地本申1号コーナー

磐越西線で発生した事象を踏まえた安全・安定運行を求める緊急申し入れ

最終更新日 2023年 8月 6日


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  ■ 申1号 磐越西線で発生した事象を踏まえた安全・安定運行を求める緊急申し入れ

2021年 8月16日申し入れ

 標題について、2021年8月4日早朝、磐越西線東下条~五十島駅間において、レール締結装置が16箇所外れていることを点検作業中の社員が発見し、警察の出動を要請するなど状況調査が行われました。幸いにも列車の脱線・転覆等に至ることはありませんでしたが、列車の安全・安定輸送を脅かす重大な事象であると認識しています。

 新潟地本は、本事象の原因及び背後要因を明らかにし、再発防止策を講じた「社員・お客さまの命を守る」運行体制の確立を求め、下記の通り申し入れますので、新潟支社の誠意ある回答を要請します。


  1. 今回発生した事象について原因・背後要因を明らかにすること。
  2. 今回の事象から得た教訓及び再発防止策を明らかにすること。
  3. 回答は2021年8月31日までに行うこと。

以上

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  ■ 団体交渉の日程が決定!

  ★ 2021年11月 2日  9時30分より団体交渉を行います

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  ■ 団体交渉を終了!

  ★ 2021年11月 2日  9時30分より団体交渉を行いました

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  ■ 支社側の回答及び見解

  1. 今回発生した事象について原因・背後要因を明らかにすること。

    回答:本事象は、列車の走行による繰り返し荷重により、締結装置が脱落したものと推定される。

  2. 今回の事象から得た教訓及び再発防止策を明らかにすること。

    回答:当該線区の緊急点検を実施し、類似箇所が無いことを確認している。また、線路管理の重要性について教育を行ったところである。

  3. 回答は2021年8月31日までに行うこと。

    回答:「労使間の取扱いに関する協約(令和3年10月1日締結) 」に則り、取り扱うこととなる。

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  ■ 団体交渉のポイント

  • 発生した事象の原因・背後要因について
    • 検査等も行っていた中で外れてしまった。15カ所がどのタイミングで脱落したかはつかめていない。検査直後に脱落したと思われる
      組合
      検査履歴に「マクラギ検査6月3日夜締結装置不良あり」とあるが、その時に直したのか?
      支社
      3カ所連続で不良があったわけではなく、この段階では早急に補修は行っていない
      組合
      修繕するようにパートナー会社から連絡はなかったのか?
      支社
      パートナー会社は検査結果をJRに報告する。結果を受けてJRが判断する
    • 次年度の交換計画に組み込むか考えていて、報告を受けて即修繕は考えていなかった。放置していたわけではなく即修繕が必要ではないと判断した
      組合
      このような状態になっているのが分かっていたのに8月4日は列車を止めてまで修繕したのか。危機管理上の判断ではなかったのか?
      支社
      主幹が保線技術センターであり現地を確認するまでは抑止をかけて安全を確保する方針をとった
    • 安全を脅かすような費用削減はしない。修繕費がなくて優先順位が遅れるということはない

  • 今回の事象から得た教訓及び再発防止策について
    • 線路管理の重要性について教育を行った
      組合
      直した方が良いと正しく報告したパートナー会社に何の教育をしたのか?
      支社
      緊急性があれば写真等を使用してJR側で判断しやすい様に再周知を行った
    • 不具合を放置しておくことは考えていない。計画的に補修をしていく
    • 3カ所ということは判断基準としている。基準を見直すことも一つの考え方
    • パートナー会社だけが悪いとは決して思っていない。JRも検査状況の把握を今一度見直した。双方で同種事象の再発防止に取り組んでいく

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