情勢を知ろうのコーナー

2026年 賃金引き上げのたたかいを取り巻く情勢についてお届けします

最終更新日 2026年 1月24日


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  ■ 電機連合が過去最高のベア1万8000円以上を要求へ NEW

 12月26日に、電機各社の労働組合で構成する電機連合が来年の春闘で、月1万8000円以上のベースアップを要求する方針を固めたことが報道されました。

 月額1万7000円以上だった昨年・2025春闘の要求を1000円上回り、現在の要求方式になった1998年以降で最高の水準となります。

 電機業界では、主要企業の労組が要求額や交渉日程を揃える統一交渉が慣例となっています。 

 要求額は、1月に開催する中央委員会で正式決定します。

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  ■ 高市首相が経団連の審議会で挨拶 ベア実施を要請 NEW

 高市首相は、12月25日に開催された経団連の審議員会に出席しました。

 首相はあいさつのなかで2026春闘に触れ、「物価上昇に負けないベースアップの実現をお願いする」と要請しました。

 その上で、政府として賃上げを持続できる環境整備を後押しするとともに、税率を上げずに税収を増加させて景気回復につなげると述べました。

 経団連の筒井会長は、賃金引き上げの力強いモメンタムのさらなる定着に取り組むとしました。 

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  ■ 日本生命が4年連続で6%超の賃上げへ NEW

 12月22日、生命保険大手の日本生命が来年の春闘で6%を超える賃上げを行う方針を固めたとの報道がされました。

 これによると、保険の販売を担う営業職員のおよそ4万人が対象となります。

 6%を超える賃上げは4年連続で、人材の確保や定着につなげたい考えです。

 労働組合との協議を経て最終決定されます。 

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  ■ 全トヨタ労連の春闘方針案 6年連続でベア水準は示さず NEW

 トヨタ自動車グループの労働組合でつくる全トヨタ労働組合連合会は、12月18日に2026春闘の統一要求案を明らかにしました。

 ベースアップにあたる賃金改善分については、6年連続で要求目安額を示しませんでした。

 ベアそのものは求めるものの、具体的な要求内容は加盟する各労組の判断に任せる方針です。

 年間一時金については前年と同様に年間5ヶ月以上を求めます。

 方針案は1月16日に開く中央委員会で正式決定します。 

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  ■ 自動車総連、ベア1万2000円以上を要求へ NEW

 自動車関連の労働組合で組織する自動車総連は12月12日に2026春闘の方針を示しました。

 これによると、ベースアップに相当する賃金改善分として、1万2000円以上を要求します。

 昨年の2025春闘の要求目安額1万2000円と額は同じものの、2026春闘では「以上」を付け加えました。

 賃上げ率は約5%で、自動車総連が具体的な要求額を示すのは2年連続です。

 要求は1月15日に開く中央委員会で正式決定します。 

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  ■ 全労連が2026春闘方針を発表 月額3万3000円以上の賃上げ要求 NEW

 ナショナルセンターの全労連は12月12日に、2026春闘の方針案を発表しました。

 これによると月額3万3000円以上の賃上げを求めるとしています。

 平均賃金の10%以上のアップに相当します。

 時給は250円以上の引き上げ、最低賃金は全国一律1700円以上引き上げを掲げます。

 春闘方針案は1月に正式決定する予定です。 

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  ■ 経団連の労委報告最終案 賃上げの勢いのさらなる定着へ NEW

 2026春闘における経営側の指針となる経団連の「経営労働政策特別委員会報告(経労委報告)」の最終案が12月11日に報道されました。

 2023年から続く力強い賃上げモメンタムのさらなる定着に向けて働き手の意欲を最大限に引き出すとしています。

 また、賃上げを定着させるには、生成AIの活用などで付加価値の最大化を目指すとともに、裁量労働制の拡充や変形労働時間制、フレックスタイム制の活用で業務を効率化し、分配の原資となる企業収益を改善・増大させることが不可欠だとしています。

 経労委報告は1月に決定し公表されます。 

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  ■ 全電線、2026春闘で賃金改善1万5000円以上を要求へ

 電線・ケーブル産業の労働組合で構成される全日本電線関連産業労働組合連合会(全電線)は、12月5日に開催したシンポジウムで2026春闘の方針案を固めました。

 定期昇給など賃金構造維持分の確保を図った上で、組合員平均1万5000円以上の賃金改善を求めます。

 昨年・2025春闘要求の1万3000円以上から2000円の増加となります。

 年間一時金については組合員平均で5カ月分以上としました。

 要求は1月30日に行われる中央委員会で正式決定する予定です。

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  ■ 基幹労連が統一要求案を公表 ベア1万5000円

 鉄鋼や重機、造船などの労働組合で構成される基幹労連は12月4日に、2026年春闘の統一要求案を公表しました。

 これによると、ベースアップとして月額1万5000円を求めます。

 要求は過去最高だった前年・2025春闘と同水準です。

 基幹労連では2年分の要求を一括して交渉する隔年春闘を行ってきましたが、不透明な経済情勢などを踏まえ、2024年春闘以降は単年で要求をしてきました。

 要求は2月に開催する中央委員会で正式決定します。 

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  ■ JAMが2026春闘方針案を発表 ベア要求1万7000円以上

 機械や金属関連の中小企業労働組合を中心に構成するものづくり産業労働組合(JAM)は12月4日に、2026春闘の要求方針案を正式に発表しました。

 これによると、ベースアップの要求水準は過去最高となる月額1万7000円以上としました。

 前年・2025春闘での要求額1万5000円以上から、2000円引き上げました。

 定期昇給分を含めると、2万1500円以上の賃上げとしました。

 1999年にJAMが結成されて以来、最高の水準となります。

 1月に開催される中央委員会で要求方針を正式決定します。 

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  ■ UAゼンセンが春闘要求方針案を発表 4%のベア、6%の賃上げを要求

 繊維、流通などの労働組合で構成するUAゼンセンは12月4日に、2026春闘の要求方針案を発表しました。

 これによるとベースアップは前年・2025春闘と同水準の4%、定期昇給分と合わせ6%の賃上げを求めます。

 パート従業員は7%、時給換算で前年より5円高い85円を目安に引き上げるよう求めます。

 要求は、1月22日に開催する中央委員会で正式決定します。 

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  ■ 金属労協が2026春闘方針を決定 ベア1万2000円以上を要求

 自動車や電機など5つの産業別労働組合で構成する全日本金属産業労働組合協議会(金属労協)は、12月3日に開いた協議委員会で、2026春闘の要求方針を正式決定しました。

 これによると、ベースアップの要求水準は月額1万2000円以上としました。

 ベア額を明示する現行の要求方式とした1998年以降では最高の要求額となった前年・2025年と同水準としました。

 ベア要求は13年連続です。 

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  ■ 私鉄総連が1万5600円のベア要求方針示す 定昇とあわせ7.2%の賃上げ求める

 私鉄やバス、タクシーなどの労働組合が加盟する私鉄総連は、12月2日に2026春闘の統一要求案を示しました。

 これによると、ベースアップとして1万5600円の引き上げを求めるとしています。

 また、ベアと定期昇給の合計では7.2%の賃上げ率を求めます。

 要求案は2月上旬に開催される中央委員会で正式に決定される予定です。  

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  ■ 非正規春闘、実行委員会が方針を公表 10%以上の賃上げを要求方針

 パートやアルバイトで働く非正規労働者の賃上げを求める「非正規春闘」の実行委員会は、12月2日に記者会見を行いました。

 2026春闘で10%以上の賃上げを求める方針であることを明らかにしました。

 また、企業側の人件費削減に伴う労働時間のカットを行わないように求めます。

 非正規春闘の取り組みは今回で4回目で、10%以上の賃上げは2025春闘と同水準です。

 非正規雇用労働者が個人加盟する33の労働組合が参加する予定で、企業や自治体などに要求する予定です。 

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  ■ 連合会長が高市首相と面会 政労会見の開催を要請

 連合の芳野会長らは11月28日に、高市首相と首相官邸で面会しました。

 芳野会長は首相に対し、2026年の春闘で3年連続となる5%以上の賃上げを目指す方針を伝えました。

 また、政策協議である「政労会見」を開催するように要請しました。

 政労会見は16年ぶりに、石破政権時代の2025年4月に開催された経緯があります。

 高市首相は「まず地方版政労使会議を開催し、来年の賃上げに向けて議論していこう」と応じました。 

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  ■ 連合が2025春闘の方針を決定 5%以上の賃上げを要求

 連合は11月28日に中央委員会を開催し、2026春闘の方針を正式に決定しました。 これによると、ベースアップを3%以上とした上で、定期昇給分と合わせて5%以上の賃上げを要求します。

 5%以上の賃上げ要求は3年連続となります。

 中小労組についても、2025春闘に続いて、格差是正分の1%を上乗せした6%以上を要求とします。

 また、契約社員やパートなどの非正規労働者の賃上げについて、初めて数値で目標を示し、7%を目安とするとしました。 

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  ■ 金属労協が春闘方針案を発表 ベア要求1万2000円以上要求へ

 自動車や電機など5つの産業別労働組合で構成する金属労協は11月26日に、2026春闘の方針案を発表しました。 これによると、ベースアップの統一要求水準を月1万2000円以上としています。

 ベア額を明示する要求方式としてからの最高額だった前年の2025年春闘と同水準の要求となります。

 方針案では「実質賃金向上を確固たるものにするべく、すべての組合で1万2000円以上の賃上げにこだわる」としました。

 金属労協の金子議長は、前年と同じ数字でも「一段高いところを目指そう」という強いメッセージを込めたとの考えを示しました。

 方針案は、12月3日に開く協議委員会で正式決定されます。 

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  ■ 高市政権初の政労使会議 首相、物価上昇に負けないベアを要請

 政府は11月25日に、高市政権では初めてとなる政府と経済界、労働界の代表らが話し合う「政労使会議」を開催しました。

 会議には連合の芳野会長、経団連の筒井会長、日本商工会議所の小林会頭らが出席しました。

 高市首相は、物価上昇に負けないベースアップの実現に向けた協力を心より願いするとして、2024年・2025年の水準と遜色のない水準での賃上げを要請しました。

 その上で、「政府は賃上げを事業者に丸投げせず、継続的に賃上げできる環境を整備する」との考えを示しました。 

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  ■ JAM、過去最高のベア1万7000円以上を要求へ

 中小の機械や金属産業を中心とした約2000の労働組合で構成するものづくり産業労働組合(JAM)が、2026春闘で、ベースアップの要求を「月額1万7000円以上」とする執行部案を固めたことが11月17日に報道されました。

 前年の2025春闘では1万5000円以上を要求額としていて、過去最高となります。

 定期昇給を含めた賃上げ総額は計2万1500円以上となります。

 物価高に対応するとともに、大手企業との賃金格差を是正する考えです。

 正式な要求は1月に決定される予定です。

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  ■ UAゼンセンが賃上げ目標を示す 正社員6%以上、パート7%

 国内最大の産業別労働組合UAゼンセンは11月6日に、2026春闘の要求方針策定に向けた「政策フォーラム」を開催し賃上げ目標の方針を示しました。

 これによると、正社員はベースアップで4%、定期昇給を含めて6%以上を要求します。

 また、パート従業員など短時間組合員は7%を目安に引き上げるとしました。

 UAゼンセンの永島会長は、「今後も賃上げの流れをけん引していくためにも、春闘では「最低賃金の取り組みを一層強化しなければならない」としました。 

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  ■ 連合が春闘討論会議開催 春闘基本構想に賛同

 連合は10月30日に、東京都内で2026春闘に向けた討論集会を開催しました。

 2026春闘で、「5%以上」の賃上げ要求を行うとする基本構想についておおむね賛同を得ました。

 また、高市首相が就任直後に「心身の健康維持と従業者の選択を前提にした労働時間規制の緩和検討」を上野厚労相に指示したことに対して、「現行の時間外労働の上限規制は過労死認定ラインであり、緩和は働き方改革の逆行にほかならない」と抗議する緊急アピールを採択しました。 

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  ■ 連合が2026春闘の基本構想を発表 3年連続の「5%以上」

 連合は10月23日に、2026春闘の基本構想を発表しました。

 これによると賃上げについては昨年に続き、ベースアップを「3%以上」とし、定期昇給分と合わせて「5%以上」とする要求を維持しました。

 全体の賃上げ目標を「5%以上」とするのは、2024年以降3年連続です。

 中小企業の労働組合については、大手との格差是正分を上乗せして「6%以上」を継続し、金額ベースでは1万8000円以上を目安としました。

 「賃上げ結果や賃金水準を点検し、格差是正分を積極的に要求する」としています。

 パートなどの非正規労働者についても初めて賃上げ率の数値目標を示し、「7%」を目標に掲げました。 

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  ■ 石破首相が連合の定期大会であいさつ 「賃上げへ労組と力合わせる」

 石破首相は10月7日に、東京都内で開かれた連合の定期大会に出席しました。

 石破首相はあいさつの中で、2025春闘の結果や、過去最大となった最低賃金の引き上げなど、賃上げについて触れました。

 また、賃上げは大きく潮目が変わりつつあるとして、どのような政権になろうと実現しなければならないとの考えを示しました。

 その上で、「労働組合と力を合わせ、社会の安定のため立場を超えて連帯したい」と協調を呼びかけました。 

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  ■ 連合の有識者委員会が報告書公表 格差是正の課題を指摘

 ナショナルセンターの連合は9月19日に、春闘の第三者評価を目的として設置した有識者委員会の報告書を公表しました。

 報告書では「賃上げの動きが力強さを増している」と評価、一方で企業規模や地域、年代間などで格差が生じていることを指摘しました。

 また、「賃金は上がらなくても仕方ない」といった過去のデフレマインドから決別し、生活向上が実感できる未来志向の要求や交渉スタンスの強化を求めました。 

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  ■ 自動車総連会長が記者会見 2026春闘に向け抱負述べる

 大手自動車メーカーや販売会社などの労働組合で構成する全日本自動車産業労働組合総連合会(自動車総連)の金子会長は9月4日に記者会見を行いました。

 会見の中で金子会長は2026年春闘について、賃上げの流れを持続可能なものにしなければならないと語りました。

 一方で、具体的な要求水準については言及しませんでした。

 アメリカの自動車関税が利益を圧迫していることから、一刻も早い15%に引き下げ実現を政府に要望し、物価高に負けないように実質賃金をプラスにしていくとの考えを述べました。 

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  ■ 経労委報告の指針骨子明らかに 力強い賃上げの勢い定着訴える

 2026春闘での経営側の指針として経団連がまとめる「経営労働政策特別委員会(経労委)報告」の骨子案の内容が9月1日に報道されました。

 中小企業を含めた「賃金引き上げの力強いモメンタムの定着」を打ち出しています。

 具体策としては、ベースアップでの若手社員への重点化や査定配分の拡大や、複数年にわたる目標の検討などを提示しています。

 賃上げ原資の確保に向けては、人件費や原材料費などコスト上昇分を価格に転嫁する必要性を訴えています。

 経労委報告は2026年1月に正式決定し、公表される予定です。 

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