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■ はじめに |
ＴＶや新聞などの報道で「春闘」や「賃金引き上げ」といった言葉が聞かれる時期となりました。 労働組合と経営側が、賃上げや労働時間の短縮などの労働条件改善について交渉する取り組みが春闘です。 労働組合の中央団体である連合が２０２５年７月に発表した最終集計によれば、２０２５年春闘では５．２５％の賃上げを実現しました。 一方で総務省が発表している消費者物価指数が５０ヶ月連続のプラスを示し、３年半にわたり２％を超える物価上昇が続いています。 そのため賃上げにより名目賃金が４５ヶ月連続で上昇しているにもかかわらず、物価変動の影響を除いた実質賃金は９ヶ月連続で減少し、生活実感は厳しさが増しています。 このような中でナショナルセンターの連合は、３％以上のベースアップ、定期昇給とあわせ５％以上の賃上げ要求を掲げる２０２６春闘の方針を決定しました。 ＪＲ東日本が２０２５年１０月に公表した２０２５年度第２四半期決算は、連結・単体ともに５期連続で増収増益を実現、２０２５年度通期の業績予想を上方修正しました。 ＪＲ東日本では２０２５年度に４係数での定期昇給の実施に加え、所定昇給額の１．５倍の額及び４，０００円を加える形で賃金改定が行われました。 一方で夏季手当の議論をあわせて行いたいとする提案が経営側より行われた結果、期末手当の支給月数が抑え込まれる結果となり、年間の社員の収入を大幅に引き上げるには至りませんでした。 私たち労働者にとって賃金の引き上げは生活を守るために大きな意味を持ちます。労働条件の最たるものである賃上げは労働組合が団体交渉を通じて、たたかいを通じて勝ち取るものです。社員会ではこれに代わることはできません。 全組合員で、そしてＪＲで働くすべての労働者の力で職場から２０２６春闘のたたかいを強く大きく創り出しましょう！ |
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■ 情勢を知ろうのコーナー ～２０２６年 賃金引き上げのたたかいを取り巻く情勢についてお届けします～ |
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■ 「春闘」に関する学習のコーナー ～賃金引き上げのたたかいに関する事柄について学びましょう～ |
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