地本申12号コーナー

2023年3月ダイヤ改正及び「営業・運輸車両職場における体制の見直しについて」に対する申し入れ

最終更新日 2023年 4月16日


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  ■ 申12号 2023年3月ダイヤ改正及び「営業・運輸車両職場における体制の見直しについて」に対する申し入れ

2023年 1月27日申し入れ

 東日本ユニオン新潟地本は2022年12月20日に「営業・運輸車両職場における体制の見直しについて」の提案を受けました。

 今ダイヤ改正では、3月1日発足の「新潟営業統括センター」の体制の見直しと「新潟支社における運輸車両部門の組織再編」の実施が予定されており、社員の労働条件・労働環境に大きな変化が生じると認識しています。

 一方、施策実施に伴う各区所の体制については1日当たりの出面数(作業ダイヤ数)で示されたものの、乗務員区所においては別途提示された運用行路表だけでは労働条件が不明確な部分が存在します。また、営業統括センターにおいてはサービス向上や異常時対応について労使での更なる議論が必要であると認識しています。

 従いまして、以下の通り申し入れますので新潟支社の誠意ある回答を要請します。


【営業・運輸車両職場の体制見直しについて】

  1. 長岡運輸区の車掌行路の一部で行う駅業務は、長岡営業統括センターの1日当たりの出面数に含まれるのか明らかにすること。
  2. 「営業・運輸車両職場における体制の見直し」の提案資料にある、改正後の新潟運輸区「乗務 泊60」と運用行路表の運転士・車掌の泊行路数の合計に相違がある理由を明らかにすること。
  3. 駅窓口を廃止し、アシストマルスを導入する基準を具体的に明らかにすること。
  4. お客さまがアシストマルスで発券できなかった場合、駅係員がマルス端末で対応することはあるのか明らかにすること。また、駅係員が対応する具体的な基準を明らかにすること。
  5. 長岡営業統括センター内において燕三条駅・吉田駅の変形等の作業ダイヤ数を減らした理由を明らかにすること。
  6. マルス発券・遺失物対応・車椅子対応・ご案内等、お客さまへの対応が輻輳した場合の優先順位を明らかにすること。

【乗務割交番について】

  1. 就業規則第90条に則らず、1循環が4週間以下の乗務割交番において乗務割交番を区切って作成した理由を明らかにすること。
  2. 新津運輸区、運転士行路EC組及びDC組の乗務割交番を区切らずに作成した理由を明らかにすること。
  3. 新潟運輸区、運転士行路EC・DC組の乗務割交番を区切らずに作成した理由を明らかにすること。
  4. 庄内統括センター、車掌行路1組の乗務割交番を区切らずに作成した理由を明らかにすること。
  5. 車掌行路の庄内統括センター、新津運輸区及び長岡運輸区において乗務割交番の休日に「予/公/特」の表記がない理由を明らかにすること。

【短時間行路について】

  1. 車掌行路において短時間行路に「枠外」の表記がない理由を明らかにすること。
  2. 行路の途中で「その他時間」がある短時間行路を休日勤務で乗務した場合、行路途中の「その他時間」の取り扱いを明らかにすること。

【準備時間・折り返し時間について】

  1. 運転士行路及び車掌行路において準備時間を1分増やした理由を明らかにすること。
  2. 運転士の準備・折り返し・整理時間一覧表の乗務開始前の折り返し時間に「泊後」の項目を追加し、点呼ありの表記よりも1分増えている理由を明らかにすること。
  3. 車掌の準備・折り返し・整理時間一覧表の乗務開始前の折り返し時間「泊」の時間が現行よりも1分増えている理由を明らかにすること。
  4. 運転士の準備・折り返し・整理時間一覧表の酒田に「羽越上下(機留)」の項目を新たに設けた理由を明らかにすること。
  5. 運転士の準備・折り返し・整理時間一覧表の酒田の「入出区時間」を「入換時間」に見直した理由を明らかにすること。また、「羽越上下(機留)」の入換時間を12分にした理由を明らかにすること。
  6. 運転士の準備・折り返し・整理時間一覧表の新潟の記事欄「0:30~4:10西口改札閉鎖時、エレベーター使用により3分(準備)加算」が記載していない理由を明らかにすること。
  7. 運転士の準備・折り返し・整理時間一覧表にある「長岡②(仮)」の正式名称を明らかにすること。
  8. 運転士の準備・折り返し・整理時間一覧表、長岡②(仮)の入区及び出区の折り返し時間を5分減とし、入換時間を13分とした理由を明らかにすること。
  9. 現行と2023年3月ダイヤ改正以降の「入換合図の継続表示及び入換合図を省略する線路区間等の指定について」の新潟支社の考え方を明らかにすること。
  10. 車掌の準備・折り返し・整理時間一覧表、上沼垂の折り返し時間を全て見直してある理由を明らかにすること。
  11. 車掌の準備・折り返し・整理時間一覧表の欄外に記載してあった「新潟車両センターから上沼垂駅発車時刻及び上沼垂駅着時刻から新潟車両センターまでの時間が20分を超えた場合、超えた時間を付加とする」を削除した理由を明らかにすること。

【車掌行路の一部で乗務以外の業務を指定する場合について】

  1. 車掌行路において駅業務と駅業務等の違いを明らかにすること。
  2. 車掌行路において企画等とはどのような業務を行うのか明らかにすること。
  3. 車掌行路において企画等の業務を新潟運輸区のみとした理由を明らかにすること。
  4. 車掌行路において駅業務・駅業務等・企画等の労働時間を「その他時間」ではなく「付加時間」としている理由を明らかにすること。
  5. 車掌行路において駅業務・駅業務等・企画等の業務終了後に労働時間Bを指定しない理由を明らかにすること。
  6. 車掌行路において企画等を乗務行路の中間に設定した理由を明らかにすること。また、運用行路表において、企画等の業務を開始する前にノーペイ時間の表記がない理由を明らかにすること。

【新潟車両センター関係】

  1. 乗務行路作成において新潟車両センター~上沼垂間の入出区となる回送列車への便乗についての考え方を明らかにすること。
  2. 運転士行路において新潟車両センターでの折り返し時間が泊場面以外で「点呼なし」で設定されている理由を明らかにすること。
  3. 新潟車両センターにおいて出区番線に変更があった場合、乗務員への指示方法を明らかにすること。
  4. 新潟車両センターにおいて乗務員の点呼を自区当直とする場合の点呼箇所を明らかにすること。
  5. 新潟車両センターでの点呼箇所を変更した場合、運転士行路の折り返し時間が見直されていない理由を明らかにすること。

【その他】

  1. 新潟運輸区B1201行路、C6024行路の1684M新潟~内野間はワンマン列車なのか車掌乗務列車なのか明らかにすること。
  2. 新潟運輸区B1217行路、132M~139Mのワンマン運転に伴うE129系の ROMの改修内容について明らかにすること。
  3. 日中時間帯の新潟~新津間及び新潟~内野間のワンマン解除についての考え方について明らかにすること。

以上

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  ■ 団体交渉の日程が決定!

  ★ 2023年 2月15日 14時00分より団体交渉を行います

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  ■ 団体交渉を終了!

  ★ 2023年 2月15日 14時00分より団体交渉を行いました

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  ■ 支社側の回答及び見解

【営業・運輸車両職場の体制見直しについて】

  1. 長岡運輸区の車掌行路の一部で行う駅業務は、長岡営業統括センターの1日当たりの出面数に含まれるのか明らかにすること。

    回答:長岡運輸区及び長岡営業統括センターの体制については、提案資料に記載のとおりである。

  2. 「営業・運輸車両職場における体制の見直し」の提案資料にある、改正後の新潟運輸区「乗務 泊60」と運用行路表の運転士・車掌の泊行路数の合計に相違がある理由を明らかにすること。

    回答:提案内容の一部記載事項の訂正について、2023年2月3日に勤労速報を発出したところである。

  3. 駅窓口を廃止し、アシストマルスを導入する基準を具体的に明らかにすること。

    回答:お客さまのご利用実態を総合的に勘案し、決定しているところである。

  4. お客さまがアシストマルスで発券できなかった場合、駅係員がマルス端末で対応することはあるのか明らかにすること。また、駅係員が対応する具体的な基準を明らかにすること。

    回答:「話せる指定席券売機」で発券できない場合については、状況に応じて対応することとなる。

  5. 長岡営業統括センター内において燕三条駅・吉田駅の変形等の作業ダイヤ数を減らした理由を明らかにすること。

    回答:長岡営業統括センター内において、サステナブルな販売体制を実現するため体制の見直しを行うものである。

  6. マルス発券・遺失物対応・車椅子対応・ご案内等、お客さまへの対応が輻輳した場合の優先順位を明らかにすること。

    回答:お客さま対応については、状況に応じて対応することとなる。

【乗務割交番について】

  1. 就業規則第90条に則らず、1循環が4週間以下の乗務割交番において乗務割交番を区切って作成した理由を明らかにすること。

    回答:就業規則等に則り対応しているところである。

  2. 新津運輸区、運転士行路EC組及びDC組の乗務割交番を区切らずに作成した理由を明らかにすること。

    回答:就業規則等に則り対応しているところである。

  3. 新潟運輸区、運転士行路EC・DC組の乗務割交番を区切らずに作成した理由を明らかにすること。

    回答:就業規則等に則り対応しているところである。

  4. 庄内統括センター、車掌行路1組の乗務割交番を区切らずに作成した理由を明らかにすること。

    回答:就業規則等に則り対応しているところである。

  5. 車掌行路の庄内統括センター、新津運輸区及び長岡運輸区において乗務割交番の休日に「予/公/特」の表記がない理由を明らかにすること。

    回答:運用行路表の成案については通達で示しているところである。

【短時間行路について】

  1. 車掌行路において短時間行路に「枠外」の表記がない理由を明らかにすること。

    回答:運用行路表の成案については通達で示しているところである。

  2. 行路の途中で「その他時間」がある短時間行路を休日勤務で乗務した場合、行路途中の「その他時間」の取り扱いを明らかにすること。

    回答:就業規則等に則り取り扱うこととなる。

【準備時間・折り返し時間について】

  1. 運転士行路及び車掌行路において準備時間を1分増やした理由を明らかにすること。

    回答:必要な労働時間は確保しているところである。

  2. 運転士の準備・折り返し・整理時間一覧表の乗務開始前の折り返し時間に「泊後」の項目を追加し、点呼ありの表記よりも1分増えている理由を明らかにすること。

    回答:必要な労働時間は確保しているところである。

  3. 車掌の準備・折り返し・整理時間一覧表の乗務開始前の折り返し時間「泊」の時間が現行よりも1分増えている理由を明らかにすること。

    回答:必要な労働時間は確保しているところである。

  4. 運転士の準備・折り返し・整理時間一覧表の酒田に「羽越上下(機留)」の項目を新たに設けた理由を明らかにすること。

    回答:乗務員運用に必要な項目を設けたところである。

  5. 運転士の準備・折り返し・整理時間一覧表の酒田の「入出区時間」を「入換時間」に見直した理由を明らかにすること。また、「羽越上下(機留)」の入換時間を12分にした理由を明らかにすること。

    回答:乗務員運用に必要な項目を設けたところである。また、必要な労働時間は確保しているところである。

  6. 運転士の準備・折り返し・整理時間一覧表の新潟の記事欄「0:30~4:10西口改札閉鎖時、エレベーター使用により3分(準備)加算」が記載していない理由を明らかにすること。

    回答:必要な労働時間は確保しているところである。

  7. 運転士の準備・折り返し・整理時間一覧表にある「長岡②(仮)」の正式名称を明らかにすること。

    回答:運用行路表の成案については通達で示しているところである。

  8. 運転士の準備・折り返し・整理時間一覧表、長岡②(仮)の入区及び出区の折り返し時間を5分減とし、入換時間を13分とした理由を明らかにすること。

    回答:必要な労働時間は確保しているところである。

  9. 現行と2023年3月ダイヤ改正以降の「入換合図の継続表示及び入換合図を省略する線路区間等の指定について」の新潟支社の考え方を明らかにすること。

    回答:入換合図の継続表示及び入換合図を省略する線路区間等について、必要な指定は行っていく考えである。

  10. 車掌の準備・折り返し・整理時間一覧表、上沼垂の折り返し時間を全て見直してある理由を明らかにすること。

    回答:必要な労働時間は確保しているところである。

  11. 車掌の準備・折り返し・整理時間一覧表の欄外に記載してあった「新潟車両センターから上沼垂駅発車時刻及び上沼垂駅着時刻から新潟車両センターまでの時間が20分を超えた場合、超えた時間を付加とする」を削除した理由を明らかにすること。

    回答:必要な労働時間は確保しているところである。

【車掌行路の一部で乗務以外の業務を指定する場合について】

  1. 車掌行路において駅業務と駅業務等の違いを明らかにすること。

    回答:車掌行路における「駅業務」は駅の作業ダイヤに従事することを指し、「駅業務等」は駅の見習いを含め指示された必要な業務を行うこととなる。

  2. 車掌行路において企画等とはどのような業務を行うのか明らかにすること。

    回答:管理者の指示のもと企画業務等に従事するものである。

  3. 車掌行路において企画等の業務を新潟運輸区のみとした理由を明らかにすること。

    回答:行路内容を総合的に勘案したものである。

  4. 車掌行路において駅業務・駅業務等・企画等の労働時間を「その他時間」ではなく「付加時間」としている理由を明らかにすること。

    回答:必要な労働時間は確保していくところである。

  5. 車掌行路において駅業務・駅業務等・企画等の業務終了後に労働時間Bを指定しない理由を明らかにすること。

    回答:就業規則等に則り取り扱っているところである。

  6. 車掌行路において企画等を乗務行路の中間に設定した理由を明らかにすること。また、運用行路表において、企画等の業務を開始する前にノーペイ時間の表記がない理由を明らかにすること。

    回答:柔軟な働き方を実現するために設定したものである。

【新潟車両センター関係】

  1. 乗務行路作成において新潟車両センター~上沼垂間の入出区となる回送列車への便乗についての考え方を明らかにすること。

    回答:乗務員の働きやすさ等を考慮して行路設定したところである。

  2. 運転士行路において新潟車両センターでの折り返し時間が泊場面以外で「点呼なし」で設定されている理由を明らかにすること。

    回答:提案資料に記載の通りである。

  3. 新潟車両センターにおいて出区番線に変更があった場合、乗務員への指示方法を明らかにすること。

    回答:出区番線の変更は関係箇所から伝達する考えである。

  4. 新潟車両センターにおいて乗務員の点呼を自区当直とする場合の点呼箇所を明らかにすること。

    回答:定例訓練等で周知する考えである。

  5. 新潟車両センターでの点呼箇所を変更した場合、運転士行路の折り返し時間が見直されていない理由を明らかにすること。

    回答:必要な労働時間は確保しているところである。

【その他】

  1. 新潟運輸区B1201行路、C6024行路の1684M新潟~内野間はワンマン列車なのか車掌乗務列車なのか明らかにすること。

    回答:1684M新潟~内野間は車掌乗務列車である。

  2. 新潟運輸区B1217行路、132M~139Mのワンマン運転に伴うE129系の ROMの改修内容について明らかにすること。

    回答:132M~139Mのワンマン運転に必要な設備等は、整備していく考えである。

  3. 日中時間帯の新潟~新津間及び新潟~内野間のワンマン解除についての考え方について明らかにすること。

    回答:ワンマン運転の解除について、状況により対応することとなる。

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  ■ 団体交渉のポイント

【営業・運輸車両職場の体制見直しについて】

  • 長岡運輸区の車掌が行路の一部で行う駅業務について
    • 提案資料の体制は長岡営業統括センターの出面なので、車掌の駅業務は駅の出面に含まれない
    • ダイヤ乱れ等で駅業務に間に合わない場合の代務は基本的に運輸区から出す
    • 車掌が単独で駅業務で一人で業務に当たることはない

  • アシストマルスの導入について
    • 提案資料の「サステナブルな販売体制を実現するための体制の見直し」の部分がアシストマルスを含んだ体制の見直しの提案となる
    • ご利用状況を勘案した結果、今回は燕三条駅にアシストマルスを入れることとなった。上越妙高は第3セクター、JR西との境界であるため販売体制は現行のままとした
    • 窓口の閉鎖が必ずしもアシストマルス導入とるわけではない。みどりの窓口の人員がアシストマルスに置き換えるというわけではない
    • 燕三条駅のチケットレス比率は支社としては平均的という認識。アシストマルス導入直後は戸惑いの声があったが、今は批判的な声はない認識
    • 新潟支社として窓口はニーズがあれば残す考え。窓口をなくしてもアシストマルスで対応できると考えている。
    • お客さまがアシストマルスで発券できなかった場合は場面によって現場社員に対応して頂きたい
    • POS端末でしか対応できないものは変わらず対応してもらう。
    • カードの暗証番号忘れについては現金で対応をお願いする。大人の休日倶楽部(カード支払い時のみ割引)の暗証番号忘れについては明言できず

  • 燕三条駅・吉田駅の変形等の作業ダイヤについて
    • 作業ダイヤは現場長が最終決定している
    • 吉田の変形を残さなかったのはサステナブルな販売体制のため。早出の日勤よりも明けで対応する方が働きやすさが向上するとの考えによる
    • 非番の移動勤務については始発列車を利用。異常時などは社用車、タクシーでも移動可
    • 繁忙勤務等をつける時は勤務発表時にオペレーターと営業部に連絡する

  • マルス発券・遺失物対応・車椅子対応・ご案内等、お客さまへの対応が輻輳した場合の優先順位について
    • 事前に予約をしているので優先するのは車椅子対応。突発的な車椅子のお客さまはお待ちいただく場面もある。断ることはしない
    • 燕三条の明けの体制は作業ダイヤを勘案した。様々な状況は加味されている。対応が輻輳しても対応可能と判断し実施する
    • お客さまをお待たせすることはあるかもしれないが、それについて対応した社員が悪いという風にはしない

【乗務割交番について】

  • 1循環が4週間以下の乗務割交番において乗務割交番を区切って作成した理由について
    • 就業規則90条には「4週間以下の乗務割交番は区切ってはならない」と書いてないので区切っても問題ない
    • 4週間を上回る乗務割交番は今ダイヤ改正の行路では一つもないが、提示した(案)行路の通りに運用していく
    • 全社的なものか、本社から言われて乗務割交番を区切ったかは分からない。他支社でも4週間以下の乗務割交番で区切ったものもあると聞いている
    • 乗務割交番を区切ったり区切らなかったり統一する決めはなく、区切らなくても問題はない

【短時間行路について】

  • 行路の途中で「その他時間」がある短時間行路を休日勤務で乗務した場合の「その他時間」の取り扱いについて
    • 休日勤務で行路途中にある「その他時間は」ノーペイではない。時間外労働の対象時間である

【準備時間・折り返し時間について】

  • 運転士・車掌行路において準備時間等を1分増やした理由について
    • 会社掲示で示している「乗務員業務に関わる主なリプレイス項目」にあるが、アル検のシステムが変更になるため
    • 出勤時もシステムがアプリと連動となるため1分増えた。全社的なものであり、すべての職場で1分増やした
    • ダイヤ改正からではなく、施行日はまだ決まってない

  • 酒田に関わる運転士の表記の変更について
    • 庄内統括センターは昨年の発足だが、設備等の準備が整ったのでこのタイミングで見直しとなった
    • この1年間は「酒田運輸区構内」が存在していたことになる
    • 機留線の入換時間は実測した
    • 運転速度は現行のまま。速度が変わる箇所に制限標識を設ける考えはない

  • 新潟における運転士の記事欄について
    • 一覧表の「0:30~4:10 西口改札閉鎖時、エレベーター使用により 3 分(準備)加算」表記は削除となる
    • 今後、西口改札が閉鎖されてもエレベーターを使用しないで改札外に出られる指定通路となるため
    • 新ルートとなる指定通路は旧びゅうプラザの付近から出入りするルート。時期は未定
    • 新ルートとなるまで西口改札が閉鎖時間帯では3分付加する

  • 長岡車両センター構内における運転士の表記について
    • 長岡車両センターは長岡駅構内となるが、行路表の表記は「長岡車両センター」となっている
    • 駅構内となるが、入出区車両の便乗の考えは今のところない。本数も少ないため当面は便自とする
    • 入換時間については構内を動いている時間も入換時間に含めるので増えた
    • 入換速度についてはこれまでと同じ。速度が変わる部分に制限標識を設ける考えはない
    • 駅構内となった場合の手歯止めの取り扱いや留置時の自動防止によるパンタグラフの取り扱いなど、まだ整理されていない事も存在する

  • 入換合図の継続表示及び入換合図を省略する線路区間等の指定について
    • 今現在で最新のものは直江津運輸区廃止時の平成27年3月12日付のもの
    • 書面はダイ改に間に合うかは分からないが更新する考え
    • 庄内統括センターの部分も更新する
    • 構内ルート表等の更新はダイ改に間に合うかは分からない

  • 上沼垂・新潟車両センターに関わる車掌の準備・折り返し・整理時間につい
    • 見直した折り返し時間は新たに測り直した
    • 欄外の表記は折り返し時間を見直す過程で削除した
    • 「乗継・便乗」の時間が運転士と1分異なるのは実測した結果。算出する際、運転士の担当と擦り合わせはしていない

【車掌行路の一部で乗務以外の業務を指定する場合について】

  • 「駅業務」及び「駅業務等」について
    • 考え方として「駅業務」が本務で「駅業務等」がその見習い。当面は2人とも見習いとなるので2人で駅業務見習いを行うことになる
    • 「駅業務等」で駅関係以外の業務を指示する場合は事前に指示をする。
    • 全体の駅業務見習い終了時期は下期を見込んでいる。

  • 「企画等」について
    • 行路の中間に設定しているため、乗務開始前までに管理者が行う内容を指示する
    • ダイヤ乱れで待機を指示することもあり得る
    • 極力他の行路に振り替えると思うが、休日勤務で当該行路を指定することもあり得るが、その際も「企画等」の業務は行ってもらう
    • 駅業務は乗務に穴を空けないために乗り出しに設定した一方で、「企画等」は自区所でしか行えないことから、ワンマン列車が多い時間帯が設定しやすかった
    • 企画等の業務を開始する前にノーペイ時間の表記がない理由は、システムの都合で入らないため
    • 他区所では行路の中間に設定することが難しかったために新潟運輸区でのみ設定した
    • 新潟運輸区以外でできない理由は特にないため、今後は他区所で設定することもあり得る

  • 「駅業務」「駅業務等」「企画等」の労働時間について
    • 「駅業務」「駅業務等」「企画等」は輸送総合システムに反映されないため「付加時間」で計上している。労働時間の取り扱いとしては「その他時間」
    • 「駅業務」や「企画等」は乗務員勤務でないため労Bを指定しない。行路表では「付加時間」だが乗務以外の業務時間となる
    • 労Bがないので時間を過ぎれば時間外労働となる

【新潟車両センター関係】

  • 新潟車両センター~上沼垂間の入出区となる回送列車への便乗について
    • 入出区便乗ができなくなったわけではない
    • 睡眠時間の確保や、越後石山便乗の方が早く着く場合は越後石山便乗にする
    • ダイヤ乱れで急きょ入出区便乗になる場合もある
    • 深夜帯の在来線便乗について「越後石山だけやらない」とはならない考え

  • 新潟車両センターにおける乗務員の点呼について
    • 提案資料には「点呼は自区所となる」と記載はあるが、泊以外で「点呼がなくなる」の記載はなかった。自区所に変更したことで泊以外の点呼なしとなった
    • 急遽の出区番線変更は業務用携帯電話で自区当直から連絡がある。変更の連絡は運用指令→運輸区当直→乗務員で伝達される
    • 入区・出区の際の連絡は時間外労働とするかは確認する
    • 乗務員の点呼を自区当直と行う場合の点呼箇所は変更となるが場所はこの場では明らかにしない。定例訓練等で周知する考え
    • 新たな点呼箇所までを実測した結果、労働時間はたまたま現行と同じとなったため、運転士行路の折り返し時間は変更していない
    • 「点呼なし」も新たな点呼箇所と留置箇所の距離で労働時間を算定している
    • アルコール検知器も新たな点呼箇所に設置する

【その他】

  • 132M~139M のワンマン運転について
    • 出雲崎まで延長する時に寺泊駅で運行設定が必要かどうか、ドアが全車扱いか自車扱いか、は確認する
    • 吉田で132Mのワンマン設定した際にこれまで運転してきた弥彦線の運賃表が反映されるかは確認する
    • 139Mがワンマンとなったのは乗車人員ではなく、車両運用の都合の意味合いが強い

  • 日中時間帯における新潟~新津間、新潟~内野間のワンマン解除について
    • これまで行っていた新潟~新津、新潟~内野間の枝行路でのワンマン解除は今回は行わない
    • 必要となれば変行路で対応する

【提案内容の訂正について】

  • 提案資料にある、改正後の新潟運輸区「乗務 泊60」と運用行路表の運転士・車掌の泊行路数の合計の相違について
    • 訂正に至った原因は、現場で行路の組み換えた内容について支社の担当者同士の共有ができなかったため。当初案の数字のままで提案してしまった
    • 波動については庄内統括センターが△1となる。運転士行路の波動が1減った。それ以外の箇所の波動は現行と同じ

  • 車掌行路の庄内統括センター、新津運輸区及び長岡運輸区において乗務割交番の休日に「予/公/特」の表記がない理由について
    • 車掌の「予/公/特」の表記は成案では表記した。考え方に変更があったわけではない
    • 新津運輸区の運転士のEC組と車掌の交番が同じ労働日数なのに休日数が異なるのは課題。運転士・車掌の行路作成の担当間で調整がなかったと思われる

  • 車掌行路において短時間行路に「枠外」の表記がない理由について
    • 「枠外」の表記は成案のものに記載してある
    • これまでと「枠外」についての考えに変わりはない

  • 1684M 新潟~内野間のワンマン・ツーマン種別について
    • 1684M新潟~内野間は車掌乗務列車。通達では訂正されている
    • システムに入力の際、自動的にワンマン列車かどうかは反映されない。ワンマンは手入力となるため、注意を払う部分ではある

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