地本申23号コーナー

2017年度冬期に発生した問題に関する申し入れ

最終更新日 2018年10月 6日


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  ■ 申23号 2017年度冬期に発生した問題に関する申し入れ

2018年 8月15日申し入れ

 この間、冬期における安全・安定輸送を実現するために、冬期体制や除雪作業、車両性能や労働環境など問題の解決や課題の克服に向けて労使で議論を重ねてきました。2017年度冬期の取り組みにおいては、組合側が要求した内容も含めて施策として新たに盛り込まれ、一定の成果をあげたとの認識です。

 しかし、今年度も冬期体制前の降雪により輸送障害が発生したのをはじめ、列車の運休や遅延、運転不能となる事象が相次ぎました。また、信越本線444Mが東光寺?帯織間で15時間以上にわたり立ち往生するなど、新潟支社内の多くの線区で長時間にわたり運転を見合わせる事態も発生しました。

 これまでの経験上で比較的降雪が少ない線区や、運転間隔が短いために積雪が少ないことを前提とした考え方など、現在の体制だけでは限界があることが露呈したといえます。除雪体制の見直しや、客観的な数値データを活用した運転規制の実施など、今年度の冬期を教訓とした新たな体制の構築が必要です。 

 また、輸送の確保や早期運転再開に社員が全力を尽くしてきた陰では、「要員不足により2日間休憩なく勤務した」「危険な作業である分岐器除雪を乗務員が行った」など安全・健康を脅かす事象が多く発生しています。社員の安全・健康が保障されてこそ安全・安定輸送が成し遂げられるものであり、これらの事象の解消と対策が必要です。 

 2017年度冬期に発生した問題の解決と浮き彫りになった課題の克服を通じ、2018年度冬期を万全な体制で迎えるために下記の通り申し入れますので、新潟支社の真摯な回答を求めます。


【体制について】

  1. 冬期体制を12月1日からとし、全系統で期間を統一すること。
  2. 冬期における信越B卓の要員を2名増とすること。

【新たな仕組みの構築について】

  1. 拠点箇所に線路上の積雪を観測する機器を設置して、除雪の判断基準を設けること。
  2. 長岡車両センターに構内除雪専用のMRを配備すること。また、MR担当の冬期要員を確保するとともにMRの点検、保守、操縦及び運転計画は長岡車両センターの担当とすること。
  3. 消雪設備のメンテナンスは、予算措置及び周期に合わせて行う仕組みをルール化し、定期的にメンテナスができる体制とすること。
  4. えちごトキめき鉄道蠶捷渉撤薪哨札鵐拭執銃發了慊蠶模を策定依頼して、除雪を行うこと。

【安全面について】

  1. 乗務員への除雪は行わせないこと。

【設備改善について】

  1. 上越線石打駅、塩沢駅、越後川口駅構内の軌間内消雪について水が出るように整備すること。
  2. 信越本線長鳥駅下り本線に軌間内消雪を整備すること。

【運行計画について】

  1. 運行計画を現場社員に周知を行うこと。

【架線氷結対策について】

  1. 信越本線長岡〜柏崎駅間の初列車の前にカッター代行を運行すること。また、1321MはE129系2パン編成による運用とすること。

【E129系の車両性能について】

  1. ディスクブレーキの凍結対策を講じること。
  2. 「電気ブレーキNFB」を運転台前面に移設すること。
  3. B編成にミュージェットを設置すること。

以上

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      ■ 団体交渉の日程が決定!

      ★ 2018年 9月 6日 10時00分より団体交渉を行います

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      ■ 団体交渉を終了!

      ★ 2018年 9月 6日 10時00分より団体交渉を行いました

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      ■ 支社側の回答及び見解

    【体制について】

    1. 冬期体制を12月1日からとし、全系統で期間を統一すること。

      回答:「冬期における社員運用計画」については、別途提案することで考えている。

    2. 冬期における信越B卓の要員を2名増とすること。

      回答:「冬期における社員運用計画」については、別途提案することで考えている。

    【新たな仕組みの構築について】

    1. 拠点箇所に線路上の積雪を観測する機器を設置して、除雪の判断基準を設けること。

      回答:冬期間における降積雪時の対応については、外部気象情報や関係社員からの情報に基づき、計画的に実施していくことで考えている。

    2. 長岡車両センターに構内除雪専用のMRを配備すること。また、MR担当の冬期要員を確保するとともにMRの点検、保守、操縦及び運転計画は長岡車両センターの担当とすること。

      回答:除雪機械の配置箇所については、関係線区全体の除雪体制を考慮しながら検討しているところである。
      なお、今年度冬期においては、長岡車両センター等への乗用除雪機械の配備を検討しているところである。

    3. 消雪設備のメンテナンスは、予算措置及び周期に合わせて行う仕組みをルール化し、定期的にメンテナスができる体制とすること。

      回答:消雪設備のメンテナンスについては、実施基準等に基づき実施しているところである。

    4. えちごトキめき鉄道蠶捷渉撤薪哨札鵐拭執銃發了慊蠶模を策定依頼して、除雪を行うこと。

      回答:直江津運転センター構内の指定通路の除雪については、えちごトキめき鉄道蠅納損椶垢襪海箸箸覆襦
      なお、必要な要請は行っていくことで考えている。

    【安全面について】

    1. 乗務員への除雪は行わせないこと。

      回答:降積雪時の除雪については、状況に応じて対応していくことで考えている。

    【設備改善について】

    1. 上越線石打駅、塩沢駅、越後川口駅構内の軌間内消雪について水が出るように整備すること。

      回答:石打駅、塩沢駅の軌間内消雪設備については、今年度井戸洗浄を計画しているところである。
      越後川口駅の軌間内消雪設備については、水源の確保が困難な状況であり、別仕様の消雪設備を検討しているところである。

    2. 信越本線長鳥駅下り本線に軌間内消雪を整備すること。

      回答:軌間内消雪設備の設置については、支社内の設備投資の優先順位を勘案して検討することとなる。

    【運行計画について】

    1. 運行計画を現場社員に周知を行うこと。

      回答:運行計画については、引き続き、旅客一斉放送および旅客指令一斉メールや統括班会議議事録、対策本部ホワイトボード画像の異常時情報共有システムへの投稿等を通じ、情報共有を行っていく考えである。

    【架線氷結対策について】

    1. 信越本線長岡〜柏崎駅間の初列車の前にカッター代行を運行すること。また、1321MはE129系2パン編成による運用とすること。

      回答:車両運用については、限られた両数による効率的な運用を計画していく考えである。なお、デスコン棒の車両搭載を計画しているところである。

    【E129系の車両性能について】

    1. ディスクブレーキの凍結対策を講じること。

      回答:E129系車両においてディスクブレーキ凍結が発生した場合は、状況に応じて限流値増としたノッチ扱いを行うこととなる。

    2. 「電気ブレーキNFB」を運転台前面に移設すること。

      回答:現時点において、E129系の電気ブレーキNFBを移設する計画はない。

    3. B編成にミュージェットを設置すること。

      回答:現時点において、E129系B編成にミュージェットを整備する計画はない。

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      ■ 団体交渉のポイント


    • 冬期体制の12月1日からの開始について
      • 冬期体制については例年の降雪状況に基づき判断をしている。組合側の提案は承ったが別途提案する
      • テンポラリースタッフについては現場と相談して冬期契約を決めている。 冬期体制前の降雪により除雪が必要な場合は、日雇いでの契約を考えている

    • 輸送指令信越B卓の要員増について
      • 信越B卓の冬期については3名いる。また指令長が後ろにいるので4名での対応になる
      • 人数を増やしても情報の共有が出来ない。このままの要員で妥当と考える

    • 拠点箇所の線路上の降雪を観測する機器の設置について
      • 444Mが東光寺?帯織間で雪を抱えて停車した事象を受けて雪況カメラを設置した
      • 現在10台のカメラを設置しているが、冬期までに40台に増設する予定
      • 雪を抱えて停車した場所を中心に設置を考えている
      • ウェブカメラの画像は、基本的にJoi−Netがつながる環境であれば見られる。指令室・乗務員・駅でも見られる
      • 雨規制・風規制と違い、雪の規制はない。雪の場合は除雪が入ると手続きが必要となり降雪を観測する機器の設置は難しい。乗務員の申告になる

    • 長岡車両センターへの構内除雪用MRの配置について
      • 乗用除雪機械を1台導入する予定。設備部としてはもう1台を考えている
      • 乗用除雪機械のスペックとして積雪50僂阿蕕い泙蚤弍可能。MRの半分の能力だが積もる前に除雪をすれば効果を発揮できるので、雪の状況に合わせてこまめに運用する
      • 除雪担当はまだ決まっていないが、自動車の免許があれば運転できる。ロータリーなので回転部があり当然教育も必要
      • 長岡車両センターは雪を捨てる場所があまりない。こまめに除雪したり排雪構を利用したりする

    • 消雪設備のメンテナンスについて
      • 踏切除雪、軌間内除雪など保線持ちの設備は年1回、冬期前に点検している。熱融雪や温水ジェットなどは冬期間の12〜2月に月1回点検している

      • 井戸については休止をかけていればメンテナンスはしないが、稼働前提ならメンテナンスをし、冬期前点検は行っている
      • 地下水については、冬期期間は消雪パイプなどで町中のどこでも水を使っているので水位が下がり水があまり出ない。井戸を掘るには許可が必要だが許可をとるのが難しい

    • 直江津運転センター構内通路の除雪について
      • JR時代と同じ指定通路だと確認している。除雪についても要請していく

    • 乗務員による除雪について
      • 乗務員には列車看視や指令とのやりとり、お客さまの案内などに傾注してもらう。除雪依頼については状況により判断となる
      • 雪が降り積もっている中では人力による除雪では限界がある。駅構内であれば、基本は駅業務による除雪となる

    • 軌間内消雪の整備、新設について
      • 石打駅・塩沢駅は井戸洗浄により対応を考えている
      • 越後川口駅構は水源の確保が困難なことから、熱風式融雪装置を考えているが今冬期には間に合わない
      • 軌間内消雪は上越線が優先であり、長鳥駅は雪況カメラ新設や乗務員の申告による除雪で対応する

    • 現場社員への運行計画の周知について
      • 対策会議→運行計画の決定→駅や運輸区、設備職場などと協議し運休などを決定→電報手配→プレス発表の順で手続きを行っている
      • 各現場との協議や電報手配でどうしても安全確保のための準備に時間が掛かってしまう。プレス発表後に社員周知になるケースも出てくる
      • 対策として今後の計画についてホワイトボードを活用しタブレットで情報として送信している
      • 指令や当直との打ち合わせに活用。社員に対しては指令や当直からの指示が決定事項

    • 信越本線長岡?柏崎駅間の架線氷結対策について
      • カッター代行についてはダイヤのスジを入れるのが非常に厳しい。良い時間帯がない
      • E129系の2パン編成は8編成しかなく、上越線と越後南線が優先となっている。2パン編成を新たに作る予定はない

    • E129系に関する対策について
      • ディスクブレーキの凍結対策については事象後の対応になる。車両の対策については示せるものは無い
      • 吉田駅で留置車両をずらし、編成を挟んで風避けの対策をしている。また、検修社員の活躍については承知している
      • 電気ブレーキNFBの運転台前面への移設は予算がかかる。乗務員の用の椅子を高くすれば電気ブレーキNFBは届くが移設は考えていない
      • B編成へのミュージェット設置は考えていない
      • BCUの滑走制御、VVVF制御装置の滑走検知の設定プログラムの改修をして滑走させないように調節していきたい。7月から試行している

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