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■ はじめに |
TVや新聞などの報道で「春闘」や「賃金引き上げ」といった言葉が聞かれる時期となりました。 新型コロナウイルス感染症が2023年に5類感染症とされて以降、生活環境や経済活動はコロナ禍以前を取り戻しつつあります。 JR東日本も利用者の増加を受けて経営状況が改善し、2024年度決算は第1四半期、第2四半期とも4年連続の増収増益となり、コロナ禍前に近づくほど業績の回復を実現しました。 一方で生活必需品、食料品などの値上げが相次ぎ、消費者物価指数は3年以上にわたりプラス基調が続いています。 2024年春闘での賃上げの効果などにより名目賃金が33ヵ月連続で上昇、実質賃金も27カ月ぶりにプラスになったものの2カ月で再びマイナスに転じました。 JR東日本では2024年度に4係数での定期昇給の実施に加え、所定昇給額と同一の額及び4,000円を加える形で賃金改定が行われました。 一方で夏季手当の議論をあわせて行いたいとする提案が経営側より行われた結果、期末手当の支給月数が抑え込まれる結果となり、年間の社員の収入を大幅に引き上げるには至りませんでした。 このような中でナショナルセンターの連合は、2025春闘で3%以上のベースアップ、定期昇給とあわせ5%以上の賃上げ要求を掲げる決定をしました。 私たち労働者にとって賃金の引き上げは生活を守るために大きな意味を持ちます。労働条件の最たるものである賃上げは労働組合が団体交渉を通じて、たたかいを通じて勝ち取るものです。社員会ではこれに代わることはできません。 全組合員で、そしてJRで働くすべての労働者の力で職場から大きくたたかいを創り出しましょう! |
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■ 昨年の春闘交渉ふりかえりのコーナー ~2024春闘のたたかいを振り返ってみよう~ |
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