地本申34号コーナー

現情勢下における健全な企業活動に関する緊急申し入れ

最終更新日 2021年 2月 7日


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  ■ 申34号 現情勢下における健全な企業活動に関する緊急申し入れ

2020年11月20日申し入れ

 標題について、支設企第236号(2020年8月26日)で示達された2020年11月20日新潟研修センターを会場とする日帰りの設備関係現場長会議について、新支設企第360号(2020年11月16日)により、「温泉旅館」での一泊会議へ急遽変更されると共に「宿泊費は会社負担とする」旨の示達がされました。

 新潟支社の社員は新型コロナウイルスが猛威を振るう中でも、第二四半期決算にみられる当社の厳しい経営状況を自覚し、生き残りを懸けた取り組みを「変革2027」のビジョンに沿って行っています。そのような中で新支設企第360号により変更された設備関係現場長会議は、現場において費用をゼロベースで見直すなどのコストダウンを含め必死に努力をしている社員の理解を得られるとはいえず、事実新潟地本にも多くの社員から疑問の声が寄せられています。従いまして東日本ユニオン新潟地本は下記の通り申し入れますので、新潟支社の誠意ある回答を要請します。


  1. 新支設企第360号により会議を新潟研修センターでの日帰りから、温泉旅館での一泊に変更した理由及び必要性を明らかにすること。
  2. 新潟支社主催の出張・研修における新型コロナウイルス感染予防対策の考え方について明らかにすること。
  3. 当社の経営状況を踏まえ、社員が業務において持つべき心構え及び行動指針について新潟支社の考え方を明らかにすること。
  4. 回答は2020年11月24日までに行うこと。

以上

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  ■ 団体交渉の日程が決定!

  ★ 2020年12月17日 14時30分より団体交渉を行います

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  ■ 団体交渉を終了!

  ★ 2020年12月17日 14時30分より団体交渉を行いました

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  ■ 支社側の回答及び見解

  1. 新支設企第360号により会議を新潟研修センターでの日帰りから、温泉旅館での一泊に変更した理由及び必要性を明らかにすること。

    回答:経営環境の変化点及び新潟県・庄内エリアアフターデスティネーションキャンペーン期間中であることも踏まえ、総合的に判断したものである。

  2. 新潟支社主催の出張・研修における新型コロナウイルス感染予防対策の考え方について明らかにすること。

    回答:危機管理本部指示に基づき、知り組んでいるところである。

  3. 当社の経営状況を踏まえ、社員が業務において持つべき心構え及び行動指針について新潟支社の考え方を明らかにすること。

    回答:変革2027及び変革のスピードアップに記載の通りとなる。

  4. 回答は2020年11月24日までに行うこと。

    回答:「労使間の取扱いに関する協約(平成30年10月1日締結)」に則り、取り扱うこととなる。

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  ■ 団体交渉のポイント

  • 新潟研修センターでの日帰り会議を温泉旅館での一泊に変更した理由及び必要性について
    • 「経営環境の変化点」及び「新潟県・庄内エリアアフターDC期間中であること」も踏まえ、総合的に判断した
    • 業務上の必要性があると判断して、会議の日程を変更した
    • 「経営環境の変化点」については、変革2027が策定をされ「変革のスピードアップ、サスティナビリティなJR東日本グループが目指して」という会社からのメッセージ等々を踏まえた
    • 「新潟県・庄内エリアアフターDC」について、グループ理念や、行動指針の中に「地域密着」「グループ会社」「ネットワークの力を活かして地域社会の発展に貢献する」とあり、今回そのような面も含めて業務上の判断によって、あえて日帰りから一旦は執務箇所を離れての出張という形で現場長会議を開催するところとした

  • 日帰りの会議を1泊2日に変更した理由について
    • 業務上の必要性があり会議の日程を変更した。
    • 下半期の現場長会議として通達を行った8月の時点では、一旦現会議は設定しているが、状況を踏まえながら変更することも検討しながら考えていた
      組合
      8月の通達の時点で1泊で設定すべきところを、8月時点の状況を見て日帰りで設定しておいたということか?
      支社
      8月の時点では一旦は日帰りで設定していて、その後変更が必要という判断をしたら変更通達を出そうというところで考えていた
      組合
      20日の現場長会議を16日に通達替えするというのは、かなり緊急を要すると一般的には捉えられる
      支社
      業務運営上、必要な会議というところを踏まえて設定を行っている

  • 温泉旅館での会議を必要とした理由について
    • 業務上の都合により、会議も含めた中で出張として行く場所として今回選定した
    • 新潟研修センターでは会議ができなかったのでは無く、会場と時間設定、出張の行程等々を踏まえた中で今回はここが適切であると判断して設定した
    • 温泉に限ったわけではなく、支社ビル内の会議室や新潟駅周辺の貸し会議室、いわゆるコンベンションホール等々もあるが今回は経営判断を踏まえて結果として今回の会場に決定した
      組合
      あくまでも会議室であり、会議をする場所としての結果が温泉旅館だったということか?
      支社
      会議も含めた中で出張として行く場所として今回選定させて頂いた
      組合
      業務上の必要性というものをもう少し具体的に教えて頂きたい
      支社
      いわゆる現場長会議というところで会議の議題、内容等々を踏まえた中で様々ある会場を鑑みて会場を決定した
      組合
      温泉があったり、御膳でお食事したりするのは副次的なものなのか?
      支社
      新潟県・庄内DCということも理由としてあるということも踏まえてそこの会場に決めた
      組合
      業務上の必要性の中身というのは、当社としてDCを利用することも目的としてあったということか?
      支社
      変革2027の行動指針の中にある「地域密着、コミニュケーションのネットワークの力を生かして地域社会の発展に貢献する」という理念の元、様々勘案した中で今回の会場を決定した

  • 現情勢下における会議変更の判断について
    • 会社としては会議、研修も含めて必要なものは行うということは変わらない。会社として必要であるものは経費が伴うものも含めてやることは変わらない
    • 経費については様々ゼロベースで見直しをすることは変革のスピードアップにも記載をしているが、必要な出張、必要な業務また様々な事柄については必要なものについてはシッカリと今後も行っていく
      組合
      現情勢下においても、それを上回る業務上の必要性があったということで受け止めて良いか?
      支社
      今回の現場長会議については、業務上の必要性があったと考えている
      組合
      会場は変更になったが会議の内容は変更になったのか?
      支社
      会議の内容については、この場では詳細については答えは控える
      組合
      会議の様態も変わったのか?議題は変更になっていないのか?
      支社
      それについても答えは控えさせて頂きたい。経営上の判断
      組合
      泊りになって、日帰りよりも会議時間が短くなっているが会議内容に変更があったのか?
      支社
      経営上の判断である

  • 業務上必要とする会議をやめた理由について
    • コロナ等情勢を踏まえて感染拡大防止の観点からも変更した
    • 危機管理N199号が11月19日に出ているので、その指示を踏まえて判断した
      組合
      具体的にN199号のどこか?
      支社
      感染の拡大傾向、影響も広がって来ているということも踏まえて、対応等について「新型コロナウイルス発生に伴う対応等について」という文章が発信されたことを踏まえて全体的に判断した。ここに全部禁止するとかという記載がある訳では無い
      組合
      N199号が根拠だというが、改訂内容は「海外から帰国する社員」と「懇親会」と「車内換気及び放送の実施」だ。社員の懇親会等については8月3日付の危機管理N195号の時からもう既にほぼ同じ内容ではないのか?
      支社
      第3波が来ているのではないかとして首都圏や日本全国においても新型コロナウイルスの感染拡大が進んでいるという報道は皆さんもご存知だと思う
      組合
      報道によればその山が始まったのは11月3日くらい。少し矛盾していないか?
      支社
      コロナの第3波、拡大傾向という情勢も含めて、新潟支社危機管理本部指示を改めてN199号が出るというところを含めて変更をした

  • コストカットを呼びかけている中での会議の設定について
    • 必要なコストダウンというものも取り組まなければならず、コストダウンできるところはコストダウンして行く
    • 会議を含め必要な部分について経費を使わなければいけないところは当然あり、限られた中でどう使うかシッカリと判断をして必要なものは経費を使って行く
      組合
      現場では決算説明会で鉛筆一本、蛍光灯一本節約するように言われている中で社員からの理解が得られると考えるのか
      支社
      コストダウンには取り組むが、必要な会議については経費を使わなければならない
      組合
      現場は肌感覚で危機的な経営状態を感じている。その様な中、温泉で会議を開催しようとする現場長に鼓舞されても何も伝わらないと考えないのか
      支社
      意見は承る。必要な会議は行っていくことに変わりない
      組合
      やっているのは会議であっても、現場長は温泉で会社の経費で会議をやっている、コストダウンに向けて職場で我々が我慢したことが現場長の酒代になっていると思われている
      支社
      そこはご意見として承った中で、そういう声があることも意識した中で進めて行きたい。コストダウンできるところはコストダウンし、必要なものはやることは変わらない
      組合
      現場の声を聞いた方が良い。コストカットを一生懸命頑張ろうというなかで、このようなことが解れば社員にどう思われると思うか?
      支社
      必要なものは今後も続けて行くということに変わりはない
      組合
      各現場長は優秀で意識が高い方ばかりだと思うが、立案の過程で誰もおかしいと思わなかったのか。組合側としては非常に危機感を感じざるを得ない
      支社
      そこはご意見として承る。会社としては必要な判断で必要なものをやるというところは変わらない

  • 新潟支社主催の出張・研修における感染予防対策の考え方について
    • 危機管理本部指示に基づき取り組んでいる
      組合
      今回の1泊出張の会議では、どのような感染対策を想定していたのか?
      支社
      会場の広さも含めて今回の会議の開催の会場としては満たしているというところで設定した。会社としての主催する会議で利用する立場として条件を全て満たせると判断して決定した
      組合
      消毒用のアルコールなどは会社から持って行くのか?
      支社
      予め確認させて頂いて、準備されていると解れば借ることもあるし、こちらから持って行くということもある。消毒など万全を期して行うのは危機管理本部指示に基づいて行う
      組合
      例えば演壇で話をするような場合にアクリル板などで覆ったりするのか?
      支社
      必要に応じてやる場合もあるし、そうでない場合もある

  • 社員等の懇親会等の考え方について
    • 社員等の懇親会等を禁止している訳ではない。
      組合
      現場社員は危機管理の「社員等の懇親会等について」という掲示に沿えば「飲めない」と感覚する。N195号からN199号にかけて、「10人以上注意」から「5人以上注意」となったのが具体的な変更点だが、注意をしていれば支社の会議では超えても良いのか?
      支社
      必要性を踏まえて
      組合
      必要性と言うのは会議の必要性ではないのか?
      支社
      感染予防の徹底を図りながら開催するということ。 禁止と言う訳では無い
      組合
      現場感覚では25人での会食は絶対しない。支社の課室長、各技セの所長は「代替要員の確保の難しい社員」には該当しないのか?
      支社
      必要な業務執行体制というのは図った上で行っている
      組合
      「同時に感染することを避けるために同席は極力避けること。やむを得ず同席する場合はお互い離れて座ること。」はリスクのマネジメントの考え方として同席を避けているのではないか。これは当てはまらないのか?
      支社
      当たらない

  • 飲食人数の制限の考え方について
    • 感染防止に充分配慮すれば何人であっても問題は無い
      組合
      「危機管理本部の指示に基づき」という回答だが、N195号からN199号に掛けて何故10人が5人になったのか?
      支社
      例えば「5人以上の飲食だと感染リスクが高まることから」というところ
      組合
      N195号の時は10人だった
      支社
      本社以外の様々な知見等を加えた中で、そのように記載が変わるということ。 5人以上でやるなということではない
      組合
      10人が5人になったということは、マックス5人ではないのか?会社は5人と社会に示している。充分注意していれば10人でも良いと言う回答か?
      支社
      そのとおり
      組合
      では何故社員へのメッセージは10人が5人になったのか?
      支社
      10人でやる配慮よりも、5人でやる時からも配慮をシッカリやって下さいというメッセージだ
      組合
      そのようなメッセージだから、10人が5人になったと社員の目に映る。そのような時に現場長会議というのは比べて見ている。
      支社
      しっかりと対策をして開催することに問題は無いという考えである
      組合
      回答からすれば、20人だろうが30人だろうが感染防止に充分配慮すればそれはOKということか
      支社
      そこは必要なものはやって行く。
      組合
      危機管理のN199号の別紙2に基づけば25人でも何人だろうが問題無いということか?
      支社
      書いてある考え方等々を加味されているのであれば、問題無い
      組合
      今の時期は特に、守っていても5人以下でやってくれというメッセージを出すべきだ
      支社
      意見として承るが、危機管理本部指示に基づいて必要なものは行っていく

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