提案団体交渉コーナー

2016年度 冬期の取組みについて

最終更新日 2016年10月30日


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  ■ 団体交渉を終了!

  ★ 2016年 10月11日 10時00分より団体交渉を行いました

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  ■ 提案内容(概要)

1.輸送の確保に向けた取組み


(1)除雪間合いの確保について

  1. 除雪問合いについては、「雪害時における運転規制標準」に基づいた運転規制の発動や必要な運転手配の実施により確保していく
  2. 対策本部等は降雪状況や気象状況を考慮し、列車の運転休止等を行うとともに、除雪問合いを確保し一斉MR除雪や構内除雪を実施する

(2)線区別の輸送確保について

  1. 線区別優先順位を念頭においた輸送確保に向け、降積雪状況の実態等に基づいた運転規制の発動による除雪間合いの確保等により、可能な限りの柔軟な除雪体制による除雪を実施する
  2. 大雪時の平野部除雪パターンを事前に共有し、また、除雪見込みの共有を図る

(3)降積雪情報に基づいた運転手配について

  関係箇所等からの情報や最新の気象情報を活用し、雪害による輸送障害の発生が想定される場合においては、運休や副本線を使用しないスルー運転及び特発列車運転等の手配に努めていく


(4)設備投資計画

  1. ポイント不転換対策

    ア.上越新幹線越後湯沢駅構内消雪用送水管修繕

    イ.六日町駅温水マット式融雪装置取替

    ウ.山都駅温水噴射式融雪装置老朽取替

    工.分岐器融雪装置の自動化(越後下関駅・羽前椿駅)

    オ.新潟車両センター熱風式融雪装置改良

  2. 消雪設備の新設・取替

    ア.屋根融雪ヒーター改良(六日町駅・余目駅)

    イ.電動ポンプ取替(新幹線 浦佐南消雪ポンプ)

    ウ.消雪用井戸の老朽取替(越後堀之内駅・小千谷駅)

    工.熱風式融雪装置新設(羽前沼沢駅構内)

    オ.見附駅乗降場舗装改良

  3. その他

    ア.新幹線 浦佐取水基地ウズ巻ポンプ改良

    イ.石打駅留置庫誘導信号機新設

    ウ.尾登〜野沢駅間 雪おおい改良

    工.村上駅間島方指定通路 融雪マット敷設用電源設置

    オ.信越本線列車遅延情報システム整備 (黒井〜長鳥駅間)

    力.節水型自動降雪検知器の新設(長岡・南長岡・来迎寺構内の計7か所)

    キ.新津駅構内 排水設備新設

    ク.トンネル坑口等除雪作業時の墜落防止設備新設 (飯山線・只見線)

    ケ.雪況カメラ用電源・LED照明整備 (犀潟・鶴岡・五泉・出雲崎・越後下関駅の計5箇所)

    コ.信号機の着雪防止対策 (上越線・羽越本線・米坂線の計11基)

    サ.電気融雪器分電盤の老朽取替(磐越西線・越後線・信越本線の計10箇所)

    シ.小型除雪機の配備(豊栄駅・茨目駅)

    ス.小型除雪機の老朽取替 (駅15台、運輸区2台)

    セ.小型除雪機の改良 (手ノ子・萩生・羽前松岡・八色・越後湯沢・宮内・越後岩塚駅の計7台)

(5)その他の取組み

  1. 降雪・線路状況等の情報収集

    ア.関係社員等からの情報や外部気象情報を活用し、積極的に降雪・線路状況等の情報収集を図る

    イ.雪庇監視カメラのほかWebカメラを設置し、リアルタイムの雪庇状況等の情報収集を行う (21駅22台、3変電所3 台) (Webカメラ:五泉・犀潟・出雲崎・越後下関・鶴岡駅)

    ウ.沿線カメラの設置により分岐器周辺の積雪状況等の情報収集を行う (新幹線長岡駅)

    工.Joi―Tabを活用して迅速に雪況確認と情報収集を行う

  2. 架線着氷霜対策

    着氷霜対策として計画的に塗油を行う

  3. 倒木対策

    気象予報を的確に把握し倒木が予測される場合は、事前に関係箇所と各指令が協議し迅速な警戒体制をとる

2.除雪体制の取組み


(1)投排雪保守用車による除雪

  1. 4種踏切については、昨年と同様に全面通行止めの要請を行い、投排雪保守用車の運行時の安全確保に努める
  2. 関係支社間及び関係鉄道会社の除雪作業の責任区分及び連絡体制は、境界保守区間の打ち合わせで徹底する
  3. 異常時においては、必要により投排雪保守用車を絶縁走行(保守用車使用手続)で使用する
  4. 異常時における除雪機械の有効活用を図るため、除雪機械運転者の養成を行っていく

(2)MRによる除雪

  1. 信越本線(直江津駅〜柏崎駅)及び上越線 越後中里駅以南についてはMR除雪を基本とする
  2. 上記箇所において、豪雪時等には投排雪保守用車を絶縁走行(保守用車使用手続)による除雪を行う

(3)排雪機械の配置台数

 ※ ここでは割愛

3.雪害時の取組み

(1)「雪害対策本部」の設置

 雪による大きな輸送障害(雪害)が広範囲に発生し拡大すると予想された場合には、関係箇所と情報の共有化を図り、除雪を主軸とした対応を行うため総務部長を本部長とした「雪害対策本部」を設置する

(2)お客さまへの情報提供

  1. 首都圏等から雪害区間へ旅行されるお客さまに、旅行中止の情報提供等を他支社輸送指令間等と迅速に行う
  2. 計画運休等のお客さま周知は、プレスのニュース活用、株式会社JR東日本アイステイションズの情報提供、駅頭掲示及び車内放送等で対処する
  3. 対策本部設置時は、翌日の通勤・通学列車の確保については早目の運転計画を確定し、駅等を通じ、地域の学校等への情報提供をタイムリーに行う
  4. 情報提供ツールの有効活用により、輸送障害時のお客さまへの運転見合わせや運休等の情報配信を速やかに行う

(3)お客さまの救済

 雪害時のバス・給食手配などのお客さま救済については、対策本部の設置状況により旅客班または輸送指令等で連絡体制、運行方法、役割分担を明確にした迅速な対応を図る

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      ■ 団体交渉のポイント

     提案内容について

    • 平野部の除雪パターンを決め、事前に共有することで降雪時に対応可能とする。スジ等は現在検討しており、示すことが可能となった段階で示す
    • 雪庇監視の目的で5駅にWebカメラを設置する。操作可能なもので降雪状況の把握にも活用していく
    • 投排雪保守用車の責任者も全て東鉄工業に委託可能となったため、長岡保線技術センター十日町派出への冬期要員は廃止する
    • 設備投資計画については、12月15日までに完了させる

     冬期検証交渉で「別途回答」等とされた内容について

    • 長時間抑止後の初列車をツーマン運転とすることについては、状況をみての判断となる
    • 平野部での大雪時の雪捨て場所については、中線を使用するなど状況をみて判断をする
    • 長岡車両センター構内の除雪について、重要であることは理解しているため、状況をみて、麻痺することがない体制にする
    • 長時間停車後の検修社員の派遣について、状況が判り、屋根上除雪が必要なら検修社員を派遣する。あらかじめ出動させることはしない
    • E129系のパン引き棒の対策はハードルが高い。緩衝対策は感触は悪くない。
    • E129系の制輪子凍結対策について、これでやると示せるものは無い。石打について水源も熱源もない。常駐もしない
    • E653系の窓ガラス破損対策は徐行とネットで調整中。割れた場合のセーフティパネルについては、8月に酒田と秋田に配置済

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