地本申9号コーナー

「JR東日本グループのさらなる飛躍に向けた新たな組織と働き方について」に対する第一次申し入れ

最終更新日 2026年 4月 8日


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 ■ 申9号 「JR東日本グループのさらなる飛躍に向けた新たな組織と働き方について」に対する第一次申し入れ

2025年12月16日申し入れ

 新潟地本は11月20日、新潟支社より「JR東日本グループのさらなる飛躍に向けた新たな組織と働き方について」の提案を受けました。

 今回の施策は現行の新潟支社を廃止し、新潟事業本部・庄内事業本部・長岡事業本部の設置など組織体制の大きな変化に加え、さらなる業務融合の推進や社員の活躍フィールド拡大を謳い、事業本部内での在勤箇所変更や担務変更は発令をなくし「業務内容変更」として扱うなど、社員の働き方や将来設計に大きな変化を与える内容であると認識しています。

 職場では社員説明会が開催される一方で、いまだ不透明な内容が多くあり、組合員・社員からは施策に対する疑問や不満、将来への不安の声が寄せられており、社員が定年退職まで安心して働ける組織と働き方を実現するために、労使での議論が必要です。

 従いまして、下記の通り申し入れますので新潟支社の誠意ある回答を要請します。


【事業本部の設置について】

  1. 事業本部を新潟・庄内・長岡事業本部とした理由を明らかにすること。
  2. 新潟・庄内・長岡事業本部の指揮命令系統をそれぞれ明らかにすること。
  3. 組織の再編により、安全のレベルアップがどのように図られるのか具体的に明らかにすること。
  4. 組織の再編により、サービス向上がどのように図られるのか具体的に明らかにすること。
  5. 組織の再編により、社員の働き方がどのように向上されるのか具体的に明らかにすること。
  6. 組織の再編により、社員の居住地・勤務地・単身赴任などの生活面における環境が向上・改善されるのか具体的に明らかにすること。
  7. モビリティ・サービスユニット、人事ユニットの一部業務を本社、上野事業本部、群馬事業本部に集約する理由を明らかにすること。
  8. 「各事業本部が自律的な人事マネジメントを推進する」とはどのようなことか明らかにすること。
  9. 組織の再編に伴い、希望する事業本部を事前に社員に聴取するのか明らかにすること。
  10. 「業務内容変更」とは何かを明らかにすること。
  11. 従来の異動や担務変更を含め全てを「業務内容変更」として取り扱うとした目的を明らかにすること。
  12. 各事業本部設立準備室について設置時期を明らかにすること。
  13. 各事業本部設立準備室について携わる社員を明らかにすること。
  14. 各事業本部設立準備室について業務内容を明らかにすること。

【事業本部における業務について】

  1. 出勤箇所及び就業場所を事業本部毎に明らかにすること。
  2. 各ユニットにおける業務融合の進め方について明らかにすること。

以上

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 ■ 団体交渉の日程が決定!

  ★ 2026年 1月16日 10時00分より団体交渉を行います

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 ■ 団体交渉を終了!

  ★ 2026年 1月16日 10時00分より団体交渉を行いました

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 ■ 支社側の回答及び見解

【事業本部の設置について】

  1. 事業本部を新潟・庄内・長岡事業本部とした理由を明らかにすること。

    回答:お客さま・地域の皆さまに近いところで、よりきめ細やかな単位での事業運営によりヒト起点のマーケットインを実践できる組織とするため見直すこととする。また、事業本部は、商圏や生活圏、当社グループのご利用状況のほか、都県・市町村等の地域社会との関わり、社員の活躍フィールドの拡大等の観点から定めるものである。

  2. 新潟・庄内・長岡事業本部の指揮命令系統をそれぞれ明らかにすること。

    回答:指揮命令系統については、就業規則等に則り取り扱うこととなる。

  3. 組織の再編により、安全のレベルアップがどのように図られるのか具体的に明らかにすること。

    回答:安全は経営のトッププライオリティであり、「究極の安全」を追求し、「融合と連携」をさらに進めていくことで、より一層スピーディーな事業運営を通じて不断に安全レベルを向上させ、すべての事業の基盤である信頼を構築していく考えである。

  4. 組織の再編により、サービス向上がどのように図られるのか具体的に明らかにすること。

    回答:お客さま・地域の皆さまに近いところで、よりきめ細やかなヒト起点のマーケットインを実践し、日々の鉄道オペレーションやサービス品質の向上、地域課題の解決に向けて取り組んでいく考えである。

  5. 組織の再編により、社員の働き方がどのように向上されるのか具体的に明らかにすること。

    回答:お客さま・地域の皆さまとの接点となる第一線の職場と企画部門が融合した組織とすることで、社員一人ひとりの業務の幅や活躍のフィールドが拡大し、これまで以上に意欲や能力を発揮できる環境を構築していく考えである。

  6. 組織の再編により、社員の居住地・勤務地・単身赴任などの生活面における環境が向上・改善されるのか具体的に明らかにすること。

    回答:社員の運用については、任用の基準に則り取り扱うこととなる。なお、必要により社員の希望は把握していく。

  7. モビリティ・サービスユニット、人事ユニットの一部業務を本社、上野事業本部、群馬事業本部に集約する理由を明らかにすること。

    回答:効率的な業務執行体制を構築するため、本社及び上野事業本部に一部業務を集約することとした。

  8. 「各事業本部が自律的な人事マネジメントを推進する」とはどのようなことか明らかにすること。

    回答:個々の社員のニーズや目標に応じて、管理者が双方向コミュニケーションをベースに課題設定から実践、トレース、評価の人材育成のサイクルを推進し、社員一人ひとりの「働きがい向上や成長」と「評価フィードバックの高度化」を図っていく考えである。

  9. 組織の再編に伴い、希望する事業本部を事前に社員に聴取するのか明らかにすること。

    回答:社員の運用については、任用の基準に則り取り扱うこととなる。なお、引き続き自己申告書等を通じて社員の希望は把握していく考えである。

  10. 「業務内容変更」とは何かを明らかにすること。

    回答:事業本部内において、勤務指定等を行う場所が変わる場合や、現に従事していない新たな業務に就く場合は、業務内容変更として取り扱うこととする。また、新たな業務としては、これまでに従事したことがなく新たな教育が必要な場合に加えて、過去に従事したことがあるものの再度教育が必要な場合も含めて、業務内容変更として取り扱うこととする。

  11. 従来の異動や担務変更を含め全てを「業務内容変更」として取り扱うとした目的を明らかにすること。

    回答:柔軟に業務内容の変更を行うことで、社員一人ひとりが意欲や能力を最大限に発揮できるよう、事業本部においては従来の異動や担務変更を含め全てを「業務内容変更」として取り扱うこととする。

  12. 各事業本部設立準備室について設置時期を明らかにすること。

    回答:「新潟支社組織規程の一部改正について」(2025年11月20日新支達第10号)により、2025年12月1日に設置したところである。

  13. 各事業本部設立準備室について携わる社員を明らかにすること。

    回答:社員の運用については、任用の基準に則り取り扱うこととなる。

  14. 各事業本部設立準備室について業務内容を明らかにすること。

    回答:「新潟支社組織規程」(昭和62年4月新支達第2号)に則り取り扱うこととなる。

【事業本部における業務について】

  1. 出勤箇所及び就業場所を事業本部毎に明らかにすること。

    回答:執務箇所については、勤務指定等により示すこととなる。

  2. 各ユニットにおける業務融合の進め方について明らかにすること。

    回答:事業本部一体の運営のみと、社員は「部」「ユニット」の枠を超えてより広い「事業本部」のフィールドで活躍していくこととなる。

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 ■ 団体交渉のポイント

  • 新潟・庄内・長岡に事業本部を置く体制とする理由について
    • 36事業体制とすることで地域に密着した経営をすることが目的
    • 地域密着とすることで、きめ細やかな対応ができる
    • ヒト起点のマーケティングをすることで、地域との関わりを深め地域が抱える課題について、各事業本部が一緒に解決に向けて取り組んでいく。課題を見つけてから解決に向けて実行するまでを各事業本部が主体的に行うことができる
    • これまでの体制に課題であったから変更するということではなく、今よりも良くしていきたいという思い
    • 支社でできること、現業機関でできることと分かれていたことが、現業機関の権限を厚くすることでスピード感が上がる
    • 各事業本部で決裁を行えるようになる。予算の面でも、これまでよりも大きな決裁が可能となる。
    • 企画業務、今支社で行っている業務を現業機関で行うようになる。鉄道オペレーションの変更はない。働き方の変更であり、担う業務が増えることになる
    • 今後は担務という概念がなくなる。1つの職場となり発令行為がなくなり、セクション毎の垣根が取り払われる。施策が実施されたからといって今主に担っている業務を直ぐに変更するということではない
    • 事業本部毎の連携や管轄するエリアは現行の統括センターと変わりない
    • 乗務室の乗務員の乗務線区が変わることはない。指導体制について連携していく。新潟事業本部に指導ユニットをおいて、庄内と長岡をサポートしていく
    • 組織再編によるデメリットはない

  • 新潟・庄内・長岡事業本部の指揮命令系統について
    • 新潟事業本部長が庄内、長岡に命令することはない。
    • 新潟事業本部には各部長かいるが、庄内と長岡には事業担当部長だけがいる
    • 職場名は部内向けには事業本部となるが、部外には従来通り駅や乗務室の名称を使用して構わない。名札は事業本部となる
    • 現行の室長に相当する管理者は置く。名称は決まっていない
    • 作業ダイヤを回す必要な人数を出面で示している。企画要員は現行と同じく、10年、20年を見据えた中長期的な要員となり、出面数は示していない。

  • 組織の再編による安全のレベルアップについて
    • 組織再編により事業本部毎に課題が見えた時にスピーディーに対応できることは安全のレベルアップの要素となる。
    • パート毎の認識であったものが業務融合により、新しい視点を持つことでこれまで気付かなかったリスクに気がつくことができれば、課題解決につながる
    • 事業本部化による大きな変化はない。安全性が下がることはあってはならない
    • 新潟事業本部が指導業務を担うので庄内、長岡をサポートする
    • 設備は新潟事業本部に集約されるが現行同様に取り組んでいく
    • 安全のレベルアップは事業本部毎に考えていく。今までしていたことをやらなくなるのではない。機能が事業本部単位に移すことになる
    • 安全を守る体制は事業本部毎に考えていく。それだけを専門に見る社員をおくこともできるし、複数業務を抱えながら行うこともできる

  • 組織の再編によるサービス向上について
    • ヒト起点で気付いた取り組みを大切にしていく
    • この土地であれば、このようなサービスが提供できるといったことができるようになる
    • 組織再編によってサービスが低下する課題はない
    • 地域課題とは今把握に取り組んでいることであり、課題を見つけた時にスピーディーに対応できるようになる
    • 現行の他支社との連携については、地域の声が滞ることがないように連携していく

  • 組織の再編による社員の働き方向上について
    • 今回の組織再編で考えているのは企画業務との融合が大きい。現行支社で働いている社員が現業機関に入り鉄道オペレーションを担うことになる
    • 現業機関で働いている社員が鉄道オペレーションを担いながら、企画業務を増やすということではない
    • 全員が企画業務を行うということではない。企画業務を担いたいという社員には担える環境にしていく。全員がどちらもできるようになるのは理想ではあるが、無理強いすることではない。
    • 今まで支社に言ってもできなかったことを、今度は自分達で解決できる環境を作っていく
    • 事業本部間、本社とも連携していくので、社員の働き方について事業本部単位で違いはあってはならないが、取り扱うレベルにより違いが発生する場合もある

  • 組織の再編による社員の生活面における環境向上について
    • 異動希望は聞いていく。希望通り全員叶う訳ではないが、施策前に希望を聞いていく。どこまで希望を叶えるかはまた別途考えなくてはならない
    • 異動希望先として申告できるのは県単位となる。希望しない所に誰もいないということにはならないので、その場合は任用の基準により取り扱う
    • 今回の施策により希望を聞くということではなく、これまで支社単位での運用から県単位の運用に変わったことによる希望の聞き取り
    • 近年自宅近くでの勤務を希望する傾向であり、それが離職防止、働きがいの向上につながる。採用・運用の基準が県単位に変更になったので、既に勤務している社員の希望について聞き取りを行うため、聞くのは県単位の希望のみ
    • 職種や地域の聞き取りは行わない。それらは年1回の自己申告書に基づく面談に加え、1オン1ミーティング等を活用して把握することができる
    • 1オン1ミーティングは会社としても開催することを目指していて、決まりではないが月1回程度の開催を推奨している
    • 1オン1ミーティングは全職場で行われている。全社員が行われているかは持ち合わせていない
    • 1オン1ミーティングは仕事のためのミーティングということではない。仕事の話をしてはいけない訳ではないが。部下のための時間であり、話したいことを話してもらう。異動希望は伝えることもできる

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