いを行うこととなる。

  24. 車内嘔吐物における乗務員の取扱いについて現行の考え方を明らかにし、周知すること。

    回答:車内嘔吐物の対応については、新潟支社危機管理本部指示第N−56号により対応することになる。

  25. 区所以外の宿泊地における折り返し発点呼はタブレットのフェイスタイムで行い、対面点呼を廃止すること。

    回答: 宿泊地における折り返し発点呼は対面点呼が基本となることから、現時点で対面点呼を廃止することは考えていない。

  26. 支社内無人駅及び業務委託駅で、お客さまが列車遅延の際問い合わせるテレスピをサポートセンターで対応できるように拡充し、サービス品質の向上を図ること。

    回答:列車の遅延放送については、基本的には列車遅延情報システムに行うことで考えている。

  27. 上越妙高駅の改・出9H −2を交代2の泊まり勤務とし、営業の要員を1名増とすること。

    回答: 上越妙高駅の作業ダイヤについては、列車本数や窓口営業時間を考慮して設定してあり、現時点で日勤勤務から泊勤務への変更は考えていない。なお、車いすなどの波動部分についてはこれまでどおり駅総体で対応することで考えている。

【現行のワンマン運転について】

  1. ワンマン運転導入当初の議論経過を明らかにすること。

    回答:ワンマン運転については、会社の経営基盤強化と地域における輸送サービスの維持向上のため、線区の特情、お客さまの利用状況及び使用車両などを考慮して実施しているものである。

  2. ワンマン運転における運転士の注意力、集中力の限界について見解を明らかにすること。

    回答:ワンマン運転の行路については、個々の線区の状況等を踏まえた上で作成しているところである。

  3. 鉄道運転事故発生時における併発事故防止及び車内対応について見解を明らかにすること。

    回答:鉄道運転事故発生時における併発事故防止は、異常時運転取扱い手引きに則り対応することとなる。

  4. ワンマン列車運転に関わる全ての社員に津波対応教育訓練及びトンネル火災対応教育訓練を行うこと。

    回答:津波やトンネル内火災に対する教育・訓練は支社、地区、現場等で実施しているところであり、今後も継続して行っていく。

  5. 新潟総合訓練センターの定期訓練において、ワンマン運転の異常時訓練を行うこと。

    回答:総合訓練センターで行う訓練については、ワンマン運転に関する訓練にも対応できるようカリキュラムの見直しや設備の改修等を検討しているところである。

  6. ワンマン運転時、運転士による走行中の放送案内はさせないこと。

    回答:お客さまに必要な案内放送を行うことで考えている。

  7. 車内秩序の維持に対する考え方を明らかにすること。

    回答:ワンマン運転の車内秩序保持については、乗務員が行うこととなる。

  8. 運転席から見たワンマンミラー及び車内ミラーの確認範囲を明らかにすること。

    回答:運転士は、「室内ミラー」「ワンマンミラー」を使用し後方及び側面の安全確認を行い、必要により目視で安全確認を行う。

  9. 全ての駅のワンマンミラーを月1回以上定期的に清掃すること。また、運転士の申告に対し、直ちに対応すること。

    回答:ワンマンミラーの清掃等については、必要の都度対応しているところである。    
    なお、信越本線柏崎〜黒井間のワンマンミラーについては、潮風等により汚れる可能性が高いことから、駅舎清掃に付帯して定期的に清掃することを検討している。

  10. お客さまへのサービス維持のために、運転士への接客マナー、営業知識の維持、向上の為の教育、訓練を定期的に行うこと。

    回答:運転士の教育について、サービス研修を年1回実施しているところである。

  11. ワンマン支援装置及びワンマン支援システムが故障した場合の取扱いについて教育、訓練を行うこと。

    回答:ワンマン訓練において支援装置が故障した場合の取り扱いを実施しているところである。

  12. ワンマン列車到着前の放送は、時間帯に合った案内放送にROMを改修すること。

    回答:現時点で案内放送の改修計画はない。

  13. E129系全編成に運転中は接客できない旨のステッカーをお客さまの認識し易い位置に貼ること。

    回答:運転中の接客対応について、ステッカーを貼ることで検討を行っているところである。

  14. ワンマン運転時、忘れ物の取り扱いを明らかにすること。また、駅等に届ける際に発生する運転士の超勤の取り扱いについて明らかにすること。

    回答:忘れ物の取り扱いについては、現行どおりとする。

  15. ワンマン列車終着駅到着時、入区時の降車確認、車内見回り及びドア閉め等の取り扱いを明らかにすること。

    回答:終着駅における運転取扱い等について(連絡)平成24年10月29日 新支運企第402号の内容で行うこととなる。

  16. ワンマン列車の乗車率の把握方法を明らかにすること。

    回答:支社社員により全線交通量調査を実施して把握を行っている。

  17. さつき野駅下り線・荻川駅下り線のワンマン停目を上り階段手前に移設すること。

    回答:ワンマン停目については、お客さまの動線や地上設備などを勘案して設置しているため、現時点の移設は困難である。

  18. 信越本線さつき野駅上り線、荻川駅上り線、羽越本線中条駅上り本線、越後線内野駅裏1番線新潟方のワンマン停目を上部に移設し、ワンマンミラーに映り込まないようにすること。

    回答:ワンマンミラーの調整は順次行っているところである。

  19. 亀田駅下り線のワンマン停目を20m新津方に移設すること。

    回答:ワンマン停目については、お客さまの動線や地上設備などを勘案して設置しているため、現時点の移設は困難である。

  20. 羽越本線京ヶ瀬駅本線、神山駅、月岡駅本線、中浦駅及び白新線早通駅本線のホームの照明を明るくし、後部確認が容易にできるようにすること。

    回答:現行の駅ホーム照明で対応できると考えている。

  21. 新潟支社管内の自車駅扱いとなる駅にワンマン乗車口案内をホームに表示すること。

    回答:ワンマン列車乗車口案内については、今回拡大となる対象箇所に順次整備する計画である。

【ワンマン運転区間拡大について】

  1. 次の駅ホーム照明を明るいものとし、設備の改修まで7時以前と17時以降のワンマン運転は行わないこと。

      信越線

        上り 越後岩塚・塚山・長鳥・安田・米山・潟町

        下り 直江津・黒井・犀潟・土底浜・潟町・上下浜・柿崎・米山・笠島・青海川・鯨波・柏崎・茨目・安田・越後広田・長鳥・塚山・越後岩塚・前川・宮内3番線

      上越線

        上り 八色・六日町・上越国際スキー場前・大沢・越後湯沢

        下り 大沢・浦佐・小出・北堀之内・越後滝谷

    回答:各駅の状況を調査し、必要な改善を行っていく事で考えている。

  2. 石打駅留置3番線に誘導信号機を設置し、全編成を庫内留置とすること。

    回答:支社内の設備投資の優先順位を勘案しながら検討することとなる。

  3. 越後湯沢駅1番線の旧運転室脇の詰所を、長岡運輸区の管理とし、乗務員乗り継ぎ詰所として整備すること。

    回答:越後湯沢駅の旧運転室脇のスペースは、列車遅延の際に一時的な待機場所として便宜的に使用しているところであり、乗継詰所として整備する考えはない。

  4. E129系ワンマン運転の試運転にて上越線、信越本線の多くの駅でワンマン停目並びにワンマンミラーの不具合が発生している原因を明らかにすること。

    回答:各駅の状況を確認し、必要な調整を行っていくことで考えている。

  5. 直江津駅発の下り列車に対する5、6番線のワンマンミラーを車両よりに移設し、運転席から確認出来るようにすること。

    回答:えちごトキめき鉄道(株)で決定することとなる。

  6. 鯨波〜柿崎間各駅のワンマンミラーの潮対策を明らかにすること。

    回答:ワンマンミラーの清掃等については、必要の都度対応しているところである。    なお、信越本線柏崎〜黒井間のワンマンミラーについては、潮風等により汚れる可能性が高いことから、駅舎清掃に付帯して定期的に清掃することを検討している。

  7. 長岡駅4、5番線のワンマン停目及びワンマンミラーを3番線と同様な位置に移設すること。

    回答:ワンマン停目及びワンマンミラーについては、お客さまの流動や地上設備を勘案して設置しているため、現時点での移設は困難である。

  8. 宮内駅3番線のワンマン停目及びワンマンミラーを4、5番線と同様な位置に移設すること。

    回答:ワンマン停目及びワンマンミラーについては、お客さまの流動や地上設備を勘案して設置しているため、現時点での移設は困難である。

  9. 六日町駅上りホームのワンマン停目及びワンマンミラーを20m五日町方へ移設すること。

    回答:ワンマン停目及びワンマンミラーについては、お客さまの流動や地上設備を勘案して設置しているため、現時点での移設は困難である。

  10. 列車遅延情報システムで「次の列車はワンマンカー」である旨の放送が流れるように改修すること。

    回答:列車遅延情報システムを活用して「ワンマンカー」である旨をお知らせするためには、音源の新設等のシステム改修に大規模な設備投資が必要となることから、支社内の優先順位を勘案しながら検討することとなる。

  11. 信越本線(長岡〜直江津間)及び上越線(長岡〜越後中里間)のワンマン運転となる全ての列車と自車駅扱いとなる全ての駅に平成29年3月31日まで乗車指導のための社員を配置すること。

    回答:ワンマン運転拡大に伴うお客さまへの案内・周知については、駅頭掲示や支社HPを活用して行うほか、関係する学校や自治体に対する説明等も行う計画である。ワンマン運転開始後の乗車指導についても、各系統で連携し、必要により列車内での巡回指導等を実施する考えである。

  12. 上越線(長岡〜越後中里間)及び信越線(長岡〜直江津間)の全ての駅に簡易スイカ改札機及び簡易券売機を設置すること。

    回答:簡易Suica改札機の設置については、お客さまのご利用状況や投資効果等を総合的に勘案して決定していくこととなる。なお、簡易券売機については必要に応じて設置しているところである。

  13. ワンマン運転時の事前連絡の無い車イスのお客さま対応について明らかにすると共にその内容についてお客さまに幅広く周知すること。

    回答:他のワンマン線区同様に、状況に応じて対応することとなる。

  14. 冬期、上越国際スキー場前駅に案内係員を常に配置すること。

    回答:現時点で上越国際スキー場前駅に案内係員を配置する考えはない。

  15. 冬期の水上延長運転時に、車掌は長岡からの乗務とし、ツーマン運転とすること。

    回答:冬期の水上延長運転列車(8740M、8744M)は、長岡からツーマン運転で検討しているところである。

  16. 輸送混乱時も含めワンマン運転時、上越線は越後中里駅若しくは越後湯沢駅にて、信越線は直江津駅にて必ず乗り継ぎとし、折り返し連続乗務させないこと。また、ダイヤ改正毎の約束事として引継ぎを徹底すること。

    回答:異常時についてはその都度、状況を把握した中で対応することとなる。    
    なお、乗務員行路については、労働条件に関する協約及び乗務割交番作成規定に則り取り扱うこととなる。

  17. お客さまに正しく切符を買っていただくために無人駅における特別改札を定期的に実施すること。

    回答:必要により乗車指導を行うことで考えている。

  18. 異常時の際、直ちに現場に関係社員を派遣する体制を構築すること。

    回答:異常時発生の際は、旅客一斉放送、業務用携帯メール、各指令への連絡により情報を速やかに発信している他、状況により駅業務や地区への出動を要請している。

  19. E129系及びE653系の車両部品を長岡車両センター、直江津運転センターに配備すること。また、異常時対応出来るように車両教育も行うこと。

    回答:E129系及びE653系の主な車両部品については長岡車両センターに配備しているところである。直江津運転センターへの車両部品配置については、必要によりえちごトキめき鉄道(株)と検討することで考えている。

  20. ワンマン試運転時に発生した諸問題は全て解決すること。

    回答:必要な対応は行っていく考えである。

  21. 運賃箱の金庫セット及びつり銭補充管理駅を明らかにすること。

    回答:収入金の取り扱いについては、関係個所と調整をおこなっているところである。

  22. 六日町、小出、越後川口、宮内、犀潟の各業務委託駅に乗換案内用の電光掲示版設置すること。

    回答:乗換駅には、改札付近に加えて、ホームにも掲出用時刻表を掲出しているところであり、お客さまには必要な情報提供ができていると考えていることから、現時点では電光掲示板の設置の考えていない。

→地本団体交渉コーナーへもどる

  ■ 団体交渉のポイント

  

◆ 要求項目:各現場におけるダイヤ改正プロジェクトの定着状況及び課題を明らかにすること。

  • 現場社員の声を極力取り入れるように言ってある。現場がやりやすいように支社として画一的な指導はしない。今までに課題は無い。

◆ 要求項目:今年度実績の波動数(出面人工)を明らかにすること。また乗務員は出張、研修、免除及び変形を考慮した波動要員を配置すること

  • 変形、出張、免除、研修は波動算出の計算には入っていない。あくまで臨時列車の昨年実績と今後の見通しから算出している。
  • 年休は標準数の算定要素に入っている。
  • 研修や出張の実績で要員を増やす考えはどの系統でも無い。

◆ 要求項目:各職場の指導担当PT1を標準数に組み込むこと。また、長岡運輸区運転士指導担当にワンマン教育対応の為にPT1を配置すること。

  • 直江津運輸区廃止の受け入れに伴う1年限定のPTは線見等も終了し、限定行路も解除したことから無くす。
  • 長岡からはワンマン転換等もあり残す要望が来ているため検討している。一人平均年間超勤280時間は昨年転勤者対応で忙しかった。それだけで標準数を見直す考えはない。本線乗務員の余力を活用した指導員の補佐等でやっていく。

◆ 要求項目:上越線における臨時行路乗務の際、長岡運輸区運転士・車掌に水上〜高崎間を乗務させずに水上駅で乗り継ぎとすること。

  • 水上分離で高崎支社と調整している。

◆ 要求項目:SL回送における非常停止解消のため、新潟駅3番線の誤出発地上子を移設すること。また、移設までの間は新潟駅到着時4停目に停車させ、その後駅員の誘導にて所定停目まで移動させること。

  • 誤出発地上子のタイマー調整を行う。運行開始には間に合わないが5月中にやる。それまでの間、停止後の操車による誘導は考えていない。
  • 長岡運輸区の運転士が頑張ると言ってくれている。

◆ 要求項目:長岡運輸区C行路枝番の「必要の都度」を明らかにすること。また、C8008ー1の1740M〜8740M〜1747Mは臨行路とし、波動要員を1名増とすること。

  • 頻繁にある冬季ダイヤの設定を基本に組み込んだ。枝番に組み込む場合であっても平均7:10を超えてはならない。運転士もできるようであれば組み込む可能性はある。

◆ 要求項目:通勤通学列車である1324M、1741M、1743M、1745MをE129系ワンマン運転からE129系ツーマン運転にすること。

  • 乗り残しはツーマンでも起こる。対応は現行と変わらない。
  • 平均乗車率は100%に届かない。100%を超えてもワンマンにしない理由にはならない。

◆ 要求項目:前項の列車以外であっても慢性的な混雑が発生した場合や試験、大会、冬期上越国際スキー場前駅の多客対応、祭り、花火大会等のイベントにおいて混雑が予想される場合は、ワンマン運転指定解除を行うこと。

  • センター試験に伴うワンマン解除など実績はある。学校行事や試験等をどうやって把握しているかは確認してから回答する。すし詰状態であっても運転士の安全確認に支障がなければ運転する。
  • 花火の時は今まで増結で対応している、ワンマン化以降はまだ計画が出ていない。
  • ワンマン解除に伴う車掌の要員は変行路ではなく波動対応とする。

◆ 要求項目:E129 系のパンタグラフ上昇に伴う緩衝をなくすこと。

  • 認識は一致しており、メーカーと検討中。

◆ 要求項目:E129系の運転士側、助手側の鎖鍵設備について旅客が扱えないよう改善すること。

  • メーカーにそもそもの話しとして対応を要請している。
  • ワンマン時は貫通を閉め客室としない。

◆ 要求項目:E129系ワンマン運転時、自車駅到着前に運賃箱の金券投入口の蓋が開かないよう改修すること。

  • システム改修が必要であり現行で対応お願いしたい。

◆ 要求項目:ET127系の運賃箱をスライド式に変更すること。

  • えちごトキめき鉄道に話をする

◆ 要求項目:上越線、信越本線の停目を2、4、6停目に統一すること。

  • 最終的にはそうなっていくと見込んでいるがまだ計画はない

◆ 要求項目:無人駅にお客様案内用のディスプレイを設置すること。

  • 研究段階であり、防犯面や通信の確立など課題がある

◆ 要求項目:直江津運転センターの休養管理室の布団を暖かい物と交換すること。また、冬期間はエアコン「入」定位とすること。

  • えちごトキめき鉄道から借りている立場であり、伝えることしかできない

◆ 要求項目:長岡車両センターの休養管理室の布団を暖かい物と交換すること。

  • 申し入れではなく箇所要求で上げてもらいたい

◆ 要求項目:直江津運転センターの女性用休養管理室を増設すること。

  • えちごトキめき鉄道に強く要請している。
  • 勤務変更等で対応出来ているのでホテル代用は行わない

◆ 要求項目:只見線の通信設備を万全とすること。

  • 検討課題ではあるが、具体論が示せない状況
  • 連絡手段もなく途中で停まった場合は、助けが来るまで待てという指導だが、そのような場合の対応を検討する

◆ 要求項目:ワンマン列車をご利用する視覚障がい者のお客様対応について明らかにすること。

  • 行政を通じた要請を行う。特定の障害者団体への要請は行っていない

◆ 要求項目:ワンマン運転拡大に伴う運輸局への説明内容及び指摘事項について明らかにすること。

  • 指摘事項はなかった。
  • 新たなワンマン運転は申請し認可を受ける方式。

◆ 要求項目:自区以外での運転士見習い発令があるのか明らかにすること。

  • 人事は任用の基準。養成としては人数の概念は無いが、複数人が望ましい

◆ 要求項目:E129系全編成にマジックハンドを搭載すること。

  • 検討はする

◆ 要求項目:701 系、キハ110系、E120形、E127系(ET127系)及びE129系において、一時的に運転台を離れる際には手歯止め装着を省略し、非常ブレーキのみの取り扱いとすること。また、書面にて周知を行うこと。

  • 原則は転動防止だが、パンタグラフの雪払いなど数分のものは非常ブレーキだけでよく、運転士の判断でよい。
  • あえて書面では出さないがそれにより流転が発生した場合は車両故障であり運転士に責任はない。

◆ 要求項目:車 内嘔吐物における乗務員の取扱いについて現行の考え方を明らかにし、周知すること。

  • 新潟支社危機管理N−56号による。マスクや手袋は申請すれば交換貸与する。
  • 再度、対応方を現場へ周知する。

◆ 要求項目:区所以外の宿泊地における折り返し発点呼はタブレットのフェイスタイムで行い、対面点呼を廃止すること。

  • 対面が基本。運輸としての点呼の重要性や在り方、方法、駅の対応、ツールの活用など組合側の主張は了解し検討していく。

◆ 要求項目:支社内無人駅及び業務委託駅で、お客さまが列車遅延の際問い合わせるテレスピをサポートセンターで対応できるように拡充し、サービス品質の向上を図ること。

  • サポートセンターはSuicaエリアのみ対応できる
  • 白山、内野、巻の委託時はテレスピごと委託していて範囲変更はない
  • 券売機の表記は券売機トラブルの連絡先

◆ 要求項目:上越妙高駅の改・出9 −2を交代2の泊まり勤務とし、営業の要員を1名増とすること 。

  • 現在の対応は車イス対応等のための駅判断での現在員活用であり、1徹としても仕事が無い。

◆ 要求項目:ワンマン運転導入当初の議論経過を明らかにすること。

  • 新潟支社で初めてワンマンが導入された時から時間帯の縛りはない
  • 異常時対応は業務社員がいるのでワンマンツーマンを問わず駆けつける体制はある

◆ 要求項目:ワンマン運転における運転士の注意力、集中力の限界について見解を明らかにすること。

  • 乗務割交番作成規定の一継続乗務に時間的には準じる。ワンマンの縛りはない。

◆ 要求項目:鉄道運転事故発生時における併発事故防止及び車内対応について見解を明らかにすること。

  • 隣接線支障は後方防護も必要。ツーマンと考え方は変わらない
  • 運転士死亡、全軸脱線は在線表示が消えるので指令で把握でき、抑止を行う
  • 脱線がなくてもお客さまが通報し警察から連絡がくるからタイムラグは発生するが列車防護は大丈夫である

◆ 要求項目:ワンマン列車運転に関わる全ての社員に津波対応教育訓練及びトンネル火災対応教育訓練を行うこと。

  • ワンマンに特化した訓練は現場視点から行うのが有効であり指導と詰めていく

◆ 要求項目:新潟総合訓練センターの定期訓練において、ワンマン運転の異常時訓練を行うこと。

  • カリキュラムやシミュレーターの改修等も含め検討している

◆ 要求項目:ワンマン運転時、運転士による走行中の放送案内はさせないこと。

  • 走行中はしないのが基本

◆ 要求項目:車内秩序の維持に対する考え方を明らかにすること。

  • 車内に責任を持つということ。痴漢、暴力、窃盗なども対応する
  • 運転の継続、停車は運転士の判断でよい。

◆ 要求項目:運転席から見たワンマンミラー及び車内ミラーの確認範囲を明らかにすること。

  • ホームミラーは2両分の側面、車内ミラーは1両目から貫通ドアまで確認出来ればよい。

◆ 要求項目:全ての駅のワンマンミラーを月1回以上定期的に清掃すること。また、運転士の申告に対し、直ちに対応すること。

  • 無人駅は駅舎清掃に付帯してミラー清掃を2・3日に1回程度行う
  • 委託駅はJNBと3日に1回程度で検討中。
  • その他の駅は業務社員が月1程度で行うことを検討中
  • ミラー清掃で、通過列車があっても線路からの離隔があるので清掃作業の安全に支障なし。脚立を使用しなくても可能。

◆ 要求項目:お客さまへのサービス維持のために、運転士への接客マナー、営業知識の維持、向上の為の教育、訓練を定期的に行うこと。

  • 営業面での訓練は必要と認識している

◆ 要求項目:ワンマン支援装置及びワンマン支援システムが故障した場合の取扱いについて教育、訓練を行うこと。

  • 支援装置故障の場合は手動で行う規定になっているがその取扱いを現場が知らないことを初めて知った
  • 実態を把握し必要な指導を行う

◆ 要求項目:ワンマン列車到着前の放送は、時間帯に合った案内放送にROMを改修すること。

  • 接続列車が無いのに乗り換え前提で乗ってくる客はいないと思うが、接続列車がないのに接続案内をするような放送は聞こえが悪いという認識はある

◆ 要求項目:E129系全編成に運転中は接客できない旨のステッカーをお客さまの認識し易い位置に貼ること。

  • E129系には貼る。他は検討する

◆ 要求項目:ワンマン運転時、忘れ物の取り扱いを明らかにすること。また、駅等に届ける際に発生する運転士の超勤の取り扱いについて明らかにすること。

  • 現行車掌が行っている取り扱いと変わり無いので周知する。
  • 遺失物授受証をワンマン運転士が区によって携行していない実態は調査する
  • 忘れ物を駅に届けた場合は、その足取りでかかった時間を作業報告書で提出し労働時間として取り扱う

◆ 要求項目:ワンマン列車終着駅到着時、入区時の降車確認、車内見回り及びドア閉め等の取り扱いを明らかにすること。

  • 車内ミラーで降車確認、後方確認の後ドアを閉めてその後の作業となる。H24.10.29新支運企402が基本
  • 降車確認が目的なので車内を見回る必要はないが足取りを再度確認する。

◆ 要求項目:羽越本線京ヶ瀬駅本線、神山駅、月岡駅本線、中浦駅及び白新線早通駅本線のホームの照明を明るくし、後部確認が容易にできるようにすること。

  • 照明は新潟30km圏から順次LED化していく。

◆ 要求項目:新潟支社管内の自車駅扱いとなる駅にワンマン乗車口案内をホームに表示すること。

  • 拡大区間についてはダイヤ改正までに整備する。

◆ 要求項目:次の駅ホーム照明を明るいものとし、設備の改修まで7時以前と17時以降のワンマン運転は行わないこと。

  • LED化し、改善した後に照度を確認する。

◆ 要求項目:石打駅留置3番線に誘導信号機を設置し、全編成を庫内留置とすること。

  • 28年度予算で誘導信号機化する。冬季に間に合わず年度末になるかも知れない。

◆ 要求項目:越後湯沢駅1番線の旧運転室脇の詰所を、長岡運輸区の管理とし、乗務員乗り継ぎ詰所として整備すること。

  • 現行の休憩室があるので1番線に休憩室は必要ない。
  • 組合の主張である畳の部分だけでも使えないかは即答できない。防火管理の関係もある。

◆ 要求項目:E129系ワンマン運転の試運転にて上越線、信越本線の多くの駅でワンマン停目並びにワンマンミラーの不具合が発生している原因を明らかにすること。

  • 現場社員の声は重要だが施策は会社主導であり数年前からの準備段階で現場社員に余計な不安を与えたくない。
  • 不具合多発の結果は会社も受け止めるが致し方無い部分もある。

◆ 要求項目:直江津駅発の下り列車に対する5、6番線のワンマンミラーを車両よりに移設し、運転席から確認出来るようにすること。

  • えちごトキめき鉄道の物については伝えるしかない。

◆ 要求項目:長岡駅4、5番線のワンマン停目及びワンマンミラーを3番線と同様な位置に移設すること。

  • 異質な設置方との認識は持っている。改修の方向で進める。

◆ 要求項目:六日町駅 上りホームのワンマン停目及びワンマンミラーを20m五日町方へ移設すること。

  • 少し塩沢方に停目をずらしたと聞いているが、それでも最も駄目な箇所という指摘であるが、確認する。
  • 停目はあくまでも目標であり、合致しなければ確認出来ないようなものはダメだという認識だ。新幹線とは違う。

◆ 要求項目:列車遅延情報システムで「次の列車はワンマンカー」である旨の放送が流れるように改修すること。

  • メーカーも勉強中であるが、駅の時刻表に表記することが現段階の限界である。、

◆ 要求項目:信越本線(長岡〜直江津間)及び上越線(長岡〜越後中里間)のワンマン運転となる全ての列車と自車駅扱いとなる全ての駅に平成29年3月31日まで乗車指導のための社員を配置すること。

  • 今週から学校と自治体への説明を行っている
  • 駅頭掲示は間も無くできる。乗車指導がどのタイミングが適切であるか検討している
  • 定点より後部車両に乗車して放送等を活用し案内していく考えである

◆ 要求項目:上越線(長岡〜越後中里間)及び信越線(長岡〜直江津間)の全ての駅に簡易スイカ改札機及び簡易券売機を設置すること。

  • 支社だけの判断は難しい。自動改札、簡易Suica改札機はリースであり経費もかかる。
  • 近郊区間から乗ったSuicaは湯沢駅や浦佐駅でも精算できない。

◆ 要求項目:ワンマン運転時の事前連絡の無い車イスのお客さま対応について明らかにすると共にその内容についてお客さまに幅広く周知すること。

  • 駅で対応できなければ断る場合もある
  • 事前連絡が無い事はほとんどないが、あれば指令の判断となる。

◆ 要求項目:冬期、上越国際スキー場前駅に案内係員を常に配置すること。

  • 配置する考えは無いが、15時以降にホームが混雑する実態は認識している。

◆ 要求項目:冬期の水上延長運転時に、車掌は長岡からの乗務とし、ツーマン運転とすること。

  • ツーマンとする計画である。

◆ 要求項目:輸送混乱時も含めワンマン運転時、上越線は越後中里駅若しくは越後湯沢駅にて、信越線は直江津駅にて必ず乗り継ぎとし、折り返し連続乗務させないこと。また、ダイヤ改正毎の約束事として引継ぎを徹底すること。

  • 原則は一継続乗務時間の限度。確約は出来ない。現場と繋ぎながらの検討となる。

◆ 要求項目:お客さまに正しく切符を買っていただくために無人駅における特別改札を定期的に実施すること。

  • ワンマン拡大時に乗車指導で運賃箱の指導は考えている。
  • JNBで西新発田、大形の特改実績はあるが上越線はない
  • 後乗り前降りのドア開閉は車両の仕様。

◆ 要求項目:異常時の際、直ちに現場に関係社員を派遣する体制を構築すること。

  • 企画部門を含め駆けつける体制はある。

◆ 要求項目:E129系及びE653系の車両部品を長岡車両センター、直江津運転センターに配備すること。また、異常時対応出来るように車両教育も行うこと。

  • 長岡車両センターには窓ガラスやPanなど部品は配備しており教育もしている
  • 直江津運転センターはえちごトキめき鉄道と協議が必要

◆ 要求項目:ワンマン試運転時に発生した諸問題は全て解決すること。

  • 問題は申し入れの項目でおおむね網羅されていると認識しており順次解決する
  • 運転時分が足りないとの指摘は確認する

◆ 要求項目:運賃箱の金庫セット及びつり銭補充管理駅を明らかにすること。

  • 通達を出すが、セットは新潟、釣り銭補充は長岡を予定しており、早急に示達を行う方向
  • 前回のワンマン拡大でダイヤ改正の前日に通達が出されていたが案だけでも早めに対応したい
  • つり銭補充の際の運転士の取り扱い(ワンマンNFB入、押印)なども発生するため、どこでどう対応するか決めていく。

◆ 要求項目:六日町、小出、越後川口、宮内、犀潟の各業務委託駅に乗換案内用の電光掲示版設置すること。

  • 乗換駅にはホームに各方面の時刻表があるのでそれで対応を考えている。改札を出なくても乗り換えを認識できる設備はある。
      

    →地本団体交渉コーナーへもどる