地本申19号コーナー

2024年3月ダイヤ改正に関する第二次申し入れ(モビリティ・サービス系統における体制の見直し)

最終更新日 2024年12月18日


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  ■ 申19号 2024年3月ダイヤ改正に関する第二次申し入れ(モビリティ・サービス系統における体制の見直し)

2024年 1月26日申し入れ

 標題について、東日本ユニオン新潟地本は申第14号「2024年3月ダイヤ改正に関する第一次申し入れ」にて、提案を受けた「モビリティ・サービス系統における体制の見直しについて」において提示された運用行路表(案)に関して申し入れを行っているところです。

 「モビリティ・サービス系統における体制の見直しについて」は、2024年度末までに「3つの統括センター」体制を視野に「仕組みとしての業務融合」をさらに加速し、営業・運輸の垣根を取り払い「新潟・庄内圏におけるサステナブルな輸送サービス」の実現に向け、「新たな価値創造」や「企画業務への参画」をこれまで以上に推進していくという提案であると認識しています。

 東日本ユニオン新潟地本は本提案を全組合員で検討し、寄せられた声に踏まえ下記の通り申し入れますので、新潟支社の誠意ある回答を要請します。


【ワンマン運転関係】

  1. 只見線をワンマン運転可能と判断した根拠を明らかにすること。
  2. 只見線における車掌乗務の技術保持について明らかにすること。
  3. 只見線は冬期間ツーマンとすること。
  4. 磐越西線津川~野沢間をワンマン運転可能と判断した根拠を明らかにすること。
  5. 磐越西線新津〜五泉間及び弥彦線東三条~弥彦間を全車扱いで乗降可能とした理由を明らかにすること。
  6. ワンマン運転の拡大及び前項の乗降方法に伴うご案内(いわゆる乗車指導)について明らかにすること。
  7. ワンマンミラーの清掃担当・清掃周期を線区別に明らかにすること。
  8. 新津~会津若松直通のワンマン列車における津川駅のワンマンドア設定(全車・自車)を明らかにすること。
  9. 委託駅の無人化等全車・自車を設定する考え方を明らかにすること。
  10. 委託駅の無人化等におけるドア扱い(全車・自車)に変更があるか明らかにすること。

【業務融合関係】

  1. 新津運輸区車掌行路で行う新津駅の業務内容を明らかにすること。
  2. 新幹線運輸区車掌の駅業務融合(新幹線ホーム列車扱い)について駅勉強会等への出席を明らかにすること。

【運用行路関係】

  1. 基本運用行路表に「その他時間」の開始・終了時刻を明記すること。
  2. 準備・折り返し・整理時間一覧表において新潟運輸区・新幹線含む各ホーム相互間の時間が1分増えている理由を明らかにすること。
  3. 遠距離通勤者に配慮した行路及び行路順序設定とすること。
  4. 暖房予熱の負担軽減を図るため新発田・津川滞泊となるキハ110系の運用を見直すこと。
  5. 新津運輸区B2105行路の239D会津若松発車場面の客室温度が低いため出区場面において暖房予熱を行うこと。
  6. 車掌の乗務終了後の折り返し時間「終着」を「乗継・便乗」と同じ時分とすること。
  7. 車掌の柏崎場面の折り返し時間は、ホームの無い4番線・休憩室相互間に基づいた時間となっているのか明らかにすること。

以上

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  ■ 団体交渉の日程が決定!

  ★ 2024年 2月20日  9時30分より団体交渉を行います

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  ■ 団体交渉を終了!

  ★ 2024年 2月20日  9時30分より団体交渉を行いました

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  ■ 支社側の回答及び見解

【ワンマン運転関係】

  1. 只見線をワンマン運転可能と判断した根拠を明らかにすること。

    回答:将来にわたる環境の変化に対応し、効率的な業務体制を実現するため、お客さまのご利用状況等を勘案して決定したものである。

  2. 只見線における車掌乗務の技術保持について明らかにすること。

    回答:必要に応じて教育を行う考えである。

  3. 只見線は冬期間ツーマンとすること。

    回答:運用行路表のとおりで考えている。

  4. 磐越西線津川~野沢間をワンマン運転可能と判断した根拠を明らかにすること。

    回答:将来にわたる環境の変化に対応し、効率的な業務体制を実現するため、お客さまのご利用状況等を勘案して決定したものである。

  5. 磐越西線新津~五泉間及び弥彦線東三条~弥彦間を全車扱いで乗降可能とした理由を明らかにすること。

    回答:お客さまのご利用状況等を勘案し、決定したものである。

  6. ワンマン運転の拡大及び前項の乗降方法に伴うご案内(いわゆる乗車指導)について明らかにすること。

    回答:ワンマン運転列車における乗降方法のご案内については、必要に応じて実施していく考えである。

  7. ワンマンミラーの清掃担当・清掃周期を線区別に明らかにすること。

    回答:ワンマンミラーの清掃については、必要の都度対応しているところである。

  8. 新津~会津若松直通のワンマン列車における津川駅のワンマンドア設定(全車・自車)を明らかにすること。

    回答:通達等で示すこととなる。

  9. 委託駅の無人化等全車・自車を設定する考え方を明らかにすること。

    回答:通達等で示すこととなる。

  10. 委託駅の無人化等におけるドア扱い(全車・自車)に変更があるか明らかにすること。

    回答:通達等で示すこととなる。

【業務融合関係】

  1. 新津運輸区車掌行路で行う新津駅の業務内容を明らかにすること。

    回答:提案資料及び社員周知資料に記載のとおりである。

  2. 新幹線運輸区車掌の駅業務融合(新幹線ホーム列車扱い)について駅勉強会等への出席を明らかにすること。

    回答:関係箇所と調整のうえ、必要な教育を実施していく考えである。

【運用行路関係】

  1. 基本運用行路表に「その他時間」の開始・終了時刻を明記すること。

    回答:企画業務等を行う「その他時間」の開始・終了時刻については、時刻表に記載していく考えである。

  2. 準備・折り返し・整理時間一覧表において新潟運輸区・新幹線含む各ホーム相互間の時間が1分増えている理由を明らかにすること。

    回答:新潟駅等の工事により、乗務員の動線が変更となるためである。

  3. 遠距離通勤者に配慮した行路及び行路順序設定とすること。

    回答:就業規則等に則り作成しているところである。

  4. 暖房予熱の負担軽減を図るため新発田・津川滞泊となるキハ110系の運用を見直すこと。

    回答:車両運用行路表どおりとする。

  5. 新津運輸区B2105行路の239D会津若松発車場面の客室温度が低いため出区場面において暖房予熱を行うこと。

    回答:車両運用行路表どおりとする。

  6. 車掌の乗務終了後の折り返し時間「終着」を「乗継・便乗」と同じ時分とすること。

    回答:必要な時間を確保しているところである。

  7. 車掌の柏崎場面の折り返し時間は、ホームの無い4番線・休憩室相互間に基づいた時間となっているのか明らかにすること。

    回答:必要な労働時間は確保しているところである。

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  ■ 団体交渉のポイント NEW

【ワンマン運転関係】

  • 只見線、磐越西線・津川~野沢間でワンマン運転が可能と判断した根拠について
    • 同区間でワンマン運転を実施するための課題は長大トンネル対策
    • 国土交通省の省令で「2000mを越えるトンネルに関してはワンマン運転を行う場合は列車防護係員を省略するための手段として、常時在線状況を確認できるシステムが必要」と定められている
    • 長大トンネルの在線状況を常時確認できるシステムを構築・導入することで、車掌が乗務しない状態でも安全を確保できる対応が整ったことからワンマン化の判断に至った
    • 対策の内容としては、元からあるGPS列警というシステムを活用し、所定速度でトンネルに入るとトンネルを通過する時間が算出され、入ったことを確認したが時間が経っても出てこなければ指令にアラームで知らせる仕組み
    • システム故障や在線確認ができなくなった場合は、ワンマン運転の条件を満たさないため、運休やワンマン解除の手配を行う

  • 現在ワンマン運転を行っていない線区の今後の考えについて
    • 信越本線の新津~長岡間は設備的にはワンマン化が可能
    • 短編成が運用されていないことや乗務員の運用のロス、お客さまの乗降数も考えて現状を維持している
    • 上越線の水上~越後中里間は線形が複雑で、ループして重なる箇所で位置が判らないために今回のシステムでは対応ができない
    • 列車本数や輸送体系により要員効果が見込めないという観点からも、現時点では何も検討をしていない

  • 只見線における車掌乗務の技術保持について
    • 現時点で車掌が只見線で乗務する行路の予定はない
    • 「乗って楽しい列車」など臨時列車で車掌が乗務する可能性はあるので、乗り入れる場合については必要な教育・訓練は実施していく
    • 将来的には相互運用で運転士が車掌として乗務することはあり得る。乗務経験のない車掌を新たに教育するより線形を熟知している方が教育の観点でも短期間であり選択肢の一つとなり得る

  • 冬期間における只見線でのツーマン運転実施について
    • 只見線については、基本的にはワンマン列車であり車掌の乗務は考えていない 異常な降雪が予想される場合などには投排雪列車等を活用しながら除雪作業に努めるほか、必要に応じて列車の運休手配を速やかに行う
      組合
      只見線には無線の難聴区間がある。急遽沿線電話を使用して連絡を取らなければならない時に、お客さまを車内に残したまま乗務員が不在となってしまう
      支社
      無線が繋がらなければ沿線電話で対応することはやむを得ない
    • ワンマン解除よりも、雪の予想や風の予想を勘案して運休を決定するのが第一の手段

  • 磐越西線新津~五泉間及、弥彦線東三条~弥彦間を全車扱いで乗降可能とした理由について
    • 無人駅を含めて「全車扱い」するというというやり方は、他の地方支社でも導入実績はある
    • 当該区間についてはSuicaエリア内であり、ご利用のお客さまの9割がSuica利用ということも1つの判断。運賃逋脱のリスクを踏まえての導入箇所を決めた
    • Suica利用だと一番前のドアから順に降りても結局はそのままスルーとなる。お客さまのストレスを緩和するということからも決定した
    • Suicaエリア内でなければ拡大しないということではない。今後も同様の取扱いをする線区・駅が増える可能性もあるがまだ具体的に検討しているところはない

  • ワンマン運転の拡大、乗降方法変更に伴う、いわゆる「乗車指導」について
    • 今回のワンマン列車の関係については、関係する学校や自治体には行っていく
    • 駅頭掲示や車内案内放送、支社ホームページへのアップなど、必要な周知は行う
    • 一定期間、ワンマン列車への旅客案内等の添乗は検討している

  • ワンマンミラーの清掃について
    • ワンマンミラーは定期的に清掃する線区・区間と定期的に清掃をしない線区・区間が決まっている
    • 定期的に実施する区間は信越本線・黒井~鯨波駅間の10駅。海からの潮風等による汚れの付着のため定期的に実施している
    • 他の区間は乗務員からの申告に基づいて速やかに清掃を実施している
    • 政争の担当者は、基本的には支社社員を派遣して清掃をしている。場合によっては区所にお願いすることもある

  • 無人駅・委託駅におけるドアの「全車」「自車」設定の考え方について
    • ワンマン列車でドア扱いは、有人駅であれば「全車扱い」、無人駅であれば「自車扱い」で行う
    • 「有人駅」「無人駅」の括りは、短い時間であっても駅社員が駅業務を行う時間があるかないかで判断。1時間でも2時間でも駅業務を行っていれば有人駅の扱いとなる
    • 現在有人駅でも無人化になれば「自車扱い」となる。羽越線・水原駅、信越線・柿崎駅はダイヤ改正から「自車扱い」となる
    • 白新線・西新発田駅の集札は、あくまでもJENIC内部での活用によるもの。規定では駅として「有人駅」「無人駅」の指定があり、そこに基づき「全車扱い」となる
    • 磐越西線・馬下駅、津川駅のドア扱いは、通し列車については「自車」、終着となって折り返し列車となる場合については「全車」。
      組合
      お客さまからすると目的地が終着駅の場合と途中駅になる場合があるが、同じ車両でも降りられる場合と降りられない場合が発生するのではないか?
      支社
      「自車扱い」だと到着運転台で一度ドアを閉めて、反対の運転台でまた開ける形となり、「全車扱い」でないとエンド交換した時のスイッチ整備が煩雑になる
      組合
      確実にお客さまが降車できる周知・案内が必要だ。乗車指導の一環でできると思う
      支社
      「自車」については自動放送で案内・周知はできていると考えている。必要に応じて状況に応じて現場と連携して考えていきたい

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