地本申13号コーナー

「新潟支社における運輸車両部門の組織再編について」に対する第二次申し入れ(車両職場再編・検修業務関係)

最終更新日 2023年 6月 4日


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  ■ 申13号 「新潟支社における運輸車両部門の組織再編について」に対する第二次申し入れ(車両職場再編・検修業務関係)

2023年 1月27日申し入れ

 標題について、新潟地本は提案施策の全体像を解明すべく、申第8号「新潟支社における運輸車両部門の組織再編について」に対する第一次申し入れ(交渉2022年11月25日)にて新潟支社と団体交渉を行いました。

 団体交渉以降も関係職場では施策実施後の業務執行体制や働き方が見えず、疑問や不安の声が寄せられています。

 東日本ユニオン新潟地本は組合員・社員の働き方や生活設計に大きな影響があると認識しており、寄せられた組合員・社員の声を踏まえ下記の通り申し入れますので、新潟支社の誠意ある回答を要請します。


  1. 新潟車両センターにおいて車両職の全てを学ぶことが可能な方法を具体的に明らかにすること。
  2. 車両職の新入社員や転入者教育、車種転換教育はどこで行うのか明らかにすること。
  3. 各職場の安全作業要領等の教育をどのようなスケジュールで進めるのか明らかにすること。
  4. 各職場で発行されている作業指示書・業務連絡はどのようなスケジュールで周知を行うのか明らかにすること。
  5. 各社員の安全靴、手袋、デスコン棒の管理、保護具の耐圧試験は誰がどのように行うのか明らかにすること。
  6. 施策実施以降マザーベースはどの総合車両センターになるか明らかにすること。

【新潟車両センター関係】

  1. 新潟車両センターにおける総務G、設備G、技術G、計画G、新車G、輸送G、検修Gの各要員及び具体的業務内容について明らにすること。
  2. 機関車、気動車、及び新動力車GVについて以下の項目を明らかにすること

    (1)留置箇所

    (2)運用管理担当者

    (3)品質保証管理担当者

    (4)契約担当

    (5)タイヤ管理

    (6)入出場管理担当

    (7)仕業発注箇所

    (8)ATS 管理担当

    (9)圧力計管理担当

    (10)故障発生時の速報発行

    (11)月保全及び年保全の施工場所

    (12)搭載品管理担当

    (13)予備品、消耗品等資材管理担当

    (14)周期管理及び運用時の燃料管理担当

    (15)仕様変更など文書に関わる担当

    (16)列車キロ等車両管理システムへの入力担当者

【新津運輸区関係】

  1. 新津派出における輸送G、検修Gの要員及び具体的業務内容について明らかにすること。
  2. DC のA行路が夜間乱れた場合誰が運用変更に伴う対応を行うのか明らかにすること。
  3. SLの社員養成について施策実施以降の考えを明らかにすること。

【長岡車両センター関係】

  1. 長岡車両センターにおいて残存する車両検修設備の管理は施策実施以降どのように行っていくのか明らかにすること。
  2. 石打車庫や十日町車庫は施策実施以降どのように管理していくのか明らかにすること。
  3. 長岡車両センターで車両故障が発生した場合の対応を明らかにすること。
  4. Shu*Kuraの保全・臨時修繕はどこで、誰が行うのか明らかにすること。
  5. EL・DL の仕業検査をどのように行うのか明らかにすること。
  6. 長岡車両センターでの分割作業は誰が行うのか明らかにすること。
  7. 長岡車両センター当直が行っていた業務は施策実施後どのように行うのか以下の項目を明らかにすること

    (1)点呼時における出区番線伝達

    (2)乗務員の起床装置管理及び設定

    (3)起床装置の不具合対応

    (4)乗務員体調不良等対応

    (5)出場遅延となった場合の対応

    (6)輸送障害時の乗務員タクシー便乗手配・管理

    (7)急遽の運用変更による留置番線の変更、入出区時刻の伝達

    (8)運用変更による入出区時刻の設定及び相互チェック

    (9)貨物会社の点呼

    (10)運転報抜粋

    (11)運転統計の入力

    (12)四半期達の抜粋及び相互チェック

    (13)入出区時刻の把握

    (14)機関車入出区使用計画

    (15)機関車使用計画作成

    (16)機関車仕業検査の発注及び施行確認

    (17)機関車のハンドルと鍵の管理方法

    (18)保守作業事前打ち合わせ

    (19)保守作業に関わる照合及びチェック

    (20)き電停止に関わる対応

    (21)部外業者構内立ち入り管理

    (22)遺失物の取り扱い

  8. 長岡車両センター構内において積雪状況等の把握は誰が行うのか明らかにすること。
  9. 長岡車両センター内の駐車場及び庁舎周辺の除雪はどのよう対応するのか明らかにすること。
  10. 長岡車両センター構内の除雪はどのよう対応するのか明らかにすること。
  11. 長岡車両センターが廃止になる事でこれまで冬期要員が行っていた業務について施策実施以降どの様に対応を行っていくのか明らかにすること。
  12. 冬期、除雪機の給油は誰がするのか明らかにすること。
  13. 冬期のパン上げ、予熱など NTSの発注を誰がどのように行うのか明らかにすること。

【資材事務関係】

  1. 事務用品や車両部品など誰がどこで手配をするのか明らかにすること。
  2. 長岡の車両部品を誰が管理するのか明らかにすること。
  3. 新津派出及び長岡における危険物保安監督者及び実務者は誰が行うのか明らかにすること。
  4. 産業廃棄物の管理責任者及び実務者は誰が行うのか明らかにすること。

【グループ会社関係】

  1. 施策実施に伴うグループ会社に対する説明会を開催するのか明らかにすること。
  2. 施策実施以降、長岡車両センターNTSで仕業検査時に不具合があった場合の誰が対応するのか明らかにすること。
  3. 施策実施以降、長岡車両センターNTSとどのように作業発注を行うのか明らかにすること。
  4. 長岡車両センター廃止後に長岡で臨時作業が発生する際、長岡のNTSへ誰が作業の発注を行うのか明らかにすること。 

以上

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  ■ 団体交渉の日程が決定!

  ★ 2023年 2月16日  9時00分より団体交渉を行います

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  ■ 団体交渉を終了!

  ★ 2023年 2月16日 9時00分より団体交渉を行いました

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  ■ 支社側の回答及び見解

  1. 新潟車両センターにおいて車両職の全てを学ぶことが可能な方法を具体的に明らかにすること。

    回答:必要な教育は実施していく考えである。

  2. 車両職の新入社員や転入者教育、車種転換教育はどこで行うのか明らかにすること。

    回答:関係箇所で必要な教育は実施していく考えである。

  3. 各職場の安全作業要領等の教育をどのようなスケジュールで進めるのか明らかにすること。

    回答:必要な教育は実施していく考えである。

  4. 各職場で発行されている作業指示書・業務連絡はどのようなスケジュールで周知を行うのか明らかにすること。

    回答:引き続き、必要な周知は行っていく考えである。

  5. 各社員の安全靴、手袋、デスコン棒の管理、保護具の耐圧試験は誰がどのように行うのか明らかにすること。

    回答:保護具等の管理及び耐圧試験については、関係箇所で対応していく考えである。

  6. 施策実施以降マザーベースはどの総合車両センターになるか明らかにすること。

    回答:マザーベースは現行どおりで考えている。

【新潟車両センター関係】

  1. 新潟車両センターにおける総務G、設備G、技術G、計画G、新車G、輸送G、検修Gの各要員及び具体的業務内容について明らにすること。

    回答:新潟車両センターにおける各グループの業務等については、提案資料等に記載したとおりである。

  2. 機関車、気動車、及び新動力車GVについて以下の項目を明らかにすること

    (1)留置箇所

    (2)運用管理担当者

    (3)品質保証管理担当者

    (4)契約担当

    (5)タイヤ管理

    (6)入出場管理担当

    (7)仕業発注箇所

    (8)ATS 管理担当

    (9)圧力計管理担当

    (10)故障発生時の速報発行

    (11)月保全及び年保全の施工場所

    (12)搭載品管理担当

    (13)予備品、消耗品等資材管理担当

    (14)周期管理及び運用時の燃料管理担当

    (15)仕様変更など文書に関わる担当

    (16)列車キロ等車両管理システムへの入力担当者

    回答:車両留置箇所については、車両運用行路表で示しているところである。また、各業務については、関係箇所で対応していく考えである。

【新津運輸区関係】

  1. 新津派出における輸送G、検修Gの要員及び具体的業務内容について明らかにすること。

    回答:新潟車両センターにおける各グループの業務等については、提案資料等に記載したとおりである。

  2. DC のA行路が夜間乱れた場合誰が運用変更に伴う対応を行うのか明らかにすること。

    回答:関係箇所にて対応することとなる。

  3. SLの社員養成について施策実施以降の考えを明らかにすること。

    回答:必要な社員養成は行っていく考えである。

【長岡車両センター関係】

  1. 長岡車両センターにおいて残存する車両検修設備の管理は施策実施以降どのように行っていくのか明らかにすること。

    回答:長岡車両センターが担っている車両検修設備の管理については、新潟車両センターで行うこととなる。

  2. 石打車庫や十日町車庫は施策実施以降どのように管理していくのか明らかにすること。

    回答:長岡車両センターが担っている石打駅構内及び十日町駅構内の車両検修設備の管理については、新潟車両センターが行うこととなる。

  3. 長岡車両センターで車両故障が発生した場合の対応を明らかにすること。

    回答:長岡車両センター構内で車両故障が発生した場合は、引き続き関係箇所で対応することとなる。

  4. Shu*Kuraの保全・臨時修繕はどこで、誰が行うのか明らかにすること。

    回答:Shu*Kuraの保全・臨時修繕は、関係箇所で対応することとなる。

  5. EL・DL の仕業検査をどのように行うのか明らかにすること。

    回答:仕業検査は関係箇所で実施することとなる。

  6. 長岡車両センターでの分割作業は誰が行うのか明らかにすること。

    回答:パートナー会社と情報共有を行いながら実施しているところである。

  7. 長岡車両センター当直が行っていた業務は施策実施後どのように行うのか以下の項目を明らかにすること

    (1)点呼時における出区番線伝達

    (2)乗務員の起床装置管理及び設定

    (3)起床装置の不具合対応

    (4)乗務員体調不良等対応

    (5)出場遅延となった場合の対応

    (6)輸送障害時の乗務員タクシー便乗手配・管理

    (7)急遽の運用変更による留置番線の変更、入出区時刻の伝達

    (8)運用変更による入出区時刻の設定及び相互チェック

    (9)貨物会社の点呼

    (10)運転報抜粋

    (11)運転統計の入力

    (12)四半期達の抜粋及び相互チェック

    (13)入出区時刻の把握

    (14)機関車入出区使用計画

    (15)機関車使用計画作成

    (16)機関車仕業検査の発注及び施行確認

    (17)機関車のハンドルと鍵の管理方法

    (18)保守作業事前打ち合わせ

    (19)保守作業に関わる照合及びチェック

    (20)き電停止に関わる対応

    (21)部外業者構内立ち入り管理

    (22)遺失物の取り扱い

    回答:長岡車両センター当直で行っている業務は、関係箇所で対応することとなる。

  8. 長岡車両センター構内において積雪状況等の把握は誰が行うのか明らかにすること。

    回答:長岡車両センター構内における積雪状況等の把握は、引き続き関係箇所で対応していく考えである。

  9. 長岡車両センター内の駐車場及び庁舎周辺の除雪はどのよう対応するのか明らかにすること。

    回答:長岡車両センター構内の駐車場及び庁舎周辺の除雪は、関係箇所で対応していく考えである。

  10. 長岡車両センター構内の除雪はどのよう対応するのか明らかにすること。

    回答:長岡車両センター構内の除雪は、引き続き関係箇所で対応していく考えである。

  11. 長岡車両センターが廃止になる事でこれまで冬期要員が行っていた業務について施策実施以降どの様に対応を行っていくのか明らかにすること。

    回答:状況に応じて柔軟に対応していく考えである。

  12. 冬期、除雪機の給油は誰がするのか明らかにすること。

    回答:除雪機の給油については、関係箇所で行うこととなる。

  13. 冬期のパン上げ、予熱など NTSの発注を誰がどのように行うのか明らかにすること。

    回答:JR新潟鉄道サービス(株)への作業発注については、関係箇所が行うこととなる。

【資材事務関係】

  1. 事務用品や車両部品など誰がどこで手配をするのか明らかにすること。

    回答:事務用品や車両部品等は、関係箇所で手配することとなる。

  2. 長岡の車両部品を誰が管理するのか明らかにすること。

    回答:長岡車両センターで担っている車両部品の管理については、新潟車両センターで行うこととなる。

  3. 新津派出及び長岡における危険物保安監督者及び実務者は誰が行うのか明らかにすること。

    回答:危険物の管理等については、関係箇所で対応していくこととなる。

  4. 産業廃棄物の管理責任者及び実務者は誰が行うのか明らかにすること。

    回答:長岡車両センターで担っている産業廃棄物の管理等については、新潟車両センターで行うこととなる。

【グループ会社関係】

  1. 施策実施に伴うグループ会社に対する説明会を開催するのか明らかにすること。

    回答:グループ会社に必要な情報は提供しているところである。

  2. 施策実施以降、長岡車両センターNTSで仕業検査時に不具合があった場合の誰が対応するのか明らかにすること。

    回答:仕業検査時に車両不具合が発生した場合は、関係箇所で対応することとなる。

  3. 施策実施以降、長岡車両センターNTSとどのように作業発注を行うのか明らかにすること。

    回答:JR新潟鉄道サービス(株)への作業発注については、関係箇所が行うこととなる。

  4. 長岡車両センター廃止後に長岡で臨時作業が発生する際、長岡のNTSへ誰が作業の発注を行うのか明らかにすること。 

    回答:JR新潟鉄道サービス(株)への作業発注については、関係箇所が行うこととなる。

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  ■ 団体交渉のポイント

  • 新潟車両センターにおいて車両職の全てを学ぶ方法について
    • 新人教育は現行通り。他の社員については全車種が望ましいが技術管理もあり、車種によって人数が決まっていることから、区所で技能マップに基づいて進めていく
    • 3月18日時点でいきなり変わるのではなく、電車、気動車など見る人が徐々に交わっていくイメージ。必要の都度、必要な教育を行っていく
    • 本人の適性や希望をベースとして行っていくことになるが、気動車などについては必要の都度行う
    • 必要なときに実施していくが、必ずしも全員やるものではない。スケジュールや休日、現在の長岡車両センターの体制では厳しいという部分もあるので業務の状況を見ながら行っていく
    • 技能保持については年一回、社員本人の自己評価・申告で技能マップを作成していて、班長が見ることで定期的にトレースしており、これらを参考にして教育している

  • 車両職の新入社員教育、転入者教育、車種転換教育について
    • 例えば気動車転換を行う場合は技術管理や現場などで精通した人が教育していくことで考えていく。教育は日数ありきではなく、項目などに沿ってやっていく
    • 転換教育はある程度まとまって行うのが理想だが、状況を見ながら行っていく。机上は画一的なものになるが、現場の教育は理解の進捗に応じて行うことになる
    • 留置箇所が限られている車種の教育は、車両留置箇所に行く、車両を持ってくるなど、計画して教育する方法もある
    • 機関車の転換教育は必要の都度ということになる。誰に対して教育するかによると思うので、一律に何時間ということではない。
    • 例えばGVとE129系のように車種間のハードルが低いものは多くの人が学べる一方で、機関車やSLは専門性が高い車種なので、最低限必要な人員確保ということで進めて行くことになる

  • 各職場の安全作業要領等の教育について
    • 3月18日時点で集約ではなく、現行のものを準用する。各区所で安全に作業できることが第一であり、安全に必要な教育を行っていく。
    • ルールを統合できれば理想だが、各区所のものを統合・包含したものを新潟車両センターの要領としていくことで進めていく
    • 長岡車両センター構内のルールは長岡営業統括センターのものとなる。現在長岡車両センターで定めているルールを長岡営業統括センターのルールとして定める手続きを進めている
    • 新潟車両センターの社員が長岡車両センターへ出張で行っても必要な安全教育は実施していく
    • 要領の教育は、3月18日以降は長岡車両センターで予定されているものは教育していく。個別でやっていくのは非効率なので、計画的に教育していくことで考えている
    • 新津の構内は新津運輸区であり、現行の新津運輸区の検修のルールを適用していく。新津運輸区の名前で要領は適用できないので書き換えていく

【新潟車両センター関係】

  • 新潟車両センターにおけるグループごとの各要員について
    • 一般49は日々のオペレーションではなく平均的な出面数であり、必要な人員数はそれ以上にいる
    • 3月18日時点では49という数以上にいるはずであり、その中で仕事を分配していくことになる
    • 49という数字は、技術管理、検修などの総体であり詳細には示せない。余力も考慮した上で作業ダイヤから算出している
    • 一般49には新津派出の出面も含まれる。変形47のうち、臨時修繕として新津が4、交代2のうち新津が1、管理11のうち新津が1。必要により新潟車両センター相互間で駆け付けることもある
    • 7つのグループは発令行為ではないので管理者が担務を分けて実施することになる。大まかな目安としてグループを示したがグループで共有する業務もあると思うので、人員を示すことはできない

  • 機関車、気動車、GV-E400系の管理等について

    (1)留置箇所…車両運用行路表で示しているとおり

    (2)運用管理担当者…輸送G

    (3)品質保証管理担当者…技術G

    (4)契約担当…総務G

    (5)タイヤ管理…計画G

    (6)入出場管理担当…計画Gと輸送G

    (7)仕業発注箇所…新潟車両センター。気動車は新津派出も

    (8)ATS管理担当…計画G

    (9)圧力計管理担当…計画G

    (10)故障発生時の速報発行…技術G

    (11)月保全及び年保全の施工場所…新潟車両センター

    (12)搭載品管理担当…計画G

    (13)予備品、消耗品等資材管理担当…基本は総務G。新津での保護具業務もある

    (14)周期管理及び運用時の燃料管理担当…輸送G。新津なら検修当直

    (15)仕様変更など文書に関わる担当…技術G

    (16)列車キロ等車両管理システムへの入力担当者…計画G

    • 車両の留置箇所としては、機関車は長岡車両センター、SLは新津運輸区、キハ110系も新津運輸区で、新潟車両センターに留置することもある
    • 長岡車両センターでの機関車の作業は出張で行い、燃料担当は新津派出で行う
    • 作業の発注について、紙の発注書とCOLIS(コリス)があり、紙の発注書は新潟車両センターから、NTS新津営業所には新津派出から行う
    • DLの仕業検査をJRが行う場合は出張して行い、機関車を発注する場合は新津派出の輸送GがNTS長岡営業所(基地)の作業責任者に発注を行うことになる

【新津運輸区関係】

  • 新津派出における要員、業務内容について
    • キハ110系の保全については、交番検査はJR3名、上回り検査工事と付帯検査工事はNTS委託業務で、現行通り
    • キハ110系の運用が乱れたときは新津派出の検修当直が対応する。運用管理、検査周期管理は新潟車両センターで行うが、新津口の車両のさばきは新津派出の検修当直で行う
    • SLも他の車種と同じく、これまで携わっていた社員が担当する。SLは土休日中心の運行であり冬には運行しないことから、添乗する社員は新潟車両センターの波動部分として見ている

【長岡車両センター関係】

  • 車両センター等の施設の管理について
    • 長岡車両センターに今ある車両検修設備はそのまま残り、設備Gが管理する。その他建屋に関する設備については一時的に設備Gが窓口になるかもしれないが、管理する部署は別になる
    • 長岡車両センターが担っている石打駅構内及び十日町駅構内の車両検修設備の管理については、新潟車両センターが行う
    • 仕業検査の実績としては年数回施行している。必要の都度、出張で行う
    • 断路器の草刈りは適切な時期に長岡車両センターから行っている。断路器は車両検修設備ではないが、検査には必要な設備なので新潟車両センターで実施する考え
    • 除雪や掃除、消防設備も新潟車両センターの管理で考えている

  • 長岡車両センターで車両故障が発生した場合の対応について
    • 、基本的な考えは変わらず、新潟車両センターから派遣修繕に行くことになる
    • 異常時の出動については、基本的には新潟車両センターに出勤して現地に向かうことにしている。長岡の在住者が呼出で現地に行くにしても保護具を新潟車両センターから持っていって合流するなどということになる
    • 新潟車両センター社員が長岡車両センター到着後のフローは、PRCに作業申込、打ち合わせし必要により安全教育を行う
    • 教育方法については、①長岡のPRCの人にやってもらう②遠隔地なのでタブレット等オンラインで自区所の管理者と行う③出発前に自区所でやるが考えられる
    • 長岡のPRCはあくまで駅の誘導・信号担当業務なので、検修業務に経験があると言えど、役割については分けて考える必要がある
      組合
      酒田駅で電力社員がE653系屋根上カラス除去をしたことがある。新潟車両センター以外の社員が対応することがあるのか
      支社
      安全を担保した上で現場判断、指令判断で長岡営業統括センターのPRCの人に見にいっていただいたり、貼り紙対応していただくことはあり得ると思う。駅の誘導・信号担当であることは踏まえないといけない

  • 車両の検修、分割・併合作業について
    • Shu*Kuraの交番検査、仕業検査は新津で行うことを基本にしているが、新津運輸区の構内事情によっては長岡構内で派遣で施行することもあり得る
    • Shu*Kuraの交番検査はJR、仕業検査もNTSで施行するのは困難ということでJRで施行する
    • 分割・併合は臨時身も含めて現行通りNTSが行う。発注してNTSでできないようなケースがあれば新潟車両センターが長岡へ行って行う可能性はある
    • 入換に関する発注はPRCからNTSに行う

  • 長岡車両センター当直で行っている業務について

    (1)点呼時における出区番線伝達…運輸区当直

    (2)乗務員の起床装置管理及び設定…起床遅延管理は長岡運輸区

    (3)起床装置の不具合対応…長岡運輸区

    (4)乗務員体調不良等対応…自区当直

    (5)出場遅延となった場合の対応 …当該乗務員の運輸区とPRC

    (6)輸送障害時の乗務員タクシー便乗手配・管理 …長岡運輸区

    (7)急遽の運用変更による留置番線の変更、入出区時刻の伝達…自区乗務員とPRC

    (8)運用変更による入出区時刻の設定及び相互チェック…PRC

    (9)貨物会社の点呼…貨物会社

    (10)運転報抜粋…PRC

    (11)運転統計の入力…新潟車両センター

    (12)四半期達の抜粋及び相互チェック…PRC

    (13)入出区時刻の把握…PRC

    (14)機関車入出区使用計画…新潟車両センター

    (15)機関車使用計画作成…新潟車両センター

    (16)機関車仕業検査の発注及び施行確認…新潟車両センター

    (17)機関車のハンドルと鍵の管理方法…ハンドルは新潟車両センター、受け渡しはPRC

    (18)保守作業事前打ち合わせ…PRC

    (19)保守作業に関わる照合及びチェック…PRC

    (20)き電停止に関わる対応…PRC

    (21)部外業者構内立ち入り管理…PRC

    (22)遺失物の取り扱い…PRCと長岡営業統括センター

    • 乗務員の点呼時における出区番線の伝達は、変更があった場合についてもPRCから運用指令へ連絡し、自区当直から当該乗務員へ連絡という流れ
    • 機関車のハンドルと鍵の管理については、車両の所属箇所は新潟車両センターになるが、運用上の受け渡しはPRC。乗務員の点呼は自区当直だがハンドルはPRCで受け取ることになる
      組合
      PRCの作業量は膨大になる。作業ダイヤに入っているのか
      支社
      毎回発生するものとそうでないものもある。PRCは管理者1名+交代2名の3名体制であるが、3徹の中で出来ないものではない。対応可能な範囲内との認識

  • 除雪の体制について
    • 長岡車両センター構内における積雪状況等の把握は主としてPRCであり、運輸区に連絡して乗務員からの情報を得て把握することはある
    • 営業統括センターとなって以降の現在の長岡車両センターでの対応の運用のやり方について、課題であることは認識しているが、具体的なものは今後考えていく
    • 総体での対応となる。現長岡車両センターに常駐者を置くということはあると思う
    • 長岡車両センターの駐車場や庁舎周辺の除雪は、営業統括センターで対応。PRCでやるか、駅の方から行くかはその時々による
    • 除雪機を扱ったことがない社員に対しては、今後、教育・講習を行うことで考えている
    • 上越線の運休時などのとき、長岡車両センター構内やホーム上除雪など、長岡運輸区社員に協力を仰ぐことは考えられる
    • 勤怠管理方については、検討が必要
    • 長岡車両センター構内の除雪は、今まで対応していた検修社員がいなくなることから、MRの除雪であったり、機関車による道付けができないか発注して、ということも考えている。場合によっては支社から行くこともあると思う
    • PRCの卓の人に付いている社員は除雪作業ができないと思うが、日勤の人などがいれば対応してもらうことはあると思う。作業ダイヤにハマって行けないのに行ってくれということではない
    • とらん丸の運用や活用方法に特に変更はない。使用するにあたっては教育した上で行っていく

  • これまで冬期要員が行っていた業務などについて
    • 在勤にするか、状況に応じて誰かを送るのかは、今後検討していくことになる。来冬期までには体制を決めていく
    • 長岡車両センターの暖房予熱について、現時点で示せるものはない。
    • 暖房予熱の重要性は認識しているが、来冬期のことなのでまだ示せるものはない
    • 冬期のパン上げ、予熱などNTSへの作業発注については、新潟車両センターが行う。他のものによっては長岡営業統括センターが発注するものもある
      組合
      冬期要員とNTSとで構内の19番線で分けて半分ずつパン上げと予熱の対応をしている。留置編成全編成対象となることもあるのか
      支社
      来冬期のことについては決まっていないので、示せるものはない

【資材事務関係】

  • 事務用品、車両部品の手配について
    • 事務用品や車両部品の手配は、PRCに係わるものは長岡営業統括センターで手配するが、検修に係わる用品や部品は新潟車両センターで手配する
    • NTSが仕業検査等で使用する物品等の管理・補充は、新潟車両センターで行う
    • 数量や在庫状況の把握方法について、リアルタイムでの在庫状況の把握方については、現在検討中
    • 新津派出については日々数量把握できる新津在勤者を中心に進め、事務用品は新潟車両センターの総務グループで発注して購入し、新津に配送する

  • 危険物保安監督者、及び実務者について
    • 新津派出及び長岡における危険物保安監督者及び実務者については、管理は新潟車両センター、危険物保安監督者は在勤箇所の社員が行う
    • 保管箇所の数量の変更は、長岡の危険物保安監督者と連携していく
    • 燃料の貯蔵量の把握と免税経由の把握は、PRCもしくは長岡営業統括センターの危険物保安監督者が行う
    • 油の荷受けの際の立ち会いは誰がするかは検討中

  • 産業廃棄物の管理責任者及び実務者について
    • 長岡車両センターで担っている産業廃棄物の管理等は、新潟車両センターで行う
    • 車両部品で発生したものは新潟車両センターで行う
    • 産業廃棄物の保管、飛散・汚損防止の措置は、取り扱うことが多いNTSから情報提供してもらいながら管理していくことで考えている
    • 産業廃棄物の排出(収集運搬)のときは、新潟車両センターの担当者の人がいれば良いが、代理の人が対応することもあると思う

【グループ会社関係】

  • グループ会社に対する説明会について
    • グループ会社に必要な周知はしているが、具体的に示せるものはない。NTSへの周知日程はNTSの方がするので、詳細な日程はわからない
    • JRからNTSへの情報開示は勤労速報出して一両日中にお知らせしている
    • エルダー社員にはタブレットに勤労速報でお知らせしている。
    • 監督員、検査員についてはダイヤ改正について変わるものもあり、検討中のものもある。NTSも作業ダイヤ変わると思うので、契約とは別にやるものとの考え

  • 長岡車両センターのNTSで仕業検査時に不具合があった場合の対応について
    • 運用に支障あるものならば新潟車両センターから派遣するが、支障ないものは新潟車両センターに取り込んだ上で修繕対応する
    • 新潟車両センターが運用の可否を判断して対応する
    • NTSにも車両知識を有している社員が仕業検査しているので、重大か否かの情報提供はできるとの考え
    • NTSが調査できるものについては委託しているし、できないものは委託していない。今後できるかどうかということになれば、検討していくことになる

  • NTSへの作業発注について
    • 必要な作業において、新潟車両センターもしくは長岡営業統括センターから発注する
    • 除雪などの発注は契約の発注元が発注する
    • 新潟車両センターの除雪は、NTS新潟テクノ営業所と契約し行ってもらっているが、長岡車両センターは契約による除雪ではなく、各自の駐車スペース確保ということで各自で行っている

  • 長岡で臨時作業が発生する際のNTSへの作業発注について
    • 作業ダイヤ内、仕業検査項目に含まれている臨時作業であれば取替は可能。それ以外で、例えばパン取替とかは契約外なのでできない
    • 新潟車両センターで手配券によるテクノ営業所が行っているものを、長岡でも同じ形で行うことは可能との考え
    • 臨時の分割作業をする場合など、構内に関するものは長岡営業統括センターから発注

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