地本申4号コーナー

指令センタービルで発生した断水に関する緊急申し入れ

最終更新日 2018年 5月 7日


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  ■ 申4号 指令センタービルで発生した断水に関する緊急申し入れ

2017年10月11日申し入れ

 指令センタービルにおいて10月5日、社員からの「水漏れの音がする」という申告に端を発し、その対処として長時間の断水が生じ、当該建物に勤務する社員はもとより業務において使用する社員が大混乱に陥りました。

 今事象では仮設トイレ設置までに大幅な時間を要したことや、飲料水確保の遅れなど会社施設における社員の安全・衛生が確保できず、鉄道の安全安定輸送が揺らぐ事態を生じさせました。また泊まり勤務者の処遇を含め「列車の安全運行」に影響する重要な危機管理が、管理者・労働者間による現場判断に委ねられるなど、会社としての危機管理体制に欠陥があると指摘せざるを得ません。

 新潟地本は今事象に踏まえ、いかなる場合においても社員の安全・衛生を確保することで安全・安定輸送という鉄道の使命を全うするため、下記の通り緊急的に申し入れますので新潟支社の真摯な回答を要請します。


  1. 断水が発生した本事象の原因を明らかにすること。
  2. 断水の発生から復旧までの本事象に関する時系列を明らかにすること。
  3. 会社施設のライフラインに事故が生じた場合の社員運用の考え方を明らかにすること。
  4. 会社施設のライフラインに関する総点検を行う事。
  5. 会社施設にライフラインに関する事故が生じた場合を想定した危機管理上の定めを設けるとともに周知・教育・訓練を行うこと。

以上

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      ■ 団体交渉の日程が決定!

      ★ 2017年11月30日 13時30分より団体交渉を行います

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      ■ 団体交渉を終了!

      ★ 2017年11月30日 13時30分より団体交渉を行いました

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      ■ 支社側の回答及び見解

    1. 断水が発生した本事象の原因を明らかにすること。

      回答:本事象については、指令センタービル6階のパイプスペース内にある給水管の亀裂により漏水が発生したものである。

    2. 断水の発生から復旧までの本事象に関する時系列を明らかにすること。

      回答:平成29年10月4日(水)20時頃、エレベーター付近からの水の音がするとの社員からの申告があったかことから、JR東日本ビルテックに現地調査及び修繕を依頼して、10月5日16時頃復旧したものである。

    3. 会社施設のライフラインに事故が生じた場合の社員運用の考え方を明らかにすること。

      回答:会社施設のライフラインに支障が発生した場合は、関係個所に対応を依頼することとなる。

    4. 会社施設のライフラインに関する総点検を行う事。

      回答:設備等の検査については、定められた周期により実施しているところである。

    5. 会社施設にライフラインに関する事故が生じた場合を想定した危機管理上の定めを設けるとともに周知・教育・訓練を行うこと。

      回答:新潟支社においては、「新潟支社危機管理本部規程」(平成13年10月新支達第24号)を制定し、合わせて、「新潟支社危機管理本部体制の一部改正について」(平成26年3月31日付新支総総第540号連絡)により、周知を行っているところである。

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      ■ 団体交渉のポイント

    • 断水が発生した原因について
      • 給水管の亀裂により漏水が発生し、検査を行うために断水をした
      • 亀裂の原因について、どこからが老朽化かの判断は難しく、部分交換はしていたが一斉では行っていなかった
      • 検査して補修をするのが基本であり新規取替もあるが老朽による全交換の決めはない
    • 会社施設のライフラインに事故が生じた場合の社員運用の考え方について

      • 一概には示せない
      • 水は支社の防災計画がある。社員用の水や携帯用トイレは各職場で三日分くらい備蓄している。
      • 連絡する関係箇所については建物内はビルテック、電気は電設。検査はほぼパートナー会社が見る。平成14年に書面行っている。ビルテックの電話番号も掲示してあるかと思う
      • 今回のような事象は起きてからの判断となり、個別の想定まではしていない

    • 会社施設のライフラインに関する総点検について
      • 建築は2年に1回、ポンプは年1回、低圧電路は4年に1回全体、あとは個別。会社の中で定めている周期で行っている
      • 今回の事象を受けての一斉検査はしていない

    • 会社施設にライフラインに関する事故が生じた場合を想定した危機管理上の定めの設定について
      • ライフラインに特化したものではないが危機管理の定めがあり、防災計画で備蓄や連絡体制は定めている
      • ライフラインに特化したマニュアル作成は考えておらず、連絡体制さえしっかりしていれば、他は臨機応変で良い
      • 社員への周知は防災訓練やコンプライアンス等の機会を通じて行い、指揮命令系統の中での対応となる
      • 対応は個々の現場判断となる

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