地本申9号コーナー

疥癬の感染拡大を収束させ、再発防止を求める申し入れ

最終更新日 2023年 5月 4日


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  ■ 申9号 疥癬の感染拡大を収束させ、再発防止を求める申し入れ

2022年12月13日申し入れ

 標題について、東日本ユニオン新潟地本は申第6号職場環境に徹底した衛生管理を求める緊急申し入れ(提出2022年10月12日・団体交渉2022年10月27日)にて新潟支社と団体交渉を行いました。団体交渉において新潟地本は、疥癬への罹患に苦しむ社員や、感染への不安を訴える社員の立場に立って、原因の究明や衛生管理の徹底を求めました。新潟支社は一定の対策を講じたものの、感染者の把握や寝具の取り扱い等感染を収束させるための取り組みに認識の一致が図れたとは言えず、社員の不満や不安は現在も存在しています。

 東日本ユニオン新潟地本は疥癬の収束と再発を防止するため、下記の通り申し入れますので、新潟支社の誠意ある回答を要請します。


  1. 疥癬の感染が拡大した原因を明らかにすること。
  2. 疥癬への感染者数を職場ごとに明らかにすること。
  3. 疥癬の感染拡大に対し収束にむけた取り組みを明らかにすること。
  4. 疥癬と診断された社員及び家族に医療費の補償を行うこと。

以上

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  ■ 団体交渉の日程が決定!

  ★ 2023年 1月20日 14時30分より団体交渉を行います

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  ■ 団体交渉を終了!

  ★ 2023年 1月20日 14時30分より団体交渉を行いました

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  ■ 支社側の回答及び見解

  1. 疥癬の感染が拡大した原因を明らかにすること。

    回答:関係箇所と連携を取りながら、必要な対応を行ってきたところである。

  2. 疥癬への感染者数を職場ごとに明らかにすること。

    回答:長岡運輸区を中心に複数の箇所で罹患者が発生したものである。

  3. 疥癬の感染拡大に対し収束にむけた取り組みを明らかにすること。

    回答:関係箇所と連携を取りながら、必要な対応を行ってきたところである。

  4. 疥癬と診断された社員及び家族に医療費の補償を行うこと。

    回答:関係箇所と連携を取りながら、必要な対応を行ってきたところである。

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  ■ 団体交渉のポイント

  • 疥癬の感染が拡大した原因について
    • 疥癬は直接肌が触れることで感染するのが通常だが、間接的に感染する可能性として、トイレの便座や休憩室の畳が考えられる
    • 休養管理室の寝具については月1回乾燥機を使用している。寝具が感染の原因であればここまで収束していないことから感染の原因とは考えていない

  • 疥癬への感染者数について
    • 感染が発生しているのは庄内統括センターを含めた各運輸区だけ
    • 長岡運輸区では2桁の発生数だが、それ以外は1桁
    • 様々な対応を行った結果、感染者数も減り11月3日以降は痒み等の症状を訴える社員もいなくなったことから、長岡運輸区は収束宣言をしたと
    • 感染者については、社員本人が医者に「行く」「行かない」はあるが、行った中で医師の診断を以って把握をしている
    • 経過を含めてどうなのかということで協議した中で11月の医学適性検査で聞き取を行い現状を把握している

  • 疥癬の収束にむけた取り組みについて
    • 原因と特定している訳ではないが可能性があることから、便座クリーナー設置、小出
    • 石打駅乗務員休憩室の畳撤去を実施。定期的な布団乾燥も引き続き検討していく
      組合
      運輸系統以外の職場では社員に対する情報共有が行われなかった。正しい知識と情報が拡大防止につながると指摘し、情報は発信して行くべきだ
      支社
      全ての職場に周知する訳では無い。全系統への周知については精査する必要がある。何かしらがあった時は会社として対応して行くこととなる

  • 疥癬と診断された社員及・家族への医療費補償について
    • 社員の医療費については会社側で書類を作成して労働災害の申請を行っている
    • 家族については基本的に労災を使えないので、補償は考えていない
      組合
      感染の拡大を抑えられていれば、家庭等への感染も抑えられたのではない
      支社
      切ない思いをしているのは理解をしているが、家族に補償ができないのは理解して頂くしか無い

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