地本申16号コーナー

新潟車両センター入出区車両における適正な労働時間の配置を求める申し入れ

最終更新日 2023年 6月15日


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  ■ 申16号 新潟車両センター入出区車両における適正な労働時間の配置を求める申し入れ

2022年 5月13日申し入れ

 標題について、3月ダイヤ改正より回1563Mに便乗して新潟車両センターへ到着する際、定時に運行しているにも関わらず到着点呼時刻に間に合わない事象が発生しています。また、留置線到着時刻から到着点呼時刻が僅少なことから、性急な降車・歩行を試みること等による触車・傷害事故が懸念される事態となっています。

 これらの実態から、東日本ユニオン新潟地本は今事象の原因究明と、安全でゆとりのある作業環境を求め、下記の通り申し入れますので、新潟支社の誠意ある回答を要請します。


  1. 新潟車両センターにおける入区便乗・出区便乗に対する労働時間付与の考え方を明らかにすること。
  2. 今ダイヤ改正から実施した「乗務員の業務等の見直し」において新潟車両センター入出区に付帯する労働時間の考え方について明らかにすること。
  3. 便回1563M新潟車両センター到着から到着点呼までの時間が僅少となっている理由を明らかにすること。
  4. 便回1563M運転士の新潟車両センター到着点呼時刻を上沼垂駅での停車時分を踏まえ見直すこと。
  5. 新潟車両センターにおける入出区便乗は入出区(駅区境界)時刻を基準とした労働時間の配置を行うこと。
  6. 回答は2022年5月31日までに行うこと。

以上

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  ■ 団体交渉の日程が決定!

  ★ 2022年 6月21日 15時00分より団体交渉を行います

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  ■ 団体交渉を終了!

  ★ 2022年 6月21日 15時00分より団体交渉を行いました
    第3項までで交渉を中断し、後日再開としました。

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  ■ 支社側の回答及び見解

  1. 新潟車両センターにおける入区便乗・出区便乗に対する労働時間付与の考え方を明らかにすること。

    回答:必要な労働時間は確保しているところである。

  2. 今ダイヤ改正から実施した「乗務員の業務等の見直し」において新潟車両センター入出区に付帯する労働時間の考え方について明らかにすること。

    回答:安全・安定輸送を確保しつつ、働きやすさの向上を図りながら見直しを行ったものである。なお、必要な労働時間は確保しているところである。

  3. 便回1563M新潟車両センター到着から到着点呼までの時間が僅少となっている理由を明らかにすること。

    回答:必要な労働時間は確保しているところである。

  4. 便回1563M運転士の新潟車両センター到着点呼時刻を上沼垂駅での停車時分を踏まえ見直すこと。

    回答:現時点において、便回1563M運転士の新潟車両センター到着点呼時刻を見直す考えは無い。

  5. 新潟車両センターにおける入出区便乗は入出区(駅区境界)時刻を基準とした労働時間の配置を行うこと。

    回答:準備・折り返し・整理時間一覧表に記載の通りで考えている。

  6. 回答は2022年5月31日までに行うこと。

    回答:「労使間の取扱いに関する協約(令和3年10月1日締結)」に則り取り扱うこととなる。

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  ■ 団体交渉のポイント

  • 新潟車両センターにおける入区便乗・出区便乗に対する労働時間付与の考え方について
    • 「移動待ち2分」「出入区時間3分」について、2022年3月改正で見直しをしたが、以前と考え方は特に変わっていない
    • 上沼垂信号場に到着後、車両が入区で動いている時間に対して22分は含まれているのか質すと支社側は含まれていている
    • 移動待ち2分についてもモデル時間として指定しているが、その詳細は控えさせて頂きたい
    • 新潟車両センターの車両留置箇所は一番遠い場所から点呼箇所までをモデル時間として算出している。具体的に一番遠い場所がどこかの詳細は出せない
    • 列車が上沼垂信号場に到着してから22分後が新潟車両センターでの到着点呼時刻
      組合
      回1563Mは上沼垂信号場に到着後、入換開始まで15分停車しているので明らか間に合わない
      支社
      会社として必要だと判断すれば時間を付加するが、総体的に見て足りている
      組合
      点呼時刻に間に合わない。時間が足りていない
      支社
      モデル時間をオーバーすれば設定を考えるが、点呼時刻に間に合っていない認識にはない。会社として必要な時間は付与している

  • 便回1563M新潟車両センター到着から到着点呼までの時間が僅少となっている理由について
    • 回1563Mの入区時刻の22時36分は、場所としては新潟車両センターの境界付近にいる時間
      組合
      22時36分にまだ境界付近にいて40分に到着、点呼時刻が44分。到着から4分で点呼までに移動しなくてはならない。一番遠い箇所からであれば間にあわない
      支社
      会社として総体的に間に合っているとの認識
      組合
      到着点呼に間に合う日もあれば間に合わない日もあり、点呼に間に合わせるために走っている人もいる
      支社
      っている人がいることは認識していない。点呼時間に間に合わない場合は作業報告を出して頂きたい

  • 点呼時刻に間に合わなかった件数について
    • 作業報告を見て点呼の遅れとしてあがってきているのは数件でしかない。決して多い件数ではないことから、総体的に見て時間は足りている
    • 新潟、新津、長岡の各現場トータルで3月から5月までに作業報告書として上がっているものが5件と把握している
    • 新潟車両センターの台帳の確認はしていない
      組合
      新潟車両多センターの台帳の確認を強く求める。回答内容次第で議論が必要になる
      支社
      確認してから示させて欲しい。第3項までで交渉を中断し、後日交渉を再開とする

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  ■ 第2回団体交渉の日程が決定!

  ★ 2022年 6月30日 13時00分より団体交渉を行います

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  ■ 第2回団体交渉を終了!

  ★ 2022年 6月30日 13時00分より団体交渉を行いました

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  ■ 第2回団体交渉のポイント

  • 便回1563M新潟車両センター到着から到着点呼までの時間が僅少となっていることについて
    • 新潟車両センターの点呼簿を確認したが、確かに点呼時刻を過ぎて記入している社員はいた。本人が作業報告書を出して頂かないと作業実態は分からない
    • 労働時間Bの扱いについては行路指定表に指定されていれば、点呼が遅れて作業報告書を提出した社員は、労働時間B差し引いた時間を超勤として処理をする
      組合
      点呼の実態として、時刻を記入してから報告や起床時間確認などしているため、点呼簿の記入時間だけでは実態が見えない。正しい点呼の順番・方法はなにか?
      支社
      考え方として点呼時刻までに点呼が全て終われば良く、遅れたのであれば作業報告書を自区所へ提出すれば良い
      組合
      支社側も僅少と認め、点呼時刻に遅れている社員がいる実態も把握しているにも関わらず「必要な労働時間は確保している」との回答を変更しない理由は何か
      支社
      毎日、全てが遅れているわけではないため足りていないとの認識は無い。次の改正で他の方法も含めて考えていく
      組合
      22分では間に合わない人もいる
      支社
      モデル時間であり個別の列車云々ではない。僅少かもしれないが、足りているという判断

  • 便回1563M運転士の新潟車両センター到着点呼時刻の見直しについて
    • 現状で足りないものや上沼垂で長時間停車であれば越後石山駅便乗の方が効率的。列車が走っていない時間帯等で付加を付ける事もある dl compact>
      組合
      上沼垂で待っている事が長いから発生している。付加を付ける基準は?
      支社
      足りないものは回送便乗にしない。現状は足りている事で回答している
      組合
      以前は上沼垂の停車時間は「労働時間ではない」と言われたが、今はなっている。上沼垂に停まっている時間は労働時間なのか?
      支社
      着いてから折り返し時間で点呼時間を設定している
      組合
      ノーペイではないと言う事か?
      支社
      そのとおり

  • 新潟車両センター入出区便乗について入出区時刻を基準とした労働時間の配置とすることについて
    • 今回は点呼ありで行路設定しているが、点呼無しなら越後石山駅便乗など、再検討していたかも知れない
    • 点呼無しで車両センターの場合は、基準は点呼台の前となる dl compact>
      組合
      現在、便乗者のみ上沼垂の発車時刻に合わせた設定になっているため5項の要求がある
      支社
      全体的には回答通り。考え方は全社的だが個別には支社が判断。働きがいのある行路は作る
      組合
      乗務員は労働時間開始が分からない。分かるようにして頂きたい。5項の要求について考えて頂けるか
      支社
      意見を様々頂いた。考えていく必要性はある

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