地本申8号コーナー

「モビリティ・サービス系統における体制見直しについて」に対する申し入れ

最終更新日 2025年 6月18日


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   ■ 申8号 「モビリティ・サービス系統における体制見直しについて」に対する申し入れ

2025年 1月17日申し入れ

 東日本ユニオン新潟地本は、2024年12月16日に「モビリティ・サービス系統における体制の見直しについて」会社側より提案を受けました。

 今提案では、乗務員の駅業務融合行路の新たな設定をはじめ、車掌専属交番の見直し、ワンマン列車の拡大など社員の労働条件・労働環境が大きく変化していくと認識しています。また、これまで行ってきた乗務員の駅業務の融合における教育に対する実態や安全・サービスの維持向上の観点から多くの疑問や不安の声が東日本ユニオンに寄せられています。施策を担う社員が働きがいを実感し、安全安定輸送と質の高いサービス提供の実現に向けた体制の見直しとしていくために労使で更なる議論が必要であると認識しています。

 従いまして、下記の通り申し入れますので新潟支社の誠意ある回答を要請します。


【業務融合関係】

  1. 長岡統括センター乗務室の乗務員による新幹線ホーム列車扱い見習いを開始する目的を明らかにすること。
  2. 長岡統括センター乗務室の乗務員による新幹線ホーム列車扱い見習い業務について、見習いの教育内容・スケジュールを明らかにすること。
  3. 業務融合で駅業務を担う社員への教育はステーションバイブルに則り行うこと。
  4. 相互運用の車掌見習いを行う際は、他の乗務行路と混在させず、車掌見習いが行える環境を整備すること。
  5. 長岡統括センター乗務室の車掌行路の一部で越後湯沢駅において、「駅業務等」を設定した目的を明らかにすること。
  6. 新潟統括センター乗務室・長岡統括センター乗務室の運転士交番に車掌行路の一部を融合する目的を明らかにすること。
  7. 長岡統括センター乗務室の運転士交番に融合されている車掌行路に「駅業務等」と設定した理由を明らかにすること。

【設備関係】

  1. 各統括センター各箇所の社員休憩室、浴室等について所属する社員が使用できるようにすること。

【お客さまサービス関係】

  1. 長岡駅においてお客さまのサービス低下とならないよう乗換等旅客案内を行える体制とすること。

【無人駅等管理体制の見直しについて】

  1. 新潟統括センターの社員が担っている無人駅業務の一部を業務委託となっているが、具体的に委託業務の内容と規模について明らかにすること。
  2. 新津駅を拠点とする業務担当社員を配置せず、新潟駅に集約するメリットについて明らかにすること。
  3. 磐越西線、羽越本線での異常時の現地派遣の足ロスについての考え方を明らかにすること。

以上

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   ■ 団体交渉の日程が決定!

  ★ 2025年 2月13日 13時30分より団体交渉を行います

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   ■ 団体交渉終了

  ★ 2025年 2月13日 13時30分より団体交渉を行いました

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   ■ 支社側の回答及び見解

【業務融合関係】

  1. 長岡統括センター乗務室の乗務員による新幹線ホーム列車扱い見習いを開始する目的を明らかにすること。

    回答:業務融合を進めることで、社員の活躍フィールドや業務領域を拡大し、新たな価値創造に挑戦していく考えである。

  2. 長岡統括センター乗務室の乗務員による新幹線ホーム列車扱い見習い業務について、見習いの教育内容・スケジュールを明らかにすること。

    回答:必要な教育を実施していく考えである。

  3. 業務融合で駅業務を担う社員への教育はステーションバイブルに則り行うこと。

    回答:必要な教育を実施していく考えである。

  4. 相互運用の車掌見習いを行う際は、他の乗務行路と混在させず、車掌見習いが行える環境を整備すること。

    回答:鉄道オペレーションを遂行するため、他の乗務行路に乗務する場合があるが、必要な教育を実施していく考えである。

  5. 長岡統括センター乗務室の車掌行路の一部で越後湯沢駅において、「駅業務等」を設定した目的を明らかにすること。

    回答:業務融合を進めることで、社員の活躍フィールドや業務領域を拡大し、新たな価値創造に挑戦していく考えである。

  6. 新潟統括センター乗務室・長岡統括センター乗務室の運転士交番に車掌行路の一部を融合する目的を明らかにすること。

    回答:業務融合を進めることで、社員の活躍フィールドや業務領域を拡大し、新たな価値創造に挑戦していく考えである。

  7. 長岡統括センター乗務室の運転士交番に融合されている車掌行路に「駅業務等」と設定した理由を明らかにすること。

    回答:業務融合を進めることで、社員の活躍フィールドや業務領域を拡大し、新たな価値創造に挑戦していく考えである。

【設備関係】

  1. 各統括センター各箇所の社員休憩室、浴室等について所属する社員が使用できるようにすること。

    回答:各箇所において、必要な設備は整備されているところである。

【お客さまサービス関係】

  1. 長岡駅においてお客さまのサービス低下とならないよう乗換等旅客案内を行える体制とすること。

    回答:必要な体制は確保しているところである。

【無人駅等管理体制の見直しについて】

  1. 新潟統括センターの社員が担っている無人駅業務の一部を業務委託となっているが、具体的に委託業務の内容と規模について明らかにすること。

    回答:白新線及び越後線の無人駅の設備管理・巡回業務の一部を委託する考えである。

  2. 新津駅を拠点とする業務担当社員を配置せず、新潟駅に集約するメリットについて明らかにすること。

    回答:統括センターのスケールメリットを活かし、各線区の対応について、従来の勤務箇所に捉われない仕組みにより、安全・サービスレベルの向上を図っていく考えである。

  3. 磐越西線、羽越本線での異常時の現地派遣の足ロスについての考え方を明らかにすること。

    回答:統括センターのスケールメリットを活かし、各線区の異常時について、従来の勤務箇所に捉われない仕組みにより、迅速に対応できる体制を構築する考えである。

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   ■ 団体交渉のポイント NEW

  • 新潟・長岡統括センター運転士交番への車掌行路の一部融合について
    • 将来にわたって鉄道オペレーションを維持していくために融合と連携を加速していきたい
    • 相互運用の車掌見習いを行う際は、他の乗務行路と混在させず、車掌見習いが行えるよう配慮はするが、どうしてもやむを得ない場合はある

  • 業務融合で駅業務を担う社員の教育について
    • 全社統一でありステーションバイブルに則って行っている
      組合
      ステーションバイブルに則った教育がされていないという声が組合に寄せられている
      支社
      状況を調査し、そのような実態であれば指導していく

  • 長岡統括センターの運転士交番に組み込まれる車掌行路に設定された「駅業務等」について
    • 駅業務等で行う作業は新幹線列車扱い。企画等を指定することはない
    • 社員の活躍のフィールドを拡大し、将来的に鉄道オペレーションを維持していくために加速していく
      組合
      安全が重要だ。急ぎすぎではないか。安全を軽視しているのではないか
      支社
      急いでいると言われればそうであるが、安全が脅かされるという認識にはない
    • 新幹線ホーム列車扱い見習い業務について、必要な教育はステーションバイブルに則った項目。研修については見習いのため現状行う考えはない
    • 相互運用教育終了者が対象で、机上教育を行った上で見習いを行う

  • 長岡統括センターの車掌行路の一部で越後湯沢駅にける「駅業務等」について
    • 具体的な業務内容は改札の補助
    • 目的は活躍フィールドの拡大
    • 他の箇所での実施は今後も検討していきたい

  • 作業ダイヤの見直しによる長岡駅の案内放送廃止について
    • お客さまの苦情について、投書やグリーン情報には上がっていないが、社員からの声で認識はある
    • 放送ではなく分かりやすい案内表示をしてほしいという意味で認識している
    • 長岡駅の実態を把握し、より良いサービスを検討していく

  • 無人駅業務の一部業務委託化について
    • 具体的な業務内容は駅設備の点検、着札の回収等
    • 委託することで頻度は多くなると考えている

  • 新津駅業務担当の新潟駅への集約について
    • これまで異常時は緊急呼び出しで対応していたが、勤務箇所にとらわれない仕組みによりスケールメリットを活かした業務運営ができる
    • 新津駅で行っていた月報対応は新潟駅でもできるので、新津に勤務指定をしなくてもできると考えている
    • 過去の実績として磐越西線、羽越線での異常時において、緊急呼び出しよりも早い場合もあった。集約しても対応できると考えている

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