地本申1号コーナー

エルダー社員制度の誠意ある運用を求める第二次申し入れ

最終更新日 2017年 4月27日


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  ■ 申1号 エルダー社員制度の誠意ある運用を求める第二次申し入れ

2016年 9月14日申し入れ

 定年退職後のライフプランとしてエルダー社員制度の利用を希望する多くの社員から不安の声が寄せられています。

 59歳に達する年度初に行われるエルダー社員制度説明会においても説明がある通り、制度利用の条件として65歳まで同じ会社で働くことが求められています。しかし、希望する雇用先の労働環境、労働実態などの説明が皆無の状況で第一希望から第三希望までを申告しなければならず、社員個々が自ら情報を収集しているのが実態です。

 このような状況を放置しながら希望先の申告をさせていることは、エルダー社員制度の利用を希望する社員に対し不誠実であると言わざるを得ません。

 従って、エルダー社員制度の利用を希望する全ての社員にとって納得、公平性を担保し誠意ある運用を求め下記の通り申し入れますので新潟支社の真摯な回答を要請します。


  1. 58歳に達する年度において希望先の労働体験を含め見学出来る体制を確立すること。またその際の勤務は出張とすること。
  2. 前項の見学は当該社員が複数の企業に対して行える体制とすること。

以上

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      ■ 団体交渉の日程が決定!

      ★ 2016年12月 9日 10時00分より団体交渉を行います

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      ■ 団体交渉を終了!

      ★ 2016年12月 9日 10時00分より団体交渉を行いました

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      ■ 支社側の回答及び見解

    1. 58歳に達する年度において希望先の労働体験を含め見学出来る体制を確立すること。またその際の勤務は出張とすること。

      回答:再雇用を希望する社員の再雇用後の出向先会社については、満59歳に達する年度に個人面談を行い、本人の希望職種等を把握した上で、業務経験等を総合的に勘案して会社が選定しているところである。

    2. 前項の見学は当該社員が複数の企業に対して行える体制とすること。

      回答:再雇用を希望する社員の再雇用後の出向先会社については、満59歳に達する年度に個人面談を行い、本人の希望職種等を把握した上で、業務経験等を総合的に勘案して会社が選定しているところである。

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      ■ 団体交渉のポイント

     希望する雇用先の労働環境、労働実態などの説明が皆無という状況で第一希望から第三希望までを申告しなければならない実態に対する「65歳まで働けるか不安である」「企業名の一覧表だけでは選びようがない」などの声をもとに、希望先を確定する前の時点で職場を見学できる制度の確立について繰り返し求めました。

     支社側は「現状での対応」という回答にしつつも要求内容は理解できるとし「現時点では考えていないが将来の可能性までは否定しない」「エルダー制度を希望する社員が持つ不安や懸念に対しては現場長が誠実に対応する」旨の回答をおこないました。

    • 出向後のギャップによる退職について
      組合
      出向先に行ってから、辞めざるを得なかった人はいないのか
      支社
      ケース・バイ・ケース。新入社員でも辞めて行く人はいる。60歳まで務めあげてからの第二の人生という認識であり、会社に冷たい考えは無い。より詳しく業務内容を知りたければ面談で現場長が対応する
      組合
      地区と業種だけで選んで辞めていっている現実もある
      支社
      そうであれば余計に現場長に聞いて欲しい。学生も会社説明会やインターネット、自分で情報を取っている。会社も答えられる部分は現場長を通して答える
      組合
      新卒と同列は乱暴だ。現場長は全部分かっているのは当たり前だが、聞くより見たほうが良いという要求だ
      支社
      体験したからといって必ずそこに行けるわけでもない
      組合
      希望先の見学が何故そこまで否定されるのか? やり方はいろいろあって良い
      支社
      制度に則って取り扱っている。希望先の見学は制度に無い。やれるようになれば良いが、現時点では考えていない
      組合
      制度は59歳からの流れだ。我々の要求は制度以前に58歳で希望を書くところからスタートする「希望するための仕組み作り」であり制度は関係無い
      支社
      現時点で考えていない

    • 希望先の見学が出来ない理由について
      支社
      グループ会社の都合、受け入れ体制だ
      組合
      グループ会社に出来るか確認したのか
      支社
      会社としてそのような考えが無いので確認していない。やる場合に懸念される課題だ。前提として会社として現状は現場長が充分対応している認識だ
      組合
      現場長、現場長と言うが自分の事でもないのに親身になってくれるのか? 人が何人も間に入って本当の事が伝わるのか?
      支社
      一生懸命やってくれている現場長もいる
      組合
      エルダーの先輩に聞いて自分で情報を取っているのが実態。会社は充分対応していると言うが現場長は対応しきれていない。あまりに誠意の無い対応だ
      支社
      エルダーを選ばない選択肢もある。道は1本ではない
      組合
      嫌ならエルダーを選ぶなという回答か! 現場長の対応はどのように把握しているのか?
      支社
      支社とのやりとりを含め充分対応している姿を見ている。会社は国の法改正からあくまで65歳までの雇用を確保したということ。どうしてもマッチングしないなら自分で探す道もあるという意味である。希望した人には必ず雇用を提示する
      組合
      我々の要求はマッチングにとっても補完できるものである。今で充分と言わずに進化させていくべきだ
      支社
      現場長の対応で不安の無いように進める

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