地本申9号コーナー

「庄内統括センターにおける柔軟な働き方の実現」に対する申し入れ

最終更新日 2023年 7月13日


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  ■ 申9号 「庄内統括センターにおける柔軟な働き方の実現」に対する申し入れ

2022年 1月28日申し入れ

 東日本ユニオン新潟地本は、2021年12月21日に標題について提案を受けました。 庄内統括センターの設置に関しては、12月20日に申第6号「新潟支社の現業機関における柔軟な働き方の実現について」に対する申し入れの交渉を行うなど、施策に対する目的や将来展望等について議論を行ってきました。

 本提案により庄内統括センター設置に伴う業務内容が明らかにされましたが、提案時点でも未だ検討・調整中とされた内容が多くあり、施策実施まで2カ月を切った現在でも社員・組合員の疑問・不安を解消するには至っていません。

 社員の働き方やキャリアビジョン、生活設計にまで大きく関わる施策であり、安全やサービスの提供にも影響を与える内容であることから、更なる議論が必要であるとの認識です。

 庄内統括センターに関して不明な点の解明を求めて下記の通り申し入れますので、新潟支社の真摯な回答を要請します。


  1. 運転士、車掌、指導、事務、検修、管理、出改札、輸送、業務を現在担務している社員が新たに担当する業務及びその教育期間、内容を明らかにすること。
  2. 新たな担務指定を行う場合、個人面談を実施して本人の希望に沿った業務を担当させること。
  3. 車掌の新規養成を行うのか明らかにすること。
  4. 車掌業務から一度離れた社員が再度車掌業務を行う場合に、再教育が必要となる条件を明らかにすること。
  5. 車掌の呼び戻し教育期間とその内容を明らかにすること。
  6. 運転士の新規養成を行うのか明らかにすること。
  7. 運転士業務から一度離れた社員が再度運転士業務を行う場合に、再教育が必要となる条件を明らかにすること。
  8. 運転士の呼び戻し教育期間とその内容を明らかにすること。
  9. 省令に基づいた運転士と車掌の訓練会のあり方について明らかにすること。
  10. 新潟総合訓練センターで行われる定期訓練への参加方について考えを明らかにすること。
  11. 各担務に対する訓練等のあり方について明らかにすること。
  12. 発足後、一年間の複数業務を担う社員の人数とそのスケジュールを明らかにすること。
  13. 被服の貸与とその管理方について明らかにすること。
  14. 更衣室とロッカーについて考え方を明らかにすること。
  15. 勤務指定のあり方について明らかにすること。
  16. 次勤務確認と次勤務出勤箇所の確認方法について明らかにすること。
  17. 乗務係の出勤予備について考え方を明らかにすること。
  18. 年休請求の方法について明らかにすること。
  19. 専ら業務に就く業務はどのように周知されるのか明らかにすること。
  20. 休憩室の利用方について明らかにすること。
  21. 喫煙所の利用方について明らかにすること。
  22. 企画業務の内容について明らかにすること。
  23. 企画業務の勤務指定のあり方について明らかにすること。
  24. 設備職場のあり方について明らかにすること。
  25. 現在地区センターが行なっている業務との融合のあり方を明らかにすること。
  26. 現在貸与されている物品の取り扱いについて明らかすること。
  27. 今後、庄内出身の新規採用について考え方を明らかにすること。
  28. 複数業務を担うことで社員の所得が下がる事に対する考え方を明らかにすること。
  29. 運輸区構内にある断路器の取り扱いついて明らかにすること。
  30. 臨時対応における派遣修繕の基準を明らかにすること。
  31. 柔軟な働き方を進めていく中で、近い検修職場から検修社員を派遣する考え方はあるのか明らかにすること。
  32. 臨時の仕業検査を行う番線を明らかにすること。
  33. 仕業検査点検項目、屋根上点検、床下点検の実施方法について明らかにすること。

以上

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  ■ 団体交渉の日程が決定!>

  ★ 2022年 2月16日  9時30分より団体交渉を行います

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  ■ 団体交渉を終了!

  ★ 2022年 2月16日  9時30分より団体交渉を行いました

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  ■ 支社側の回答及び見解

  1. 運転士、車掌、指導、事務、検修、管理、出改札、輸送、業務を現在担務している社員が新たに担当する業務及びその教育期間、内容を明らかにすること。

    回答:これまでの硬直的な仕事の垣根を超えた柔軟な働き方を実現していくために、系統や事業分野を超えた業務を行うこととなる。なお、必要な教育は実施していく考えである。

  2. 新たな担務指定を行う場合、個人面談を実施して本人の希望に沿った業務を担当させること。

    回答:社員の運用については、任用の基準に則り取り扱うこととなる。

  3. 車掌の新規養成を行うのか明らかにすること。

    回答:乗務員の新規養成は必要により実施する考えである。

  4. 車掌業務から一度離れた社員が再度車掌業務を行う場合に、再教育が必要となる条件を明らかにすること。

    回答:必要な教育は実施していく考えである。

  5. 車掌の呼び戻し教育期間とその内容を明らかにすること。

    回答:必要な教育は実施していく考えである。

  6. 運転士の新規養成を行うのか明らかにすること。

    回答:乗務員の新規養成は必要により実施する考えである。

  7. 運転士業務から一度離れた社員が再度運転士業務を行う場合に、再教育が必要となる条件を明らかにすること。

    回答:必要な教育は実施していく考えである。

  8. 運転士の呼び戻し教育期間とその内容を明らかにすること。

    回答:必要な教育は実施していく考えである。

  9. 省令に基づいた運転士と車掌の訓練会のあり方について明らかにすること。

    回答:必要な教育は実施していく考えである。

  10. 新潟総合訓練センターで行われる定期訓練への参加方について考えを明らかにすること。

    回答:必要な教育は実施していく考えである。

  11. 各担務に対する訓練等のあり方について明らかにすること。

    回答:必要な教育は実施していく考えである。

  12. 発足後、一年間の複数業務を担う社員の人数とそのスケジュールを明らかにすること。

    回答:これまでの硬直的な仕事の垣根を超えた柔軟な働き方を実現していくために、系統や事業分野を超えた業務を行うこととなる。

  13. 被服の貸与とその管理方について明らかにすること。

    回答:各種規程等に則り取り扱うこととなる。

  14. 更衣室とロッカーについて考え方を明らかにすること。

    回答:必要な整備は行っていくこととなる。

  15. 勤務指定のあり方について明らかにすること。

    回答:就案規則等に則り取り扱うこととなる。

  16. 次勤務確認と次勤務出勤箇所の確認方法について明らかにすること。

    回答:就案規則等に則り取り扱うこととなる。

  17. 乗務係の出勤予備について考え方を明らかにすること。

    回答:就案規則等に則り取り扱うこととなる。

  18. 年休請求の方法について明らかにすること。

    回答:就案規則等に則り取り扱うこととなる。

  19. 専ら業務に就く業務はどのように周知されるのか明らかにすること。

    回答:就案規則等に則り取り扱うこととなる。

  20. 休憩室の利用方について明らかにすること。

    回答:休憩室の利用方は現行どおりで考えている。

  21. 喫煙所の利用方について明らかにすること。

    回答:法令等に基づき対応していく考えである。

  22. 企画業務の内容について明らかにすること。

    回答:提案時に示した企画業務を行うこととなる。

  23. 企画業務の勤務指定のあり方について明らかにすること。

    回答:就業規則等に則り取り扱うこととなる。

  24. 設備職場のあり方について明らかにすること。

    回答:設備職場のあり方については、庄内統括センター発足に伴う変更はない。

  25. 現在地区センターが行なっている業務との融合のあり方を明らかにすること。

    回答:酒田地区センターでこれまで行っていた業務については、庄内統括センターにおいて行うこととなる。

  26. 現在貸与されている物品の取り扱いについて明らかすること。

    回答:各種規程等に則り取り扱うこととなる。

  27. 今後、庄内出身の新規採用について考え方を明らかにすること。

    回答:必要な要員は確保していく考えである。

  28. 複数業務を担うことで社員の所得が下がる事に対する考え方を明らかにすること。

    回答:就業規則等に則り取り扱うこととなる。

  29. 運輸区構内にある断路器の取り扱いついて明らかにすること。

    回答:断路器の取り扱いについては、関係箇所にて対応していく考えである。

  30. 臨時対応における派遣修繕の基準を明らかにすること。

    回答:派遣修繕については、関係箇所にて対応していく考えである。

  31. 柔軟な働き方を進めていく中で、近い検修職場から検修社員を派遣する考え方はあるのか明らかにすること。

    回答:派遣修繕については、関係箇所にて対応していく考えである。

  32. 臨時の仕業検査を行う番線を明らかにすること。

    回答:状況に応じて対応することとなる。

  33. 仕業検査点検項目、屋根上点検、床下点検の実施方法について明らかにすること。

    回答:車両整備標準等に則り取り扱うこととなる。

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  ■ 団体交渉のポイント

  • 交渉時点で確定している内容について
    • 統括センター発足にあたり、改めて個人面談は行わない。統括センター発足は年末の説明になったが、働き方が変わること自体は昨年5月に社員説明が終わっている
    • キャリアビジョンや希望を含めて、昨秋の個人面談に基づくが、管理者がコミュニケーションを図る
    • 順次全ての社員に2つ以上の業務を担って貰うが、発足時に全社員は現実的には無理。発足時点では運輸区内、酒田・鶴岡駅相互で行い、駅と運輸区を跨いでの融合は行わない
    • 新たな担務を担う場合は、管理者から動機付けや説明を行う。勤務指定だけで終わらせない
    • 新たな業務を担う場合に必要な教育期間・教育内容は一律には示せない。個人の技量、不安申告、資質管理者の判断などにより統括センターで決める

  • 交渉時点で未定、最終調整中の内容について
    • 運転士、車掌の新規養成は行路内容としては可能。来年度以降行うかどうかはわからない
    • 運転士と車掌の業務の融合にあたり、発足前から見習いを始めるかどうかは決まっていない
    • 担う業務が増えるたびに必要な定例訓練の回数、時間が増える。合同で行う部分と単独で行う部分を設けるなど負担軽減の工夫をしたいが、具体的には未定
    • 新潟総合訓練センターで行われる定期訓練も同様の考えだが検討中。決まるまでは運転士・車掌のそれぞれに参加してもらう
    • 運転士が車掌も担う場合に現在のジャンパーと接客コートの両方を貸与するかは未定。貸与が基本だが発足時点では物理的に間に合わない。ジャンパーで車掌ができるようにすることも検討中
    • 発足後に支社から移管する企画業務は検討中。発足時点で寮長は移管するが、他は社員説明の資料通り。組織の再編もあり統括センターに限らず検討している
      支社
      1箇月を切った中で具体案を示せずに心苦しい。発足後が勝負と考えている
      組合
      スタートが大事だ。とりあえずやってみよう、枠だけ決めて中身が無い、ということでは駄目だ

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