地本申2号コーナー

「柔軟な働き方の実現に向けた統括センターの体制見直し」に対する申し入れ

最終更新日 2024年10月24日


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  ■ 申2号 「柔軟な働き方の実現に向けた統括センターの体制見直し」に対する申し入れ

2024年 8月26日申し入れ

 新潟地本は、2024年7月18日に新潟支社より「柔軟な働き方の実現に向けた統括センターの体制見直し」について提案を受けました。

 業務融合と柔軟な働き方をこれまで以上に推進するために、各統括センターの運輸当直及び長岡統括センター(長岡駅)にフレックスタイム制適用の作業ダイヤを導入し、体制が見直されます。

 また、既に運転士の乗務割交番に車掌行路の一部が導入され運用されていますが、2024年度末ダイヤ改正において運用箇所の拡大と運転士行路と車掌行路の一本化による専属交番の見直しが行われようとしています。

 フレックスタイム制適用の作業ダイヤ・車掌専属交番の見直しについて、多くの疑問・不安の声が東日本ユニオンに寄せられています。

 従いまして下記の通り申し入れますので、新潟支社の誠意ある回答を要請します。


  1. 長岡統括センター(長岡駅)でフレックスタイム制適用の拡大を実施する理由を明らかにすること。
  2. フレックスタイム制を選択できる対象の担務を明らかにすること。
  3. フレックスタイム制を選択しやすい環境を整えること。
  4. 作業ダイヤの見直しにより新たな業務に従事する社員教育を徹底すること。
  5. 2024年度末ダイヤ改正において庄内統括センターおよび新津乗務室では運転士行路と車掌行路の一本化を行わず車掌専属交番を残すこと。

以上

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  ■ 団体交渉の日程が決定!

  ★ 2024年 9月11日 13時30分より団体交渉を行います

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  ■ 団体交渉を終了!

  ★ 2024年 9月11日 13時30分より団体交渉を行いました

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  ■ 支社側の回答及び見解

  1. 長岡統括センター(長岡駅)でフレックスタイム制適用の拡大を実施する理由を明らかにすること。

    回答:ライフスタイルに合わせたフレキシブルタイムの活用により、これまでの作業ダイヤに捉われない柔軟な働き方を実現していく考えである。

  2. フレックスタイム制を選択できる対象の担務を明らかにすること。

    回答:フレックスタイム制の適用については、会社が指定するものである。

  3. フレックスタイム制を選択しやすい環境を整えること。

    回答:フレックスタイム制の適用については、会社が指定するものである。

  4. 作業ダイヤの見直しにより新たな業務に従事する社員教育を徹底すること。

    回答:作業ダイヤの見直しに向けた、必要な教育・周知等を実施しているところである。

  5. 2024年度末ダイヤ改正において庄内統括センターおよび新津乗務室では運転士行路と車掌行路の一本化を行わず車掌専属交番を残すこと。

    回答:経営環境の変化に対応していくため、社員の活躍フィールドや業務領域を引き続き拡大し、業務融合を推進していく考えである。

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  ■ 団体交渉のポイント

  • 長岡統括センター長岡駅でフレックスタイム制適用の拡大を実施する理由をについて
    • フレックスタイム制導入を検討してきたものであり、作業ダイヤの作成等、準備が整っての提案となった
    • 各作業ダイヤを担えるようになるのが前提であるが、今後は新潟統括センターへの導入も検討していく
      組合
      実施日までのスケジュールを踏まえると提案が遅いのではないか
      支社
      長岡花火の準備の目途が立った時期の7月の提案が最善と判断した

  • 長岡駅においてフレックスタイム制を選択できる対象の担務について
    • 輸送室以外の社員が対象。輸送室の社員は業務融合となるので対象外
    • 長岡駅のみで業務する社員が対象となり、長岡駅以外でも働く社員も対象外
    • 他の駅にもフレックスタイム制が導入されれば、複数駅勤務者にも導入する想定はしている
    • フレックスタイム制が適用される社員数は、実績を見て30から40名

  • フレックスタイム制が運用しやすい環境の整備について
    • フレックスタイム制の適用は会社が指定するものであり、社員に選択権はない
    • シミュレーションをして検証している
      組合
      ダイヤが乱れている時にフレキシブルタイム時に「残れ」と言われるのではないかと不安の声がある
      支社
      会社としては「残れ」と強い指示はしない
      組合
      本当にその様な対応や運用ができるか不安であり疑問だ

  • 作業ダイヤの見直しにより新たな業務に従事する社員への教育について
    • 統括センターの発足後に環境の変化や社内ツールの変化もあり、フレックスタイム制とは別にダイヤを見直すこととなった
    • 出札の代務、放送管理の代務の作業ダイヤを1本見直した。代務社員がシッカリ担っていくことになる

  • 庄内統括センター・新津乗務室の車掌専属交番について
    • 運転士行路と車掌行路の一本化は将来の鉄道オペレーションを維持するため
    • 経営環境の変化に対応していくため、社員の活躍フィールドや業務領域を引き続き拡大し、業務融合を推進していく
      組合
      車掌の要員が足りない中であり一本化はまだ早い。車掌は将来どうなるのか不安の声がある
      支社
      教導や企画業務で残る車掌もいて、今後は駅業務・輸送業務を担うことになる。早めに説明して、面談等で丁寧に行っていく

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