地本申20号コーナー

磐越西線におけるホーム除雪の徹底を求める申し入れ

最終更新日 2025年 3月19日


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  ■ 申20号 磐越西線におけるホーム除雪の徹底を求める申し入れ

2024年 2月 8日申し入れ

 標題について、東日本ユニオン新潟地本は申第12号「2023年度冬期の取り組みに関する申し入れ」にて「ホーム除雪は始発列車の両数分除雪すること」を要求し、新潟支社と団体交渉において議論を行いました。会社側は「ホーム上家が整備されていない駅及びホーム上家が2両分に満たない駅のホーム除雪については、始発列車到着までに指定された2両分のホーム除雪を行い、日中時間帯にかけて編成両数分の除雪を可能な限り行っていく」との回答を行っています。

 2023年12月17日から18日にかけて磐越西線ではまとまった降雪となり、乗務員からは17日夜の段階から指令へ除雪の必要性がある旨の情報提供がされていました。しかし、18日の日中に至っても新津~山都間でホーム除雪がされておらず、お客さまの乗降に 支障をきたしました。2023年12月23日の降雪時にも乗務員からの除雪要請への対応が遅いとの声が寄せられています。

 このことは団体交渉での会社回答と違う現実であり、団体交渉の一方の当事者として原因究明と対策が必要であると認識しています。従いまして下記の通り申し入れますので新潟支社の誠意ある回答を要請します。


  1. 2023年12月18日、磐越西線新津駅から山都駅までホーム除雪が一切されなかった理由を明らかにすること。
  2. 2023年12月23日、乗務員から申告のあった除雪要請への対応を明らかにすること。
  3. ホーム除雪における「作業指定日」とは何か明らかにすること。
  4. 始発列車までのホーム除雪を徹底すること。

以上

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  ■ 団体交渉の日程が決定!

  ★ 2024年 3月26日 13時00分より団体交渉を行います

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  ■ 団体交渉を終了!

  ★ 2024年 3月26日 13時00分より団体交渉を行いました

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  ■ 支社側の回答及び見解

  1. 2023年12月18日、磐越西線新津駅から山都駅までホーム除雪が一切されなかった理由を明らかにすること。

    回答:ホーム除雪については、気象条件等を勘案し行っているところである。

  2. 2023年12月23日、乗務員から申告のあった除雪要請への対応を明らかにすること。

    回答:関係箇所に情報を共有し、対応していたところである。

  3. ホーム除雪における「作業指定日」とは何か明らかにすること。

    回答:除雪委託契約により予め指定した作業日である。

  4. 始発列車までのホーム除雪を徹底すること。

    回答:ホーム上屋が整備されていない駅及びホーム上屋が2両に満たない駅のホーム除雪については、始発列車到着までに指定された2両分のホーム除雪を行い、日中時間帯にかけて編成両数分の除雪を可能な限り行っていく。

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  ■ 団体交渉のポイント

  • 磐越西線のホーム除雪の方法について
    • CSPによる巡回除雪と、新潟営業統括センターの社員などによる直営除雪がある
    • 巡回除雪は、年間の降雪量や降雪日数等を勘案して線区ごとに指定日を決めていて、毎日除雪をしているわけではない
    • 磐越西線については五十島・東下条までの平野部に近い地域では40日間、山間部は45日間を予め作業指定日として定めている
    • 散発的に降積雪がある12月は、降積雪が多い1月から2月までと比較して作業日数が少なく、除雪の間隔が空く

  • 2023年12月18日に、山都~新津の各駅でホーム除雪が行われなかった理由について
    • 12月18日は巡回除雪の稼働日ではなく、前日・17日午後の気象情報等を基に判断を行い、臨時の発注を行わずに直営等による除雪をできる範囲で行った
    • 稼働日以外の臨時発注は前日の降雪予報が20㎝を越えているかが1つの判断基準であり、今回は発注は行わなかったが結果として想定を上回る降雪があった
    • 18日巡回除雪の稼働日でなく臨時の発注もしなかったため、業者による始発対応は実施していないが、当日の早朝の状況等を勘案して日中に社員を派遣して山間部を中心に除雪を行った

  • 2023年12月23日に、乗務員から申告があった除雪要請への対応について
    • 12月23日は巡回除雪の稼働日ではなく、前日・22日の巡回除雪では編成両数分の除雪を終えなかったため、できる限り除雪幅を広げる作業を直営で行った
    • 18時頃の除雪要請で出動できる直営の社員がいないため、翌24日が稼働日となっていた巡回除雪での対応とした
    • 22日の巡回除雪では、約束した始発列車の2両分に加え、さらに2両分以上の除雪は行われていた

  • 始発列車までのホーム除雪の徹底について
    • 除雪が必要であると判断された場合には、会社として除雪を実施をしていく
      組合
      「始発列車到着までに2両分のホーム除雪を行う」との施策が実行できなかったという結果が全てであり、お客さまには会社側の理由は通用しないことを受け止めるべきだ
      支社
      経営姿勢を問われれば、想定できないことを想定できるように引き続き精度を高めていくということが責務だ
      組合
      昨冬期は小雪であったため2件だけが目立つ結果となったが、雪が深い年に「想定を上回った」とならないように、降ったら対応できる新潟支社であるべきだ
      支社
      通常の委託や直営の社員で担えない場合には支社や災害対策本部を設置して各駅の除雪に行くなど、支社全体での対応も取っていくことに変わりはない

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