地本申12号コーナー

電力職場の要員に関する緊急申し入れ

最終更新日 2018年 8月 3日


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  ■ 申12号 電力職場の要員に関する緊急申し入れ

2018年 3月23日申し入れ

 電力職場では現在、慢性的な要員不足に加え、各種研修や出張、会議等の理由により、作業、検査を組むに組めない状況が常態化しています。さらに今冬期には、ビーム上の積雪状況把握のために列車巡視を指示された結果、地上障害復旧のための要員がいなくなるなど、その深刻さを増しています。 

 設備職場においては相次ぐ効率化施策により要員が削減されてきた一方で、社員一人あたりの作業量は増加の一途を辿っています。さらに重大な輸送障害発生の都度実施される緊急の設備一斉点検や、冬期における対応などが重なることで業務量は飽和状態にあります。お客さまに安心してご利用いただくために必要な設備の提供に支障をきたしている現状は、安全・安定輸送の確保を根底から揺るがすものであり、看過することはできません。

 自らの責務を果たそうとする想いが、最低限確保されるべき要員が確保されていないことにより阻害される現実との狭間で、電力職場の社員は心身ともに疲弊しています。

 要員問題は安全に直結する問題であるとの認識から、現場第一線で働く社員の声に基づき下記の通り申し入れますので、新潟支社の誠意ある回答を要請します。


  1. 新潟電力技術センター、及び各メンテナンスセンターに標準数通りの要員を配置すること。
  2. 今後の電力職場における未来像を明らかにすること。
  3. 回答は2018年3月31日までに書面にて行うこと。

以上

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      ■ 団体交渉の日程が決定!

      ★ 2018年 6月20日 10時00分より団体交渉を行います

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      ■ 団体交渉を終了!

      ★ 2018年 6月20日 10時00分より団体交渉を行いました

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      ■ 支社側の回答及び見解

    1. 新潟電力技術センター、及び各メンテナンスセンターに標準数通りの要員を配置すること。

      回答:業務運営に必要な要員は確保していくところである。

    2. 今後の電力職場における未来像を明らかにすること。

      回答:今後、生産年齢人口の減少等、社会の環境はめまぐるしく変化することが想定される。このような状況を踏まえ、技術開発を進め設備の簡素化・統合化によりメンテナンス総量を減少させるとともに、検査点検手法の改善を着実に進め業務の効率化を推進していかなければならないと考えている。なお、今後もグループ会社等と一体となった業務執行体制の構築を引き続き推進し、人材育成や技術継承を行っていく考えである。

    3. 回答は2018年3月31日までに書面にて行うこと。

      回答:「労使間の取扱いに関する協約(平成27年10月1日締結)」に則り取り扱うこととなる。

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      ■ 団体交渉のポイント

    • 要員の確保について
      組合
      2月12日の申し入れ時点で、長岡、新潟、越後湯沢で△6だった。冬期対応等で自分の仕事ができず、健康・安全が担保されていない事態だった。現場から悲痛な声があがっていることを理解してほしい
      支社
      了解
      組合
      今の要員はどのように把握しているのか?
      支社
      欠員数のある職場を把握し、新入社員等採用もしている。当社の魅力をアピールして、新採獲得に取り組む
      組合
      申し入れは標準数どおりの要員の確保だ。具体的にどのようにしていくのか?
      支社
      採用が第一。共通の運用も考えている
      組合
      採用は簡単に行かないのでは? 採用以外に手段はないのか?
      支社
      効率的な体制づくりも要員の確保につながる。生産性の向上は会社の課題。仕事の見直しの取り組みなど
      組合
      それでは時間がかかるが現実足りていない。喫緊の課題としてどうするのか?
      支社
      必ずいなければならない、との認識はない
      組合
      実際の仕事はグループでしている。標準数に足りなくて支障が出ている。新潟電技セは今冬15人の職場で5人の赤札がある
      支社
      そこまで悪かったとは把握していなかった

    • 若手社員への教育などについて
      組合
      入社4年目までの研修・出張が多く、グループ作業に支障が出ている
      支社
      業務として必要であるから行ってもらっている。調整は可能。他の社員や日程変更で対応
      組合
      各種委員会なども若い社員が多い。現場で調整はできているのか?
      支社
      労働時間管理のガイドラインに踏まえて取り組んでいる。仕事の進め方の見直し等を進めていく

    • エリアのバランスについて
      組合
      エリアのアンバランスがある。エリアの見直しが必要では
      支社
      ご意見は伝える
      組合
      その当時の要員数で行っているのでは? 郡山での架線切断以降、検査に苦労している。長岡のエリアが広い
      支社
      緊急点検は波動的なところがあり、苦労をかけている。ご意見として承る

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