地本申5号コーナー

「新潟営業統括センターにおける体制の見直し」に対する第二次申し入れ

最終更新日 2024年 8月15日


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  ■ 申5号 「新潟営業統括センターにおける体制の見直し」に対する第二次申し入れ

2023年10月11日申し入れ

 標題について、東日本ユニオン新潟地本は申3号「新潟営業統括センターにおける体制の見直し」に対する申し入れにて新潟支社と団体交渉を行いました。乗務業務における安全を確保しつつ、お客さまの多様なご要望に駅業務で応え得るべく見習いを継続する中で、引き続き多くの声が新潟地本に寄せられています。

 従いまして下記の通り申し入れますので、新潟支社の誠意ある回答を要請します。


  1. 新潟運輸区の車掌行路の一部で行っている駅業務見習いについての成果と課題を明らかにすること。
  2. 駅業務の教育体制において、見習い回数を8回と設定した根拠を明らかにすること。
  3. 一部駅業務の運輸区移管に伴う体制の見直しの実施に向け、全ての対象者に営業トレーニングセンターでの教育を実施すること。
  4. 新潟運輸区車掌行路において、行路の一部で「駅業務等」があるC6018行路およびC6029行路を勤務指定した場合、駅業務に就くことを基本とすること。
  5. 駅業務について不安申告をしている乗務員および未習得項目のある乗務員は「駅業務等」がある行路を勤務指定とすること。
  6. 一部駅業務の運輸区移管に伴う体制の見直し実施以降、土休日および繁忙期はオペレーションマネジメントユニットの支援体制を整えておくこと。
  7. 駅業務開始時と終了時の作業内容を明らかにすること。
  8. 駅業務終了後の折り返し時間は「乗継・便乗」を適用すること。
  9. 駅業務終了後、自区所にて対面点呼を実施すること。
  10. 次期ダイヤ改正において、8:30~17:00までの駅業務を3交代として運用すること。
  11. 次期ダイヤ改正においても「駅業務等」の行路を設定すること。

以上

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  ■ 団体交渉の日程が決定!

  ★ 2023年10月26日  9時00分より団体交渉を行います

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  ■ 団体交渉を終了!

  ★ 2023年10月26日  9時00分より団体交渉を行いました

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  ■ 支社側の回答及び見解

  1. 新潟運輸区の車掌行路の一部で行っている駅業務見習いについての成果と課題を明らかにすること。

    回答:乗務員による駅業務など、柔軟な働き方を実現したものであり、社員成長に繋がることから、引き続き、系統や事業分野を越えた業務融合を推進・拡大していく考えである。

  2. 駅業務の教育体制において、見習い回数を8回と設定した根拠を明らかにすること。

    回答:関係個所で調整のうえ、必要な教育を実施しているところである。

  3. 一部駅業務の運輸区移管に伴う体制の見直しの実施に向け、全ての対象者に営業トレーニングセンターでの教育を実施すること。

    回答:必要に応じて、既に営業トレーニングセンターでの教育を行っているところである。

  4. 新潟運輸区車掌行路において、行路の一部で「駅業務等」があるC6018行路およびC6029行路を勤務指定した場合、駅業務に就くことを基本とすること。

    回答:「駅業務」の時間帯については、駅業務の見習い、企画業務、その他指示された業務を行うものであり、必要に応じて管理者が指示することとなる。

  5. 駅業務について不安申告をしている乗務員および未習得項目のある乗務員は「駅業務等」がある行路を勤務指定とすること。

    回答:就業規則に則り、取り扱うこととなる。

  6. 一部駅業務の運輸区移管に伴う体制の見直し実施以降、土休日および繁忙期はオペレーションマネジメントユニットの支援体制を整えておくこと。

    回答:必要な支援体制は確保しているところである。

  7. 駅業務開始時と終了時の作業内容を明らかにすること。

    回答:予め定められた業務及び指示された業務を行うこととなる。

  8. 駅業務終了後の折り返し時間は「乗継・便乗」を適用すること。

    回答:必要な労働時間は確保しているところである。

  9. 駅業務終了後、自区所にて対面点呼を実施すること。

    回答:現行どおりで考えている。

  10. 次期ダイヤ改正において、8:30~17:00までの駅業務を3交代として運用すること。

    回答:社員の声を踏まえて検討しているところである。

  11. 次期ダイヤ改正においても「駅業務等」の行路を設定すること。

    回答:具体的な行路については検討しているところである。

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  ■ 団体交渉のポイント

  • 新潟運輸区車掌行路による駅業務見習の成果と課題について
    • 成果は、業務の幅が広がったことで社員の成長につながったこと
    • 課題は駅業務が2行路であり駅業務の勤務時間が長いという声があること、マルス業務のハードルが高いこと
    • この間、駅業務見習いの進捗状況は順調と認識している
    • 「一定程度の教育」とは、普段的な改札業務・案内ができるということ。最低限、乗り換え改札口内の、機械操作が出来るようになってほしい
    • 駅と運輸区との教育体制は違い、乗務員は一人業務前提での独り立ちであるが、駅はある程度の習熟度で独り立ちOKであり、チームワークで不安を無くしていく
    • 11月1日はゴールではなく施策として完了ではない。コミュニケーションを通じて対人間を理解した中で、お互いに創り上げていく

  • 駅業務の見習い回数を8回と設定した根拠について
    • 支社として、見習いの回数や期間は、決めてはいない。長岡運輸区が半年間で8回程度の見習い回数としたのを参考とした。
    • 新潟は長岡よりも1ヵ月間長いことから8回程度とした。
    • 今後の教育体制として「新人車掌の教育」や「他の運輸区からの転入者」については同一の回数(8回)にこだわることはしない

  • 営業トレーニングセンターでの教育について
    • 社員からの声があったので計画し、必要に応じて営業トレーニングセンターでの教育を行っている
    • 駅業務の時に、手が空いている時間は、マルスを積極的に触ってほしい。駅業務の最終的にはマルスを扱えるようになってほしい

  • 新潟運輸区車掌行路における「駅業務等」について
    • 勤務操配は、現場での判断とすることになる。
    • 企画等、その他時間で駅業務に入る際は、管理者に申告する。
    • 11月1日以降、駅の先生と言われるOJTとは離れてしまうが、不安があれば指導担当等に申告して欲しい。

  • オペーレーションマネージメントの支援体制について
    • オペレーションマネージメント社員だけではなく、営業事務室にいる内勤の社員からも応援にいくことがある

  • 駅業務の労働時間管理について
    • 駅業務の開始時間は改札で作業を始める時間、終了時間は改札を出る時間
    • 11月1日以降、駅業務で必要な引継ぎ事項が発生した際は駅副長に申告し、退勤の際に引継ぎで遅れた旨を作業報告書で提出すればよい

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