地本申4号コーナー

運転士が不安なく、正しい作業が行える作業環境を求める申し入れ

最終更新日 2024年 7月 4日


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  ■ 申4号 運転士が不安なく、正しい作業が行える作業環境を求める申し入れ

2023年 9月28日申し入れ

 標題について、2023年3月ダイヤ改正より新潟車両センター、旧長岡車両センターの折り返し点呼が廃止され、Joi-Tabに配信される情報を乗務員自らが確認する方法により、把握した番線において作業を行う方法に変更されました。

 東日本ユニオン新潟地本は2022年度申12号2023年3月ダイヤ改正及び「営業・運輸車両職場における体制の見直しについて」に対する申し入れ団体交渉において、出区番線の誤認を防止する観点から点呼による相互確認の重要性を指摘してきましたが、8月7日には異なる番線で出区点検を開始したことによる出区遅延が発生しています。

 ダイヤ改正から半年が経過し、入出区線の確認や改正されたいわゆるF券の様式を含め、間違いのない正しい作業を行うことに対する不安や、作業環境の改善を求める声が多く上がっています。従いまして下記の通り申し入れますので、新潟支社の誠意ある回答を要請します。


  1. 新潟車両センター、旧長岡車両センターでは出区番線、車両状態等を相互に確認・意思疎通できる点呼体制を構築すること。
  2. 時刻表・列車別注意事項・いわゆるF券の表記を見直し、正しい作業が不安なく行える作業環境を構築すること。

以上

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  ■ 団体交渉の日程が決定!

  ★ 2023年12月15日  9時30分より団体交渉を行います

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  ■ 団体交渉を終了!

  ★ 2023年12月15日  9時30分より団体交渉を行いました

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  ■ 支社側の回答及び見解

  1. 新潟車両センター、旧長岡車両センターでは出区番線、車両状態等を相互に確認・意思疎通できる点呼体制を構築すること。

    回答:出区番線等の確認方法については、現行どおりで考えている。

  2. 時刻表・列車別注意事項・いわゆるF券の表記を見直し、正しい作業が不安なく行える作業環境を構築すること。

    回答:作業札等の見直しについては、必要の都度行っているところである。

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  ■ 団体交渉のポイント

  • 出区番線等の確認方法について
    • 旧長岡車両センターと新潟車両センターで記載内容にバラツキがありミスに繋がる恐れがあったので統一した。現在の所は順調に推移している
    • 両箇所で様式が異なっていた物を統一して、乗務員が確認するために必要な情報を絞って記載するようにした
    • 乗務員だけではなくNTSに伝達する中身もあるため、様式の統一は全てではなく、出来るだけ統一したもの
    • joi‐tabによる確認方法を変更する考えにはないとする一方で、現場の方にも話を聞いて改善できるものは検討していきたい

  • 「急遽の変更」について
    • 具体的には、乗務員が出場したと思われる時間帯の変更を指す
    • その時間帯に車両変更等があれば当直から連絡、または車両センターの当直が乗務員を探して連絡することになる 組合側:出場時の点呼が無くなったことから、多くの乗務員がいつから自分の労働時間が始まっているのか分かっていない。当直も判断できないのではないか 支社側:点呼があっても早めに車両に向かう乗務員もいると思う。当直としても前広に時間を見て連絡する体制でいる
    • joi‐tabでの変更内容の表示方法は統一していない。一目で分かるような状態にしたいことから、現場と情報交換しながら良い方法を検討して行きたい

  • 労働時間の取り扱いについて
    • 労働時間の前に変更の連絡があった場合は、指示として行うのであれば労働時間となる
    • 変行路等発生した場合は作業報告を書いてもらって処理する

  • F券の表記について
    • ジョブローテーションで異動が多くなってきているので各箇所のバラツキを統一した
    • ダイヤ改正前に各運輸区の安全推進委員を集めて4回会議を行ってきた。業務の標準化等も踏まえて統一した
    • ダイヤ改正以降F券の表記は変更していないが、今後も必要なものは見直しを考えていく
    • 支社としても意見を吸い上げたが、必要な記載内容も省略したという意見は今のところない
    • 不安・心配事、ご意見等があれば指導等に伝え相談して頂きたい。会社として出来る事、出来ない事はあるがより良いものとなるよう検討していきたい

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