地本申16号コーナー

米山駅構内で発生した大型建造物が本線を支障した事象に関する申し入れ

最終更新日 2025年 3月23日


→地本団体交渉コーナーへもどる

  ■ 申16号 米山駅構内で発生した大型建造物が本線を支障した事象に関する申し入れ

2023年 1月19日申し入れ

 2023年12月7日、信越本線米山駅構内において撤去工事中だった跨線橋の屋根部材が落下し、下り本線を支障するという事象が発生しました。幸いにも列車の進来はありませんでしたが、乗務員やお客さまの死傷事故に繋がりかねない重大な事象であると認識しています。

 従いまして下記の通り申し入れますので、新潟支社の誠意ある回答を要請します。


  1. 本事象が発生した原因を明らかにすると共に、同種工事における再発防止策を明らかにすること。

以上

→地本団体交渉コーナーへもどる

  ■ 団体交渉の日程が決定!

  ★ 2024年 3月 6日 14時30分より団体交渉を行います

→地本団体交渉コーナーへもどる

  ■ 団体交渉を終了!

  ★ 2024年 3月 6日 14時30分より団体交渉を行いました

→地本団体交渉コーナーへもどる

  ■ 支社側の回答及び見解

  1. 本事象が発生した原因を明らかにすると共に、同種工事における再発防止策を明らかにすること。

    回答:撤去工事中のこ線橋の一部が強風の影響により線路を支障したものである。なお、風の影響も考慮した工事計画を引き続き検討していく。

→地本団体交渉コーナーへもどる

  ■ 団体交渉のポイント

  • 発生当日の概要、発見時の状況について
    • 12月1日の夜間から工事を進め、3日から6日にかけては夜間工事を行っていたが、強風が見込まれたことから7日は日中作業を中止していた
    • 10時47分に撤去中の跨線橋建造物が下り線を支障した
    • 作業員は発生当時に現場ではなく、線路から離れた箇所にある施工ヤードで作業を行っていたため、部材が飛んだところは直接見ていない
    • 建造物が線路に倒れ掛かっていたのを見つけて連絡し、列車の運行に支障があることから、すぐに抑止を行った

  • 発生した原因について
    • 強風と風向きも影響して屋根部材と骨組みが飛んだことによる
    • 米山駅から一番近い位置にある風速計で平均風速で23~24㎧の記録が残っている。想定以上の風が吹いたことが原因であると思われる
    • 原因の究明はデータや建物の設計強度なども調べていて、現在も調査中

  • 発生当日の強風対策について
    • 天候や強風など著しい悪化が認められるときは、部材が飛散しないようJRとパートナー会社の監督者とで打ち合わせて対応している
    • 今回は部材の劣化もあり、強風予測もあったため、柱を吊るして風通しを良くし、壁を外して骨組みだけにすることで抵抗を少なくして支柱を補強するなどの対策をしていた
    • 列車防護の方法についてもJRと施工会社で定めていて、6日夜に強風予報のため夜間作業は中止するがヤードでの作業は実施し、注視する体制を取っていた
    • あれだけ対策を取ったのに、まだ足りなかったのか、という思いが施工会社の認識。想定以上だった

  • 今回の事象を受けて、対策の基準について
    • 巡回のやり方や残存物がないように撤去も早めに行うなどしていきたいが、明確な基準は設けずに強風という括りで幅広く対応できるようにしていきたい
    • 今回のことを教訓にしながら施工についてはJRとパートナー会社と一体となった取り組みについて、やり取りや打ち合わせをしながら行っていく

→地本団体交渉コーナーへもどる