地本申5号コーナー

「変革2027を踏まえた新たなジョブローテーション」実施後の検証に関する申し入れ

最終更新日 2022年 1月 6日


→地本団体交渉コーナーへもどる

  ■ 申5号 「変革2027を踏まえた新たなジョブローテーション」実施後の検証に関する申し入れ

2021年11月 2日申し入れ

 東日本ユニオンは、2020年4月1日より実施された「変革2027を踏まえた新たなジョブローテーション」について、施策の目的である「社員が多様な経験を積むことで安全・サービスレベルを向上させる」とした視点をはじめ、「変革2027」でめざす「社員・家族の幸福の実現」や「キャリアステップ」など様々な視点から検証を行ってきました。

 検証の過程では、安全に直結する課題や社員・家族の生活設計への影響など、将来に対する不安の声が組合員のみならず現場第一線で働く社員からも数多く寄せられています。

 これら寄せられた声に踏まえれば、現場実態を蔑ろにし、異動だけが目的化されるなど施策がひとり歩きしていると思わざるを得ず、新潟地本は今日段階における成果と課題を明確にした上で、課題を施策の目的に沿って克服する必要があると認識しています。

 従いまして下記の通り申し入れますので、新潟支社の誠意ある回答を要請します。


  1. 新潟支社における「変革2027を踏まえた新たなジョブローテーション」の目的を明らかにすること。
  2. 新潟支社における「変革2027を踏まえた新たなジョブローテーション」の成果と課題を明らかにすること。
  3. 新潟支社における「変革2027を踏まえた新たなジョブローテーション」の対象者を明らかにすること。
  4. 新潟支社における「変革2027を踏まえた新たなジョブローテーション」の実施回数並びに、ジョブローテーションが実施された社員数を明らかにすること。
  5. 新潟支社における「変革2027を踏まえた新たなジョブローテーション」実施後、「同一担務の従事期間が最長でも概ね10年を超えないように異動又は担務変更を行う」とした成果と課題を明らかにすること。
  6. 新潟支社における「変革2027を踏まえた新たなジョブローテーション」により異動した社員の「仕事と生活の両立」の視点から成果と課題を明らかにすること。
  7. 新潟支社における「変革2027を踏まえた新たなジョブローテーション」実施後における安全のレベルアップを目的とした、運転士の異動に対する成果と課題を明らかにすること。
  8. 新潟支社における「変革2027を踏まえた新たなジョブローテーション」により異動した社員に対する、各運輸区所における教育内容及び教育スケジュールの考え方を明らかにすること。
  9. 新潟支社における「変革2027を踏まえた新たなジョブローテーション」実施前と実施後における乗務係(運転士・車掌および指導担当)の休日出勤と超勤実績の増減を運輸区所別に明らかにすること。

以上

→地本団体交渉コーナーへもどる

  ■ 団体交渉の日程が決定!

  ★ 2021年12月24日 9時30分より団体交渉を行います

→地本団体交渉コーナーへもどる

  ■ 団体交渉を終了!

  ★ 2021年12月24日  9時30分より団体交渉を行いました

→地本団体交渉コーナーへもどる

  ■ 支社側の回答及び見解

  1. 新潟支社における「変革2027を踏まえた新たなジョブローテーション」の目的を明らかにすること。

    回答:今後も「究極の安全」を追求し、会社を持続的に発展させていくためには、激しく変化する経営環境下において社員一人ひとりの成長が不可欠であり、「新たな輸送サービスの価値の創造」に貢献できる社員を育成し、「さらなる生産性の向上」を目指すことである。

  2. 新潟支社における「変革2027を踏まえた新たなジョブローテーション」の成果と課題を明らかにすること。

    回答:一人ひとりの社員が様々なことに挑戦し、主体性をもって将来の夢や希望につながる業務を経験することで成長していく観点と、安全・安定輸送の確保とお客さまサービスに必要な社員の配置という観点を引き続き考慮していく考えである。

  3. 新潟支社における「変革2027を踏まえた新たなジョブローテーション」の対象者を明らかにすること。

    回答:新たなジョブローテーションを通じ、 一人ひとりが自らのキャリアを主体的に描き、チャレンジする中で多様な経験を積み、成長していくこととなるため、この趣旨は、駅社員や乗務員のみならず、全ての社員に当てはまるものである。

  4. 新潟支社における「変革2027を踏まえた新たなジョブローテーション」の実施回数並びに、ジョブローテーションが実施された社員数を明らかにすること。

    回答:社員の運用については、任用の基準に則り、取り扱うこととなる。

  5. 新潟支社における「変革2027を踏まえた新たなジョブローテーション」実施後、「同一担務の従事期間が最長でも概ね10年を超えないように異動又は担務変更を行う」とした成果と課題を明らかにすること。

    回答:安全・サービスレベルを向上させることを目的として、概ね10年という一定の目安を設けることにより多様な経験を積むこととしたものであり、同一担務の従事期間を最長でも概ね10年を超えないように異動や担務変更を引き続き行っていく考えである。

  6. 新潟支社における「変革2027を踏まえた新たなジョブローテーション」により異動した社員の「仕事と生活の両立」の視点から成果と課題を明らかにすること。

    回答:一人ひとりの社員が様々なことに挑戦し、主体性をもって将来の夢や希望につながる業務を経験することで成長していく観点と、安全・安定輸送の確保とお客さまサービスに必要な社員の配置という観点を引き続き考慮していく考えである。

  7. 新潟支社における「変革2027を踏まえた新たなジョブローテーション」実施後における安全のレベルアップを目的とした、運転士の異動に対する成果と課題を明らかにすること。

    回答:新たなジョブローテーションは、社員の能力、挑戦意欲に応じた多様な業務経験を積むことで安全・サービスレベルを向上させることを目的としたものであり、引き続き実施していく考えである。

  8. 新潟支社における「変革2027を踏まえた新たなジョブローテーション」により異動した社員に対する、各運輸区所における教育内容及び教育スケジュールの考え方を明らかにすること。

    回答:引き続き、必要な教育を実施していく考えである。

  9. 新潟支社における「変革2027を踏まえた新たなジョブローテーション」実施前と実施後における乗務係(運転士・車掌および指導担当)の休日出勤と超勤実績の増減を運輸区所別に明らかにすること。

    回答:休日出勤や超勤は様々な発生事由があるため、個々の事由毎に実績を示す考えはない。

→地本団体交渉コーナーへもどる