東日本ユニオン新潟地本は、2021年12月21日に「駅及び運輸区における体制の見直しについて」の提案を受けました。
今ダイヤ改正では、羽越本線・村上~酒田間のワンマン運転の拡大や「庄内統括センター」の発足等により、今まで以上に社員の労働条件・労働環境、そして「お客さまへのサービス」に大きく関わる変化が生じると認識しています。
一方で労働条件に関する要員算定について、これまで現業機関における必要な要員は標準数として一定の目安として示されてきたことに対して、1日当たりの出面数(作業ダイヤ数)で「管理・一般・乗務」に分けて示すことに変更され、設定したダイヤに対する乗務員の労働条件が不明確となりました。
駅業務体制の見直しについては、サービス向上や異常時対応について労使での更なる議論が必要であると認識しています。
従いまして、下記の通り申し入れますので、新潟支社の誠意ある回答を要請します。
記
【ダイヤ改正関係】
- 羽越本線内へのSuica改札機及び簡易Suica改札機の導入計画を明らかにすること。
- 羽越本線・村上〜酒田間のワンマンエリア拡大にともなうフェアゴール対策についての考え方を明らかにすること。
- 羽越本線、村上~鶴岡間のワンマン試運転は、GV-E400系2両で日中及び夜時間帯で行うこと。
- ワンマン運転が拡大される羽越本線村上〜酒田間のワンマンミラー清掃及びメンテナンスのあり方について考えを明らかにすること。
- 羽越本線・三瀬駅中線に新設された上りワンマン列車用の停止位置目標を3停目の位置に移設すること。
- 新潟駅高架ホームで手歯止め作業時に降車出来るよう足場を設置すること。
- 新潟駅ホーム発前整備となる3921M、120M、420Mにドア扱い10分の付加時間を付与すること。
- 新潟運輸区B1218行路467M着後の折り返し時間に、西口改札閉鎖時エレベーター使用による3分(準備)を加算すること。
- 酒田運輸区運転士行路における「酒田~秋田間特急いなほ号」の技術保持及び、ダイヤ改正以降の運転士行路運用について考え方を明らかにすること。
- 羽越線・酒田~秋田間の特認曲線に対応した運転時分の見直しを行うこと。
- 酒田運輸区運転士における110系車両の運転技術保持について明らかにすること。
- 酒田運輸区運転士行路運用に110系の車両運用を行わないこと。
【検修について】
- 検修社員がこれまで担っていた業務について今後、どのようにするのか明らかにすること。
【設備関係について】
- 今後の作業間合いの確保はどのようにするのか考え方を明らかにすること。
【車両・設備について】
- GV-E400系、ワンマン列車運転時、無人駅に停車後に流れる自動放送の時間30秒以内に改修すること。
- GV-E400系ワンマン列車運転時、発車ベルが鳴動できるようにワンマン装置を改修すること。
- E653系運転時、交流区間で回生ブレーキが失効する原因と対策を講じること。
- E129系において上越線・長岡~浦佐間において運用する際に「案内設定」ができるようにROM改修を行うこと。
【その他】
- 乗務員による車内清掃の付加時間に、運転士と車掌に違いがある理由を明らかにすること。
- 就業規則第90条を遵守せず、乗務割交番を大型化した理由を明らかにすること。
- 着発3時間以上の着発点呼を廃止した理由を明らかにすること。また、これまで実施していた理由を明らかにすること。
- 駅留置時の折り返し点呼を廃止することに統一した理由を明らかにすること。また、これまで実施していた理由を明らかにすること。
【駅の業務体制の見直し関係について】
- 長岡駅の6時から7時、19時から20時。新津駅の18時から19時の窓口による発券状況を明らかにすること。
- 長岡駅、乗り換え改札口のマルス稼働状況について明らかにすること。
- 長岡駅、新津駅の3月12日以降の作業ダイヤについて明らかにすること。
- 新津駅の19時以降の営業体制について明らかにすること。
- 支社として指定席券売機の利用率を向上させる為の具体的な案を明らかにすること。
以上
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