地本申18号コーナー

駅業務委託のさらなる推進に対する申し入れ

最終更新日 2018年 6月18日


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  ■ 申18号 駅業務委託のさらなる推進に対する申し入れ

2018年 5月14日申し入れ

 標題について、平成30年7月1日付けで豊栄駅を業務委託する旨の提案を受けました。 

 今回提案された豊栄駅は乗降人員や列車本数が多く、折り返し運転も多数ある特急停車駅です。業務委託化することで、JRを信頼してご利用頂いているお客さまへのサービス低下があってはならないと認識しています。

 これまで、新潟支社はエルダー社員の雇用の場の確保とグループ会社と一体となった効率的な業務運営の強化を目的に数多くの駅の業務委託を実施してきました。豊栄駅の業務委託化に関する疑問や不明点の解消と同時に、すでに業務委託化された駅において、お客さまの求めるサービスの提供や安全安定輸送が実現できているのか議論が必要です。 

 お客さまや地域社会から信頼されるJRを築き上げるため、下記のとおり申し入れます。

 新潟支社の真摯な回答を要請します。


  1. 豊栄駅が業務委託化される理由を明らかにすること。
  2. 今後の窓口の営業時間と作業ダイヤに変更があるか明らかにすること。
  3. 撤去する設備と新たに配備する設備を明らかにすること。
  4. 今後の無人駅対応について明らかにすること。
  5. 提携店契約している企業の今後の対応について明らかにすること。
  6. 今後のパークアンドライドの取扱いについて明らかにすること。
  7. ポイント不転発生時の対応について明らかにすること。
  8. 今後の廃棄物契約の取扱いについて明らかにすること。
  9. 今後の早朝夜間、休憩時間帯の車椅子対応について明らかにすること。
  10. 駅構内で発生した踏切事故等の異常時の対応について明らかにすること。

以上

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      ■ 団体交渉の日程が決定!

      ★ 2018年 5月29日 10時00分より団体交渉を行います

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      ■ 団体交渉を終了!

      ★ 2018年 5月29日 10時00分より団体交渉を行いました

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      ■ 支社側の回答及び見解

    1. 豊栄駅が業務委託化される理由を明らかにすること。

      回答:新潟支社では、大量退職期を迎え、エルダー社員の雇用の場のさらなる確保とグループ会社等と一体となった効率的な業務運営を強化していく必要があると考えている。

    2. 今後の窓口の営業時間と作業ダイヤに変更があるか明らかにすること。

      回答:業務体制については、現行の営業時間に基づき(株)ジェイアール新潟ビジネスに委託することで考えている。また、業務内容については、これまでどおり出札、改札に関する業務、お客さま案内等に関する業務となる。

    3. 撤去する設備と新たに配備する設備を明らかにすること。

      回答:業務運営に必要な取り扱い機器等については、引き続き使用していくことで考えている。

    4. 今後の無人駅対応について明らかにすること。

      回答:豊栄駅における無人駅対応については、現行どおりで考えている。

    5. 提携店契約している企業の今後の対応について明らかにすること。

      回答:提携店の対応については、取りやめることで考えといる。

    6. 今後のパークアンドライドの取扱いについて明らかにすること。

      回答:パーク&ライドの取り扱いについては、現行どおりで考えている。なお、帳票類等の様式については、検討していくことで考えている。

    7. ポイント不転発生時の対応について明らかにすること。

      回答:ポイント不転対応については、業務委託駅において対応できるよう検討していくことで考えている。

    8. 今後の廃棄物契約の取扱いについて明らかにすること。

      回答:一般廃棄物処理委託契約については、管理駅の新潟駅が対応することとなる。

    9. 今後の早朝夜間、休憩時間帯の車椅子対応について明らかにすること。

      回答:車椅子をご利用のお客さまの補助等については、今後も可能な限り対応することで考えている。

    10. 駅構内で発生した踏切事故等の異常時の対応について明らかにすること。

      回答:異常時のお客さま対応については(株)ジェイアール新潟ビジネスにて対応することとなる。

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      ■ 団体交渉のポイント

    • 豊栄駅が業務委託化される理由について
      • これまで「常時運転取扱い駅ではない駅」「地区・管理駅ではない駅」で業務委託化を進めてきた。収入、乗降人員での判断ではない
      • 新潟近辺はまだエルダー雇用の場が足りてない。委託できるところからグループ会社一体となった運営をしていくために、委託していく。準備ができた
      • 新潟駅西口の委託はあるが、今後、新潟近辺でエルダー社員が多くなる。羽越、上越に比べ50名以上退職者が増える
      • エルダー社員の雇用の場について、営業のエルダー社員についてはおおむね足りているが、出札ができない、改札だけなどの人や適性はある
      • 新潟20キロ圏内であれば、白山駅、内野駅を委託してきた。サービスは低下していない。直営でも苦情はもらっている
      • 新津の業務の巡回、ポスター、券売機の両替など、資格の必要のない仕事をJNBに委託もしている。上越線ではすでに行っていて、役割を分けてやっている
      • JRがやらなくても資格のいらない仕事を移管している。水平分業している。管理監督はJR。効率的な運営ができている。システムチェンジコストダウンは雇用と効率化両輪で進めていく。
      • 委託の今後のスケジュールはこの場では申し上げられない。運転取扱い、地区・管理駅以外を委託できないか検討を進めている状況
    • 今後の窓口の営業時間と作業ダイヤについて
      支社
      今回の委託では変更はない。今後はダイヤ改正のタイミングなどで検討する
      組合
      休養時間が270分しかないが短くないか?問題はないのか?
      支社
      総合的な時間は決まっているが特に決まりはない。配慮は必要。難しいところある
      組合
      窓口の時間を短くしてほしい。7:00〜19:00で十分。MVもある
      支社
      厳しい。意見としては承るが1時間短くするのは厳しい
    • 撤去する設備と新たに配備する設備について
      • 運転に関係する設備は撤去。列車無線、TC列警など。業務用車、携帯電話は撤去。管理が難しいものは撤去する
      • デジタル無線は受信用で残る。録音放送設備、joi-tabは一台残る(アプリi-next利用可)。NTTは残る
    • 今後の無人駅対応について
      • 早通駅はこ線橋を渡る構造なので注意箇所として認識している。引き続き運輸部と連携をしていく
      • 遅延情報の活用、どこトレモニターの拡大(越後赤塚)無人駅にも検討している
    • 提携店契約している企業の今後の対応について
      • 年間の売上は6000万円。ほぼ東京までの回数券。今年度はびゅうプラザ新潟で受け持つ。後払いの形ではない
      • 来年度は考えていない。豊栄駅に買いに来るとしたら一般のお客さまと同様となる
    • 今後のパークアンドライドの取り扱いについて
      • やめるのかやめないのかの判断は今回の委託ではできない。他の駅も継続している
    • ポイント不転発生時の対応について
      • 委託駅のポイント不転対応駅は8駅。冬期については現在調整中。JNBの訓練が終わらなければさせない
      • 優先して設備投資した成果、今冬期は発生していない。雪は降るが設備を充実させたので心配していない。発生すれば新潟から業務が行く
    • 今後の廃棄物契約の取り扱いについて
      • 豊栄駅で扱っていた契約は全て新潟駅業務が管理をする
      • 新潟駅業務が担当するが、契約の時の連絡等はあるが、負担になるとは考えていない
    • 駅構内で発生した踏切事故等の異常時の対応について
      • 構内の踏切支障放置装置などの復帰はJNBはやっていない。運転士が対応するか信通。駅の中から見える範囲で確認してもらうことはありえる
      • JNBでもできるマジックハンド、不転対応は教育できればOK。PBの復帰はJNBとの協議ができていない。

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