地本申29号コーナー

「地区及び駅業務体制の見直しについて」に対する申し入れ

最終更新日 2020年 9月25日


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  ■ 申29号 「地区及び駅業務体制の見直しについて」に対する申し入れ

2020年 8月20日申し入れ

 8月3日、標題について提案を受けました。

 北陸新幹線開業時に新設された新津地区は、新潟・長岡地区の管轄エリアが広範囲に及んだことに対して、より細かな現場へのフォロー体制を担うための地区再編であったと認識していますが、今回の提案は再び新潟、長岡地区の管轄エリアが拡大することにより、各現場に様々な弊害が生じることが危惧されます。

 現在、駅職場の状況はコロナ禍において、窓口の営業時間の短縮や作業ダイヤの見直しなど各職場において、社員・お客さまの新型コロナウイルス感染防止対策を継続し、いつ自分が感染するかもしれないという不安や先の見えない中、日々業務を遂行しています。今回のサービスマネージャーの廃止は、そのような状況の中で働く社員の不安をより一層増幅させるものであり、職場からもこの間と変わりなく対応できるのかと疑問の声が寄せられています。

 このような時期だからこそ、システムだけでなく、人にしかできないサービスの体制をより強化していく必要があります。

 従いまして、下記の通り申し入れますので新潟支社の真摯な回答をお願いします。


  1. 現在の地区体制についての評価と今後の課題について明らかにすること。
  2. サービスマネージャーの役割、資格、業務内容を明らかにすること。
  3. サービスマネージャーを廃止するメリット、デメリットを明らかにすること。
  4. 長岡駅の旅客一般を△1とした理由を明らかにすること。
  5. お客さまのニーズがどのように変化したのか明らかにすること。
  6. 新潟駅のサービスマネージャーを廃止しない理由を明らかにすること。
  7. 「変革2027」に謳われている目指すべき駅社員像、また声かけサポート運動に対し、今回の提案との関連性を明らかにすること。
  8. 越後湯沢駅のサービスマネージャーを廃止しないこと。
  9. 越後湯沢駅の改札に新たな7H-1の担務を設けること。
  10. 長岡駅のサービスマネージャーを廃止しないこと。
  11. 駅長、副駅長もお客さま案内に際し「車いすの取扱い」を行うとする具体的な想定を示し、周知すること。

以上

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  ■ 団体交渉の日程が決定!

  ★ 2020年 9月16日  9時30分より団体交渉を行います

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  ■ 団体交渉を終了!

  ★ 2020年 9月16日  9時30分より団体交渉を行いました

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  ■ 支社側の回答及び見解

  1. 現在の地区体制についての評価と今後の課題について明らかにすること。

    回答:地区における各系統が連携した取り組みの起点としての役割を果たすとともに、支社・現業機関相互の連絡体制を強化し、円滑な業務運営に寄与していると考えている。引き続き、新たな地区体制のもと円滑な業務運営を行っていく考えである。

  2. サービスマネージャーの役割、資格、業務内容を明らかにすること。

    回答:サービスマネージャーの主な業務として、駅構内の巡回・案内、窓口・販売機器等の案内、異常時における対応等を担っている。

  3. サービスマネージャーを廃止するメリット、デメリットを明らかにすること。

    回答:駅の環境やお客さまのご利用状況が変化していることから、ご案内体制の一部見直しを実施することとした。

  4. 長岡駅の旅客一般を△1とした理由を明らかにすること。

    回答:業務の見直しを進めた結果、今後は駅総体で対応することとしたものである。

  5. お客さまのニーズがどのように変化したのか明らかにすること。

    回答:駅の環境やお客さまのご利用状況が変化していることから、お客さまが駅社員に求めるニーズも変化したものと考えている。

  6. 新潟駅のサービスマネージャーを廃止しない理由を明らかにすること。

    回答:駅ごとに事情が異なることから個別に検討することとなる。

  7. 「変革2027」に謳われている目指すべき駅社員像、また声かけサポート運動に対し、今回の提案との関連性を明らかにすること。

    回答:社員一人ひとりが、仕事のしくみを「変革」することで、駅をご利用するお客さまや地域の変化に対して、より柔軟に対応していくことで考えている。

  8. 越後湯沢駅のサービスマネージャーを廃止しないこと。

    回答:越後湯沢駅の体制については、提案どおりで考えている。

  9. 越後湯沢駅の改札に新たな7H-1の担務を設けること。

    回答:越後湯沢駅の体制については、提案どおりで考えている。

  10. 長岡駅のサービスマネージャーを廃止しないこと。

    回答:長岡駅の体制については、提案どおりで考えている。

  11. 駅長、副駅長もお客さま案内に際し「車いすの取扱い」を行うとする具体的な想定を示し、周知すること。

    回答:お客さまのご案内については、引き続き状況に応じて駅総体で対応していく考えである。

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  ■ 団体交渉のポイント

  • 地区体制の評価と今後の課題について
    • 支社エリアが広いことから異常時対応や、地域の特性に応じた検修や行事などを補う役割がある
    • 支社と地区で重複した取組はやめていく方向は変わらない。資料の共有を含め会議は減らしていく
    • 全社員が地区というものを感じるのは難しいが管理者、現場長含め関係する社員は沢山いる。エリアで進めたほうがいいこともあり、エリア毎に感じ方も違う

  • サービスマネージャーの役割、資格、業務内容について
    • 新潟支社では主務が担っているがこだわるつもりはない。任用の基準も含めた発令行為
    • 出改札など営業の担務にも入ることはある。サービスマネージャーだけに特化した業務はない
    • 人材育成は主務職としての役割となる

  • サービスマネージャーを廃止する影響について
    • 車椅子対応やポスターの対応などで他の社員の活躍の場が広がるメリットがある。担務を固定化することによって社員の成長の妨げになることはデメリット
    • サービスマネージャーの役目は終わった。人件費削減は事実としてある。フリーで動ける人を増やしていく。
    • サービスマネージャーを廃止しても、フォアマン層が居なくなるものではない。
    • 10月1日以降、デメリットが表れないよう現場で対応していく。体制の教育はしっかりと行う
    • 駅長・副駅長の車いす対応については、副駅長が対応したことがあるという紹介であり、最悪の状態を考えればありえるということ。職制が前提なので基本的に駅長が行うものではない

  • お客さまのニーズの変化について
    • 乗降人員や発売実績、自動改札機のデータなどの他、現場長を通じて現場の声を把握したり直接確認に行くなどして把握している
    • スマホ、タブレットの普及により自分で調べられる時代。駅員を介さないお客さまは増えている
    • チケットレスで駅を介さずシームレスな移動の実現が変革のあり方であり、そのようなお客さまも徐々に増えている
    • インバウンドは非常に大きく、しっかり対応する必要がある。直接対応する駅社員の負担が増していることは理解しており、声をあげてもらえば必要な支援はしていく
    • 声かけサポート運動は鉄道事業者、障害者団体も含んだ運動。難しい取組みだがJRだけの取組みではない。できない環境であるならば、無理矢理やれと言うものではない
    • 団券、特企券の省力化や修正、月報、締切など減らせる業務は引き続き検討していく

  • 新潟駅のサービスマネージャーについて
    • 新潟駅は仮万代口の関係でサービスマネージャーを廃止とはせず、泊まり勤務にする。仮でなくなれば以降は検討する
    • 新潟駅の連続立体交差の工事進展が大きい。そのほか、お客さま流動と総合的に勘案した。現場、支社と双方で増やすべきと確認している

  • 越後湯沢駅のサービスマネージャーについて
    • 現場実態は現場長を通じ、不安があれば解消しながら対応すると確認している。
    • 適正な要員は配置している。サービスマネージャーを廃止し、7H―1の担務を設けなくても混乱は生じない
    • 10月1日以降でも必要があれば要員の手当てをすることはありうる。実情把握に心がけていく

  • 長岡駅のサービスマネージャーについて
    • 10月1日に移行に車イス対応はJNBに水平分業する調整中。慣れないお客さまの案内も含むがサービスマネージャーのように常に駅内を巡回をする業務ではなく忘れ物センターに常駐の予定
    • 適正な要員は配置しており混乱は生じない

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