地本申8号コーナー

「村上保線技術センターの体制見直し」に対する申し入れ

最終更新日 2024年 7月27日


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  ■ 申8号 「村上保線技術センターの体制見直し」に対する申し入れ

2023年11月 7日申し入れ

 標題について提案を受けました。本提案は米坂線の運転見合わせにより、業務量の減少が当面続くことから、村上保線技術センターの体制を見直すものと認識しています。しかし、昨年8月の豪雨災害に伴う米坂線の運転見合わせ以降の業務執行体制において、残存している業務へ対応してきた現場実態と今提案の整合性を解明する必要があることから、東日本ユニオン新潟地本は下記の通り申し入れますので、新潟支社の誠意ある回答を要請します。


  1. 米坂線に関連する業務に対処する要員と仕事量を明らかにすること。
  2. 上長の指示で管理者が一般社員の業務をおこなう場合とはどの様な場合か明らかにすること。
  3. 上長の指示で一般社員が管理者の業務をおこなう場合とはどの様な場合か明らかにすること。
  4. 一般社員の業務を管理者がおこなう場合の具体的な業務内容を明らかにすること。
  5. 管理者の業務を一般社員がおこなう場合の具体的な業務内容を明らかにすること。
  6. 管理者の業務を一般社員がおこなう場合の業務を担う担当グループを明らかにすること。
  7. 一般社員の要員を△1と提案している中で、管理者の業務を一般社員が行う考え方を明らかにすること。

以上

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  ■ 団体交渉の日程が決定!

  ★ 2023年11月21日  9時30分より団体交渉を行います

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  ■ 団体交渉を終了!

  ★ 2023年11月21日  9時30分より団体交渉を行いました

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  ■ 支社側の回答及び見解

  1. 米坂線に関連する業務に対処する要員と仕事量を明らかにすること。

    回答:2022年8月の豪雨災害以降、米坂線は運転を見合わせており、村上保線技術センターにおける米坂線の保守管理に関する業務量を勘案し、体制を見直すものである。

  2. 上長の指示で管理者が一般社員の業務をおこなう場合とはどの様な場合か明らかにすること。

    回答:就業規則等に則り、取り扱うこととなる。

  3. 上長の指示で一般社員が管理者の業務をおこなう場合とはどの様な場合か明らかにすること。

    回答:就業規則等に則り、取り扱うこととなる。

  4. 一般社員の業務を管理者がおこなう場合の具体的な業務内容を明らかにすること。

    回答:就業規則等に則り、取り扱うこととなる。

  5. 管理者の業務を一般社員がおこなう場合の具体的な業務内容を明らかにすること。

    回答:就業規則等に則り、取り扱うこととなる。

  6. 管理者の業務を一般社員がおこなう場合の業務を担う担当グループを明らかにすること。

    回答:業務の繁閑に応じて柔軟な働き方を推進していく観点から、箇所総体で対応していくこととなる。

  7. 一般社員の要員を△1と提案している中で、管理者の業務を一般社員が行う考え方を明らかにすること。

    回答:業務の繁閑に応じて柔軟な働き方を推進していく観点から、箇所総体で対応していくこととなる。

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  ■ 団体交渉のポイント

  • 米坂線に関連する業務に対処する要員について
    • 村上保線技術センターで米坂線に関連する業務は「メンテナンス2グループ」が対応
    • 「メンテナンス2グループ」は11月1日現在で副長1名、一般1名の社員がいて、施策実施以降は一般が0になる
    • 現状で軌道に関する検査・保守、付随する修繕関係の作業自体がない状態であり、副長1人で対応できる仕事量
    • 列車が走っていないことでメンテナンス業務が減少していることに合わせて体制を見直す。米坂線の今後が決まっていないため「メンテナンス2グループ」の廃止ではなく、あくまでも羽越線の部分と米坂線の部分を箇所総体で対応して行く

  • 列車が動いていないからこそ発生している業務について
    • 列車が走らないことから草が生えやすくなり、国道の交差点近くの踏切で線路に生えた草で信号の見通しが悪くなったり、今まで対応していなかった隣接する畑の所有者から除草の依頼があったりしている
    • 冬期の除雪に関してはMRで行っていたところを、踏切に直接車で乗り付けて行うしかなく、列車が走れないことで作業方法が変わった
      組合
      車が動いていないからこそ生じる業務がある中で要員を1名減とすることで、一人ひとりの業務量が増えて負担が掛かるのではないか
      支社
      箇所総体で賄うことによってこのような提案が可能になった

  • 一般社員を△1とした中で管理者の業務を一般社員が行う体制の考え方について
    • 管理者と一般社員のどちらを削減するのかという議論は社内であった
    • 管理者でなければできない仕事は残るため、一般社員だけを残すと業務の柔軟性を考えた時にその社員の負担が増えるのではないかという判断もあり管理者を残すことにした
    • その上で、一般社員がいなくなる分、管理者しかできない仕事を一般社員が担うケースはあるが、激増するとは考えていない
    • 「メンテナンス2グループ」の管理者1名体制になるので、手伝いとして他のグループの社員が米坂線の業務に関わる頻度は増えるが、この施策だけをもって一般社員の負担が増えるかということは判断し難い
    • 超勤の量は個人の能力にもより一概にどれだけ増えるのかとは申し上げられない。今までよりも超勤が倍になるなどのイメージはない
      組合
      やり方によっては一人ひとりの業務量がただ増えるだけになる。一般社員の業務量が増えて圧迫していく認識はないか
      支社
      「メンテナンス2グループ」の一般の業務の中心は通常の検査業務とその検査に絡む修繕であるが、これらの業務がなくなっていることから、そこまで仕事量が増大するという考えではない
      組合
      他のグループが負担を強いられるということに対して「我々ばかり負担が増えている」という社員の声がある。列車が走らないが故に、逆に発生する業務があることを考えた時に、一般職だけ要員を減らして管理者の業務を行うなら要員を減らさなければ良い
      支社
      来年復旧ということになれば体制を維持できるが、5年間は復旧しない状況を見た時に、経営判断として実態に即して都度体制を見直していくことになる

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