地本申11号コーナー

「新潟営業統括センターにおける柔軟な働き方の実現について」に対する申し入れ

最終更新日 2023年 4月 2日


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  ■ 申11号 「新潟営業統括センターにおける柔軟な働き方の実現について」に対する申し入れ

2023年 1月24日申し入れ

 標題について、12月13日に提案を受けました。

 新潟支社管内ではすでに庄内統括センター、長岡営業統括センターが発足しており、社員の働き方は大きく変化しました。一人の社員が複数の職場・業務を受け持つこととなり社員への負担は増加し、現場からは労苦の声が寄せられています。

 提案交渉では他の営業統括センターと異なる点として、営業と輸送の融合も含めていくとの説明がありましたが、多数の職場を一つにすることによる勤務作成の複雑化、勤務箇所が日別に異なることによる通勤、業務、出勤遅延の懸念等、営業統括センター設置に対する不安の声が溢れています。多くの社員が働き、多くのお客さまがご利用される新潟地区だからこそ施策実施に対する不安を一つでも取り除くため、下記の通り申し入れますので新潟支社の誠意ある回答を要請します。


  1. 3月1日、3月18日の大幅な体制見直しの内訳を明らかにすること。
  2. 上長の指示で管理者が一般社員の業務を行うことや、一般社員が管理者の業務を行う場合があるとはどのような業務をいうのか明らかにすること。
  3. 各ユニットの詳細について明らかにすること。
  4. 新津駅と村上駅の業務担当の今後の展望について明らかにすること。
  5. 新たに業務担当の交代勤務ダイヤを作成した理由を明らかにすること。
  6. 勤務作成時のルール等を定めることはあるのか明らかにすること。
  7. 複数箇所勤務の場合、通勤経路の提出についてはどのように行うのか明らかにすること。
  8. 全ての職場に社員用駐車場はあるのか、また利用できるのか明らかにすること。
  9. 新潟車両センターと上沼垂信号場が行なっている運休や臨回電の打ち合わせについて明らかにすること。
  10. 新津駅と新津運輸区との連絡体制はどうなるのか明らかにすること。
  11. 新潟運輸区社員の新潟駅主催各種勉強会への参加及び、駅社員の他勤務箇所での各種勉強会参加について明らかにすること。
  12. 新潟運輸区社員が行う駅業務の内容を具体的に明らかにすること。
  13. 新潟運輸区社員が行う駅業務に入る行路数を明らかにすること。
  14. 新潟運輸区社員への駅業務の教育方法について、いつ、誰が、どのように行うのか明らかにすること。
  15. 新潟運輸区社員が行う駅業務については適正及び本人希望等の扱いを明らかにすること。
  16. 新潟運輸区、新津運輸区社員の新潟駅、新津駅以外の職場との業務連携することはあるのか明らかにすること。
  17. 新津駅と新津運輸区の連携については、新潟駅と新潟運輸区との融合のような考えはあるのか明らかにすること。
  18. 新潟新幹線運輸区との連携について、業務内容、兼務等具体的な内容について明らかにすること。

以上

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  ■ 団体交渉の日程が決定!

  ★ 2023年 2月 7日 11時00分より団体交渉を行います

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  ■ 団体交渉を終了!

  ★ 2023年 2月 7日 11時00分より団体交渉を行いました

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  ■ 支社側の回答及び見解

  1. 3月1日、3月18日の大幅な体制見直しの内訳を明らかにすること。

    回答:新潟営業統括センターの体制等については、提案資料等に記載したとおりである。

  2. 上長の指示で管理者が一般社員の業務を行うことや、一般社員が管理者の業務を行う場合があるとはどのような業務をいうのか明らかにすること。

    回答:就業規則等に則り取り扱うこととなる。

  3. 各ユニットの詳細について明らかにすること。

    回答:新潟営業統括センターにおける企画業務については、提案資料等に記載したとおりである。

  4. 新津駅と村上駅の業務担当の今後の展望について明らかにすること。

    回答:新潟営業統括センター発足後も従来の「業務担当」が担っていた業務に相当する作業ダイヤを設定し、当該作業ダイヤを担い得る社員を着実に育成していく。なお、従来の「業務担当」が担っていた業務の一部は関係するユニットに移管する。

  5. 新たに業務担当の交代勤務ダイヤを作成した理由を明らかにすること。

    回答:夜間早朝の異常時等における対応及び働き方改革を目的としたものである。

  6. 勤務作成時のルール等を定めることはあるのか明らかにすること。

    回答:就業規則等に則り取り扱うこととなる。

  7. 複数箇所勤務の場合、通勤経路の提出についてはどのように行うのか明らかにすること。

    回答:通勤の経路及び方法については、就業規則等に則り取り扱うこととなる。

  8. 全ての職場に社員用駐車場はあるのか、また利用できるのか明らかにすること。

    回答:通勤の経路及び方法については、就業規則等に則り取り扱うこととなる。

  9. 新潟車両センターと上沼垂信号場が行なっている運休や臨回電の打ち合わせについて明らかにすること。

    回答:業務上必要な打ち合わせは行っていく考えである。

  10. 新津駅と新津運輸区との連絡体制はどうなるのか明らかにすること。

    回答:業務上必要な連絡は行っていく考えである。

  11. 新潟運輸区社員の新潟駅主催各種勉強会への参加及び、駅社員の他勤務箇所での各種勉強会参加について明らかにすること。

    回答:新潟営業統括センター総体として、必要な教育訓練を実施していく考えである。

  12. 新潟運輸区社員が行う駅業務の内容を具体的に明らかにすること。

    回答:提案資料等に記載の内容のほか、その他必要により業務指示を行う場合がある。

  13. 新潟運輸区社員が行う駅業務に入る行路数を明らかにすること。

    回答:新潟運輸区社員が駅業務に従事する行路は、乗務員運用行路表により示す考えである。

  14. 新潟運輸区社員への駅業務の教育方法について、いつ、誰が、どのように行うのか明らかにすること。

    回答:必要な教育は実施していく考えである。

  15. 新潟運輸区社員が行う駅業務については適正及び本人希望等の扱いを明らかにすること。

    回答:新潟運輸区社員が従事する駅業務等は、乗務員運用行路表により示すほか、その他必要により業務指示を行う場合がある。

  16. 新潟運輸区、新津運輸区社員の新潟駅、新津駅以外の職場との業務連携することはあるのか明らかにすること。

    回答:新潟営業統括センターにおける業務連携については、提案資料等に記載のとおりである。

  17. 新津駅と新津運輸区の連携については、新潟駅と新潟運輸区との融合のような考えはあるのか明らかにすること。

    回答:新潟営業統括センターにおける業務融合・連携については、提案資料等に記載のとおりである。

  18. 新潟新幹線運輸区との連携について、業務内容、兼務等具体的な内容について明らかにすること。

    回答:新潟営業統括センターにおける業務融合・連携については、提案資料等に記載のとおりである。

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  ■ 団体交渉のポイント

  • 施策実施に伴う3月1日、3月18日の体制見直しの内訳について
    • 3月1日については営業統括センターが発足するが、鉄道オペレーションに関わる作業ダイヤはダイヤ改正時に変えるため、基本的に数は変わらない
    • 寮長、地区センターやそれに付随する日勤の副長、事務担当は作業ダイヤに入らないため、出面数から除いた数で発足する
    • 3月18日には作業ダイヤと合わせて体制を変更し、営業では新潟駅の出札の日勤が△1、業務担当は村上と新津で出面数を見直し、新潟駅は管理・一般をあわせて1日当たり2徹体制とする。新発田駅は通常時の運転作業は無くなるが出面は変わらない

  • 業務担当について
    • 新潟に泊まり勤務の業務担当を設定する。深夜・早朝、夜間の時間帯で第一次の初動対応を担うことで初動で完結できる内容であれば、業務時間外での呼び出しを軽減できる
    • 運転適性を持った社員が対象となる。業務全体を見た働き方改革で、動ける部隊として現場とのキャッチボールをして新設
    • 異常時に特化した体制だけでなく、仕事の仕方を社員が差配できるように考えた
    • エリアが広いので、現時点では新津と村上への配置は継続して行く考え。人数は減となるが今後も作業ダイヤを置く
    • 新津、村上の体制として変形2、企画副長1。必ず勤務しなければならない勤務ではない

  • 企画業務におけるユニットの考えについて
    • それぞれ担当の副長がいるが毎日ユニット毎の担当が勤務するわけではなく、現場の企画業務の業務量の変動に応じて計画的に勤務指定をする
    • サステナブルな体制を敷く。ユニット単体で仕事をするわけではない。各ユニットが連携しながら業務をしていく
    • チームに全ての社員が入る。代表が参加してミーティングなど各ユニット間の情報共有は常に行っている。
    • 当初は地区センターの移管業務やその他の計画業務が中心となるが、今年の6月以降は支社再編に伴って順次業務の移管等を行っていく
    • 新しいことに取り組む以外にもサステナブルな体制創りとして、各管理駅で行っている除雪や清掃などの契約業務や、業務の平準化や統合の推進を行っていく
    • オペレーションマネジメントでは、これまで安全・サービスで担っていたものをやる考え。内容はユニットと連携して行う

  • 上長の指示による「管理者が行う一般社員の業務」「一般社員が行う管理者の業務」について
    • 内勤などで主務が副長の業務を行うなど、副長では無い社員が当務の代行を行うような、上位職が指定されていたような内容を行う
    • 当務副長の作業ダイヤとして、一般社員の改札の休憩時間帯に代務で入ることも、この間行っている

  • 複数個所や複数業務を担当する場合の勤務作成について
    • 現時点では明確に月毎、週毎という形で指定することは考えていない
    • 業務融合の社員の進捗・習熟度合いに応じて勤務指定を行う
    • 営業は複数の駅を業務融合して行が、輸送は安全や教育の観点からまずは新潟と上沼垂、新津の輸送と営業という形でかなり限定した融合範囲にしている

  • 複数箇所勤務時の通勤経路などについて
    • 通勤経路は複数箇所の場合は複数箇所を記入する。通勤災害等の発生が考えられる場合、出勤がどこかで確認する
    • 発足時は事務センターから連絡が来るが、その後は自己申請となる
    • 通勤の基本は公共交通機関の利用。事情がある場合は個別に相談。決定は箇所長と支社であり、発足後も考えに変わりはない
    • 新潟営業統括センター発足後も駐車スペースの変更は無い。業務用の駐車場はあるが職場に通勤用の駐車場があるわけではない

  • 運転取り扱い等における駅と車両職場の連絡体制について
    • 上沼垂信号場と新潟車両センターで行っている運休や臨回電の打ち合わせは当直が引き続き行う。新設ではなく作業に変わりはない
    • 新津駅と新津運輸区の連絡体制については、運輸区から車両部門が別れるため新津派出の当直が行う。作業、場所は変わらない

  • 新潟運輸区社員が行う駅業務の内容について
    • 新潟駅の3箇所の改札口での勤務を考えている
    • 改札業務として、お客さま案内、自動改札機の券詰まり対応、遺失物の入力のほか、習熟度によってマルス端末による乗り越しの精算業務も想定している
    • 運輸区社員がミス等をした場合に修正作業や連絡等の後始末は全て駅社員が行う。事情聴取が必要な場合は後ほど対応
    • 幹在乗換改札を基本にして、3箇所全部入るかはつめている。ラッチ外の出札よりは扱う券種は少ない。日常的な精算はできるようになってほしい
    • 習熟度に応じて内容は変わる。細かな内容は2月、3月の訓練会で周知していく
      組合
      社員本人の適正や希望との関係についての認識どうか?
      支社
      業務である以上は、本人希望でやらなくて良いとはならない。出来なければ努力して行えるようにしてもらう必要もある
      組合
      努力だけで進められる話ではない。慎重に本人の希望、習熟度も見極めながら進めていくべきだ

  • 新潟運輸区社員が駅業務に入る行路数について
    • 「駅業務」と「駅業務等」で2行路ずつの4行路で考えている
    • 「駅業務」は本務で改札業務を行う
    • 「駅業務等」は駅業務の見習いをメインとしてマイプロや企画業務などに活用して、駅には行かない場合もある。輸送障害時は乗務に行くこともある。

  • 新潟運輸区社員への駅業務の教育方法について
    • 基本的な駅業務はOJTで行う。現地での実機の操作、直接経験して習熟度を高めていく。1本になっても不安な点は申告してもらえれば柔軟に対応する
    • 教材等を使い経験しなくても習得していけるようにする
    • 長岡駅が作った資料をベースとする。2、3月の訓練会で業務の説明を行う
    • 運輸区社員の駅業務融合見極め最終判断は営業統括センター内ユニットが行う
    • スケジュールは長岡と同じ程度の回数。来年度下期までを予定している。行路をどうするとかは示せるものはない。内容はブラッシュしていく
    • 「ステーションバイブル」があるので、それに沿ってセルフチェックを行う。習熟度、進捗度は把握する。

  • 新潟運輸区社員の各種勉強会参加について
    • 必要な教育は受けてもらうことになる。負担がかかるのは承知している
    • 基本は専ら勤務する職場の勉強会に参加。特状等あればweb等で参加してもらう
    • 運輸区社員が駅勉強会へ参加することは難しいとの認識。参加したいと言うのを止めるものではない。必要なことは運輸区の訓練会で説明することはあると思う
    • 教育を受けなければならない踏切等の取り扱いは迂回案内等それ以外でもできることはある
    • 業務融合で入る車掌だけではなく、運転士も必要なものについては、参加はありえる
    • 運輸区で駅の扱いの勉強会をすることは優先度は低い。録画して職場で見てもらうことも考える
    • 従事する業務で必要な訓練は受けてもらう。共通する部分は双方で連携して内容を精査したい。駅に特化する部分は別途やれるように考えたい

  • 新潟駅改札業務以外の各運輸区と駅業務の連携について
    • 新潟、新津運輸区共に村上、小国、新発田、新津と全ての職場と連携する
    • イベント、多売時、無人駅管理など営業統括センターからの依頼は請け負う。連携に参加する社員は様々
    • 計画できるものは事前に変形にしてやることもあり得る
    • 新津運輸区は乗務での融合は無いが、兼務として行うことがある。営業統括センターからの要請で翌日運輸区から人が欲しいという事もあり得る。具体的な連携は今後やっていく。希望等は面談で伝えてほしい
    • 兼務が無くても、新潟・新津運輸区が長岡営業統括センターとの連携はあり得る。今までも行ったことはある

  • 新津駅と新津運輸区の連携について
    • 新津駅の作業ダイヤに入れることが難しいため、新潟駅と新潟運輸区のような業務融合は行わない
    • 無人駅管理やイベントなど、日単位での連携がメイン。3月18日以降は日勤をどれだけ生み出せるかによる。駅から要請があっても勤務がまわらなければ断ることもある
    • 日々の行路で融合するのではなく、日ごとで連携を行う。磐越西線以外の対応もあり得る。新津の社員が村上へ行くこともあり得る。
    • 駅業務の勉強をしたいような連携があれば駅に見に行くことはあり得る
    • 車掌だけでなく新津運輸区社員が行くこともあり得る

  • 新潟新幹線運輸区と営業統括センターの連携について
    • 発足時は作業ダイヤに入ることはまずない。企画業務でユニットの業務の方に一部の社員が関わるところから始める考え
    • 兼務発令は統括本部が行う。新潟支社からは言えない。支社を越えての連携は可能。積極的に連携していく考え
    • 長岡営業統括センターとの連携もありえる

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