地本申3号コーナー

「新潟営業統括センターにおける体制の見直し」に対する申し入れ

最終更新日 2024年 4月25日


→地本団体交渉コーナーへもどる

  ■ 申3号 「新潟営業統括センターにおける体制の見直し」に対する申し入れ

2023年 9月11日申し入れ

 標題について提案を受けました。2023年3月に開始した、新潟運輪区乗務員による新潟駅との業務融合を本実施とするため、新潟営業統括センターの体制を見直すこと及び、小国駅の業務量減少が当面継続することから、新潟営業統括センターの体制を見直すとの説明を受けました。

 新潟運輸区乗務員による新潟駅との業務融合は、融合される業務のプロを駅社員・乗務員双方の視点から育成していく必要があり、営業事故防止はもとより乗務業務への安全に対する影響等を慎重に見極める必要があります。東日本ユニオンに寄せられている見習いを行っている乗務員、見習いを監督する駅社員の声に踏まえれば現段階においても積み残された課題は多いと認識しています。従いまして下記の通り申し入れますので、新潟支社の誠意ある回答を要請します。


  1. 新潟駅における車掌の駅業務と長岡駅における車掌の駅業務内容に差異がある理由を明らかにすること。
  2. 新潟駅における車掌の駅業務は新幹線乗り換え改札口ではなく、在来線改札口とすること。
  3. 駅業務を単独で担う為の判定基準を明らかにするとともに、駅業務のプロによる見極めを行うこと。また、習熟度に応じて見習い期間の延長等柔軟に対応すること。
  4. 駅業務を行う乗務員及び駅業務を指導する駅社員に対してアンケート等有形な方法により不安や課題・問題意識等の声を収集すること。また結果について公表しフィードバックすること。
  5. 小国駅の除雪体制について明らかにすること。

以上

→地本団体交渉コーナーへもどる

  ■ 団体交渉の日程が決定!

  ★ 2023年 9月19日 14時00分より団体交渉を行います

→地本団体交渉コーナーへもどる

  ■ 団体交渉を終了!

  ★ 2023年 9月19日 16時10分より団体交渉を行いました

→地本団体交渉コーナーへもどる

  ■ 支社側の回答及び見解

  1. 新潟駅における車掌の駅業務と長岡駅における車掌の駅業務内容に差異がある理由を明らかにすること。

    回答:各箇所の状況に合わせ、業務内容を設定しているものである。

  2. 新潟駅における車掌の駅業務は新幹線乗り換え改札口ではなく、在来線改札口とすること。

    回答:各箇所の状況に合わせ、業務内容を設定しているものである。

  3. 駅業務を単独で担う為の判定基準を明らかにするとともに、駅業務のプロによる見極めを行うこと。また、習熟度に応じて見習い期間の延長等柔軟に対応すること。

    回答:必要な教育は実施しているところである。

  4. 駅業務を行う乗務員及び駅業務を指導する駅社員に対してアンケート等有形な方法により不安や課題・問題意識等の声を収集すること。また結果について公表しフィードバックすること。

    回答:引き続き、新潟営業統括センターと新潟運輸区が連携し、必要な対応を行っていく考えである。

  5. 小国駅の除雪体制について明らかにすること。

    回答:必要な体制は確保しているところである。

→地本団体交渉コーナーへもどる

  ■ 団体交渉のポイント

  • 新潟駅における車掌の駅業務と長岡駅における車業の駅業務内容に差異がある理由について
    • 理想としては基本的に扱えた方が良く、最終的な到達点としては扱うことを目指す事に変わりはない。考え方としては新潟も長岡と同じ
    • 不安があるという意見から営トレを活用予定で、今回の新潟では教育体制を厚くした
    • 長岡と新潟で精算する頻度、取り扱いレベルは大きく変わらないと認識している
      組合
      長岡の駅業務ではマルスを扱う指示はなかったが、新潟では「扱って下さい」と指示されているのはなぜか?
      支社
      一本立ちの時はマルスを使えない社員もいるが可能な限りできる範囲で良い。「マルスを扱いたい」という意見の社員もいるので、それを妨げるものではない
    • 11月1日の施策本実施時点でマルスが扱えなくても、もう一人いる駅社員で補う。求めているのは長岡の駅業務と同じレベル
      組合
      新潟運輸区車掌の意識としてのマルス操作は優先度が高く、今ほどの会社の回答と異なる
      支社
      教育している部分ではやってもらいたい。長岡の駅業務と差異はない認識。本実施時点でマルスが無理であれば、駅社員がいるのでその時だけ代わってもらうなどで対応する
      組合
      人によってマルスができる・できない、というのはおかしい。等しい教育を求める

  • 新潟駅において車掌が駅業務を行う改札口について
    • 東口は一人体制。扉1枚裏に駅社員はいるが土日はいない可能性がある。車掌が単独業務とならないように二人体制の乗り換え口とした
    • 東口は券売機の呼び出し、券詰まり、釣り銭補充などの業務もある。ラッチ外の旅客対応も多く、流動的な業務が多いとの識。駅社員の声では、東口の方がキツイと言っている
    • 現在の在来線東口はお客様の流動が増え、今後バスターミナル変更で更にお客様が増えるが想定される。
    • 現時点では乗り換え口以外で業務をする考えはない。将来的には東口に入ることも否定はしない

  • 駅業務を単独で担う為の教育について
    • チェック表(ステイションバイブル)で進捗を把握している。見極め試験はない
    • 新潟駅、新潟運輸区で、個人毎に習熟状況を把握し、連絡を取りながら判断していく
    • 判断は駅側と車掌指導の話し合い。規定回数で修了ではない
    • チェックリストが埋まらなくても本実施は可能。チェックリストが全て埋まることで合格とするわけではない
    • 「駅業務等」もあるので未修得でも教育は継続できる。11月1日以降も駅の人に教えてもらえる。
    • 「駅業務」「駅業務等」の行路の指定を支社として縛るものではない。現場の操配で可能
    • 習熟度に応じた見習い期間延長等柔軟に対応する

  • 乗務員及び駅業務を指導する駅社員の不安や課題・問題意識等の声の収集について
    • 支社としてアンケートを否定するものでは無いが実施は考えていない
    • 各現場として、訓練会等の必要な場面でコミュニケーションを取りながら声を集めることはできる
    • 管理者とのコミュニケーション不足があることは考えていかなければならない
    • 次期ダイ改に向けて現場から意見を聞いていく考え

  • 小国駅の除雪体制について
    • 除雪について、昨年、駅前JR用地は、テンポラリースタッフが行った
    • 越後大島〜萩生間のバス代行発着箇所は、巡回除雪で実施。
    • 今冬期も小国駅ホーム除雪は、行わない。駅前JR用地の除雪は、巡回除雪、テンポラリー除雪にするかは、検討していく

→地本団体交渉コーナーへもどる